【稼働開始日】 1995年
【発売元】 バンプレスト
【開発元】 ビデオシステム
【ジャンル】 バスケットボールゲーム
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[新品]スラムダンク SLAM DUNK 新装再編版(全20巻) 全巻セット
SLAM DUNK 新装再編版 全巻セット(1-20巻) [ 井上 雄彦 ]
概要 (説明は『Wikipedia』より)
週刊少年ジャンプで90年代に連載され、国民的人気を博した井上雄彦によるバスケットボール漫画『スラムダンク』のアーケードゲーム化。
タイトルを見ればわかるとおり、正確にはテレビ朝日系列で放送されたアニメ版が元。
既にコナミから「SLAM DUNK」「SLAM DUNK2」が出ているが、あれは上記の漫画とは全くの無関係である。
バスケットボールをモチーフとした、2Dスポーツアクションである。
レバーとボタンで直にキャラクターを操作するスポーツアクションゲーム。
画面向かって左に1P側の、右に2P側のゴールを配し(つまり1P側のプレイヤーは右を目指すこととなる)、キャラクターの移動は左右+上下の奥行きが可能。左右にのみ画面がスクロール。
試合はバスケットボールのルールどおり、5人対5人のチーム戦。
最初に全4チームの中から1チームを選び、他のチームと戦ってゆくこととなる。
一試合は2分、同点の場合は延長1分。
これもバスケットボールのルールどおり1ゴールで2点、遠くからシュートを決めるとスリーポイントシュートとなり3点。
オフェンス側は30秒以内にシュートを撃たなければ自動的に相手側とボールとなる。
なお乱入による二人対戦も可能。
全部で6試合勝ち抜けばゲームクリア。
つまり自分が選んだチーム以外の3チームとそれぞれ二回ずつ戦うこととなる。
2試合ごとにボーナスゲーム「フリースローコンテスト」及び「スラムダンクコンテスト」が挟まれる。
フリースローコンテストは30秒の制限時間内に何度もフリースローを投げ、得点を競うというもの。
スラムダンクコンテストは一回勝負でダンクを決め、その華麗さを5人の審査員に評価してもらう。
ゲーム中のキャラクターは漫画と同じ等身で描かれる。
試合中はボールを持った選手やボールに近いキャラクターにつねに操作が割り振られ、それ以外のキャラクターの移動は自動でおこなわれる。
バスケットボールらしくゴール下の攻防がメインで、展開が非常に早い。
またボタンひとつでキャラクターをジャンプさせることができ、この「高さ」の概念が非常に大切になる。
使用するのはレバーによる8方向移動+3ボタン。
Aボタンはオフェンス(ボールを所持している)時はパス、ディフェンス(ボールを所持していない)時はスティールとなる。
Bボタンはオフェンス時はシュート、ディフェンス時はシュートブロック。このゲームの肝となるボタン。
Cボタンはテクニカルボタン。基本的にはオフェンス時、これを押しながら何かをすることで特殊な行動が可能。
CPU限定だが湘北の小暮など控えのメンバーも登場する。
試合中は原作の台詞をボイス付きである程度再現してくれる。
桜木の「庶民シュート!」や仙道の「さあいこうか」など。ただしメインキャラ数名の短いボイスがいくつか、という程度であり、掛け声などはある程度べつのキャラクターにも使いまわされている(例えば赤木・魚住・牧の巨漢系は共通のボイスが多いなど)。
またボイスではなく原作の歓声を再現したものとして、翔陽の花形がゴールを決めたときのレアボイス「花形!花形!花形!」があり、数少ないキャラクターの名前が呼ばれる(それも連呼される)ボイスとしてインパクト抜群。
花形本人は特に重要人物でもなく脇役なのだが、スタッフにファンでもいたのだろうか……。
試合終了後にはランダムで勝ちチームの選手が勝ち台詞を言うのだが、これも一部キャラのみボイスが当てられている。
キャラクターの個性もある程度は原作に忠実。
桜木はジャンプ力とスピードに長け、流川は華麗なダンクが強み。
赤木などの巨漢キャラはゴール下でジャンプすると相手を吹き飛ばしてゴールを決めることができ、三井や神といったスリーポイントシューターは他キャラより大幅にスリーポイントシュートが決めやすい。
試合前やゴールを決めたときなど、美麗とまでは言わないが原作(およびアニメ)に忠実なキャラクターカットが表示される。
CPU戦は選択した高校以外を2周勝ち抜く形式。
1周目はCPUチームのメンバーがスタメンではなく、一部のキャラは控えと入れ替わっている。
6試合勝ち抜くとチームごとに固有エンディングがある。
簡単な操作で派手な「テクニカルダンク」が決められる。
複雑な操作を一切必要とせず、Cを押しながらレバーとBのみである。
テクニカルダンクの種類や発動するか否かは、ボールを所持しているキャラクターやゴールとの位置によって決まる。
ただしテクニカルダンクが使用不能なキャラクターもいる。
ボールを高く掲げたまま空中で回転してダンクする、一度ボードに投げて跳ね返ってきたところを決める、など見た目の派手さ+効果音によって爽快感抜群。なお一部ダンクではないシュートもある。
仙道のダブルクラッチ、花形のフェイダウェイショットといった原作再現のテクニカルダンクも。
またテクニカルダンクとは別に、通常のBボタンのみのダンクの重たさもなかなか気持ちよい。
ダンクを何度も繰り返したあとに、一部のダンクをもう一度決めるとゴールが粉砕されるという演出も。
基本的に点数などに加算要素がないためテクニカルダンクは「魅せ」の要素が強いが、一部の技はダンク時にボール持っている位置の関係上ブロックしづらかったり(ブロックはボール目掛けてジャンプして手をふらないといけないため)、ダンクの種類によってスピードが違うため相手がジャンプのタイミングを逸したりと、実戦的な意味もある。
「ダンクの爽快感」及び「高さの攻防」に的を絞ったスピーディかつシンプルなゲーム性。
スピード感を重視し、バスケットボールのルールの多くがオミットされている。
コートの周りには見えない壁があってボールが外にでることがない(つまり誰もいないところにボールを投げてしまっても、試合が一時中断することがない)。
パスがカットされることもなく、その辺りに心を砕く必要はない。
このあたりは面倒な要素を削り爽快感を重視したであろうビデオシステムの「スーパーバレー’91」に通じるものがある。
バスケットボールのルールに則って一度シュートするためにジャンプをしてからそのまま着地した場合ボールを手放してしまい、シュートフェイクをかけた場合=ボールを両手で掴んだ場合は一度パスしないとドリブルができないが、それ以外では立ち止まったりしてもドリブルを自動的に続けてくれるため、ボールを保持したまま動き回るのは容易。
このゲームはファールの概念がなく、例えば身体接触などをしてもファールをとられて試合が止まることはない。
逆に高さの駆け引きが重要である。
リバウンド時の高いところにあるボール目掛けてや、シュートブロック時に相手に合わせてなど、ジャンプのタイミングが勝負を制する。
なにか驚くような斬新さや、眼を見張るような完成度、原作への溢れる愛といったものがあるゲームではない。
しかしシンプルな操作やルールによってダンクの爽快さに重きが置かれた一種の潔さがあり、これが非常にスマートなプレイ感覚に結実している。
客観的にみて佳作の称号はじゅうにぶんに与えられるべきであろうし、いわゆる「キャラゲー」としてむしろゲーム部分にこそ見るべきものが多いという意味で珍しい一作かもしれない。
●チーム
・湘北高校
スタメン 赤木・桜木・流川・宮城・三井
・陵南高校
スタメン 魚住・仙道・福田・池上・越野
・海南大附属高校
スタメン 牧・清田・神・高砂・宮益
・翔陽高校
スタメン 藤真・花形・長谷川・長野・高野
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