【稼働開始日】 1995年9月
【発売元】 カプコン
【開発元】 カプコン
【ジャンル】 格闘ゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
アメリカン・コミックスを題材とする2D対戦型格闘ゲーム。
カプコンが開発し1995年9月に同社よりアーケードゲーム(CPS-2基板)として出荷され、後にセガサターン、PlayStationに移植された。
マーヴル・コミックのスーパーヒーローとヴィラン(悪役)たちが、それを持つものに無限の力を与えるという「インフィニティ・ジェム」を求めて闘いを繰り広げる。
マーヴルのクロスオーバー(作品間をまたがって展開する作品)シリーズの『インフィニティ・ガントレット』を原作とし、ゲームとしては『エックス・メン チルドレン オブ ジ アトム』の続編に当たる。
アメリカではX-MENがメジャーだが日本ではそれほどでもないということと、スパイダーマンやハルクなど日本でも人気のある独立タイトルを持つ人気ヒーローたちが競演するとあって、『インフィニティ・ガントレット』がベースストーリーに選ばれた。
なお、キャラクター選択は前作と同じくキャラクターの知名度よりも見た目の分かり易さが重視され、その結果原作には登場しないサイロックやシュマゴラスなどが選ばれている。
またヴェノムやガンビットは候補に上がりながらも没になっている。
前作『X-MEN』の派手さはそのままに、よりシステムを洗練させている。
特徴的なのは、相手を上空にはじき飛ばしさらに追撃する「エリアルレイヴ」で、これは後の『MARVEL VS. CAPCOM』シリーズに引き継がれることになった。
一方で、永久コンボがいくつも見つかるなど対戦バランスの調整に課題を残した。
小学館プロダクションからは、ゲームとの相乗効果を狙ってマーヴルコミックの名作や話題作を選抜して構成する『マーヴルクロス』という雑誌形式ムックが創刊され、本作の下敷きである『インフィニティ・ガントレット』の邦訳が連載された。
日本国外では絶賛されていたが、日本ではそれほどヒットしなかったため、開発スタッフは「アメリカではヒットした」という報告にもそれほど手応えを感じなかったという。
また、開発の段階でマーヴル側から許可が下りなかった技などに関してもしつこく許可を求めたことから「キャラクター作りは最高だがライセンス先としては最悪の会社」と言われたというが、制作したキャラクターに関しては大変褒められ、スパイダーマンは「今までのあらゆるメディアの中で一番凄いスパイダーマンらしい動きだ」と言われたという。
なお、カプコンのシークレットファイルの創刊号は本作で準備されており、刊行に当たってカプコンが見せたイラストがマーヴル側に認められ、以降カプコンがメインビジュアルのイラストなどを描くことを許可されるようになったが、事情によりシークレットファイル自体は刊行されなかった。
●ストーリー
かつてヒーローたちが倒したはずの強敵・サノスが死の女神デスの力で復活し、無限の力をもたらす宝石インフィニティ・ジェムを手に入れた。
サノスはデスの寵愛を得るために全人類の半分を抹殺するなどの凶行を繰り返す。
この宇宙的危機を救うためにヒーローたちが立ち上がり、サノスを倒すべく彼の宮殿へと向かった。
●登場キャラクター
・キャプテン・アメリカ
・ハルク
・アイアンマン
・スパイダーマン
・ウルヴァリン
・サイロック
・ジャガーノート
・マグニートー
・ブラックハート
・シュマゴラス
・ドクター・ドーム
・サノス
・アニタ
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