【稼働開始日】 1994年12月
【発売元】 ナムコ
【開発元】 ナムコ
【ジャンル】 格闘ゲーム
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鉄拳7Welcome Price!! PS4 PLJS-36074
鉄拳7 Welcome Price!!
概要 (説明は『Wikipedia』より)
3D格闘ゲームを代表する「鉄拳」シリーズの第1作目。
今ではアーケードにおける3D格闘ゲームの金字塔にしてナムコ・バンダイナムコの顔とも言うべきシリーズだが、その生い立ちについてはあまり明るい話はない。
当時は『バーチャファイター2』という規格外の怪物が鉄拳デビュー1ヶ月前に稼働開始したばかりであり、そしてそれはACゲーム業界に『ストリートファイターII』以来となる格闘ブームを巻き起こすことになる。
だが当時セガと同等の3D技術を持っていたナムコの最新基板「SYSTEM22」はコスト面で使えず、さらに格闘ゲーム自体のノウハウも無し、開発コンセプトも要約すると「バーチャのおこぼれ狙い」という志の低さ、そして当のバーチャ2の勢いは他メーカーには追随できないほどに強烈であり・・・
本作は正に「誰にも期待されていない」中でリリースされた作品であったのだが、これが後に大人気シリーズとなるまでに発展し、ましてや15年後にはバーチャをも上回る一大勢力を築くシリーズになるとは、この時点では誰も想像し得なかったであろう。
8方向レバー+4ボタン制。ボックス状の配置で上に2ボタン、下に2ボタン。
上部のボタンが「左パンチ/右パンチ」、下部のボタンが「左キック/右キック」と、四肢に対応したボタン配置になっている。
このためガードは2D格闘と同じレバー後ろ入れで行う。
『鉄拳』ならではの目玉要素としては「10連コンボ」がある。
その名の通り10連続攻撃を叩き込む大技で、当時はこれを出せるだけで一種のステータスになっていた。
現在では実戦における実用性は殆ど無いものになっているが、シリーズの伝統として今でも残っており、新作の新キャラ・コラボファイターにも何通りかが用意されている。
上中下段の打撃技、上段ガードを崩す投げといった攻撃の属性はバーチャファイターと同じ構成。
また、本シリーズにはガード不能の打撃技も存在する。
吉光の刀による攻撃などが該当。
鉄拳2以降はほぼ全キャラが一個ずつ高威力の必殺技的な存在として「ガード不能技」を持っているが、発生が非常に遅いため10連コンボ以上に実用性は薄い。
キャラクターはプレイヤー側で8人、敵専用で9人の合計17人。
CPU専用キャラは家庭版でプレイアブル解禁が可能。
各デフォルトキャラには対応するライバルキャラクターが設定されており、使用キャラ毎に異なる相手が中ボスとして立ちはだかる。
グラフィックこそ3Dではあるものの、投げ技等で視点が変わるのを除けば2D格闘ゲームと何ら変わらないゲームデザインである。
これにより他作品に慣れたプレイヤーもすんなり移行する事ができ、それが人口拡大へとつながった。
本シリーズでは2D格闘に特有の左右端の壁やバーチャファイターに存在したリングの概念がないステージが存在する。このため、端に追い詰められてはめられたり、リングアウトして自滅してしまうという理不尽な敗北要因がなくなっている。(起き攻めの理不尽さはまだ残るが)この点もとっつきやすさのひとつとなっている。
手が大きい独特のモデリングだが、滑らかなポリゴンモデルでキャラクター造形は上手くできており、当時の3Dアクションゲームとしてはレベルが高い。
攻撃がヒットした/ガードされた時には2D格闘ゲームのようなヒットスパークエフェクトが出るので、見た目は結構派手。
大ダメージを与えるとキャラ固有のヒットスパークが出るという細かい作りもあり、この点もバーチャとは対照的といえる。
格闘ゲームでは、キャラクター設定やストーリー性はゲームに彩りを添える程度のものであることが多いが、本作では各キャラクター毎のプロフィールやストーリー背景はもちろん、キャラクター同士の因縁に至るまでしっかりと作りこまれている。
キャラクターごとに設定を踏まえた異なる格闘スタイルを有しており、それぞれがまったく違った感覚で扱える。
コンパチも(特にジャックのものは)多かったが、差別化を図るため固有技を変更するなどの工夫が見られる。
現在の『鉄拳』シリーズとは全く別物ではあるものの、格闘ゲームの根本である「読み合い」の基礎は十分形になっている。
今からプレイしてもあまり面白くないかも知れないが、アーケード史及び格闘ゲーム史における貢献度は非常に高い。
フレーム計算や軸移動などといった、悪い言い方をすれば小手先のテクが通じにくい、原始的な読み合いの勝負がここには詰まっている。
●ストーリー
世界に名だたる大財閥「三島財閥」の頭首にして、「鉄拳王」の異名をとる最強の格闘家「三島平八」。
その長男として生まれた「三島一八」は、財閥の後継ぎとなるべく父からスパルタ教育を受けて育った。
幼少期に心の支えとしていた母を失い、さらに平八によって修行の一環として崖から落とされ胸に傷を負わされた一八はいつか自らの実力で平八に復讐し、全てを奪うという誓いを立てた。
一八が26歳になった時、平八は私設部隊「鉄拳衆」の戦力強化を目的として、格闘大会「The King of Iron Fist Tournament」を開催。
優勝者には財閥の全ての権利を譲るというもので、多くの腕に覚えのある者たちが集った。
一八はこれを利用し、平八から全てを奪い尽くそうと、主催財閥の御曹司でありながら一人の選手として参加するのであった。
●キャラクター
・三島 一八
『財閥党首である実の父を追い落とし財閥の乗っ取りを企む』という、格ゲー主人公らしからぬバックストーリーを持つダークヒーロー。
格闘スタイルは平八から教わった「三島流喧嘩空手」。
・ポール・フェニックス
逆立った金髪と赤い道着が特徴の宇宙一を目指す格闘家。
純粋に強さを追い求める求道的な姿勢の持ち主という、一八と対照的な「格ゲー主人公のステレオタイプ」に近いキャラクター性の持ち主。
格闘スタイルは「柔道をベースとした総合格闘技」。
その通りに投げ技を多く持つが、各種日本武道や中国拳法系の打撃技もありバリエーションは幅広い。
・マーシャル・ロウ
清々しいほどブルース・リーそのものな見た目だが、中国系アメリカ人であり、職業は格闘家兼料理人でプロフィールの好きなものに「お金」を挙げるなど、ストイックからは程遠いコメディリリーフ。
モーションも一見ジークンドーだが、格闘スタイルは「マーシャルアーツ」となっている。
・キング
ジャガーのマスクを被った覆面プロレスラー。
格闘スタイルは言うまでもなく「プロレスリング」で、多彩な投げ技を持つ本作の投げキャラ枠。
・ニーナ・ウィリアムズ
平八の暗殺を目的に出場する、冷酷な女性アサシン。
シリーズを代表する女性キャラとして扱われている美女。
格闘スタイルは「骨法・合気道をベースとした暗殺格闘術」。
関節技が多く、キングと対をなす投げキャラ枠。
・ジャック
一八のクーデター計画を阻止するべく送り込まれた、モヒカン頭がトレードマークのロシア製戦闘用アンドロイド。
『鉄拳』シリーズを代表する色物枠その1。
格闘スタイルは「力任せ」。
・吉光
義賊集団「卍党」の頭で、財閥の金を貧しい人に分け与えるため参加する般若の面を被った忍者。
『鉄拳』シリーズを代表する色物枠その2。
作品が進むごとに見た目が大きく変わり、現在では人間なのかすら怪しい。
格闘スタイルは「卍忍術」。
・ミシェール・チャン
中国人とネイティブアメリカンのハーフの女性。
格闘スタイルは「心意六合拳・八極拳を基本とした各種中国拳法」。
ポールと同じく「崩拳」を持つが、性能は別物。
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