【稼働開始日】 1996年1月
【発売元】 セガ
【開発元】 セガ
【ジャンル】 アクションゲーム
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【中古】 電脳戦機バーチャロンmore advanced book / 富田 英樹 / 勁文社 [単行本]【宅配便出荷】
ガイアノーツ 【再生産】電脳戦機バーチャロン カラーシリーズ VO-01 ウォームホワイト【33501】 塗料
概要 (説明は『Wikipedia』より)
『スペースハリアー』や『アフターバーナー』で培った大型筐体のノウハウを活かして製作された3D対戦アクションゲーム。
「バーチャロイド」と呼ばれる巨大人型機動兵器を後方視点で操作し、敵が操るVRとフィールド上にて1対1で戦う。
制限時間内に相手のVRの耐久力を0にすれば勝利、逆に0にされると敗北となる。
タイムオーバー時は判定に持ち込まれ残存耐久力が高い方が勝ちになるというシンプルなルールながら、独自デバイス「ツインスティック」による臨場感あふれるプレイ感覚と白熱したバトル展開で人気を博した。
ツインスティックによる独特の操作方法。
コンパネ部分には「攻撃」「ダッシュ」のボタンが付いたスティックが2本あり、これを左右それぞれの手で持ってVRを操作する。
攻撃は「右トリガーによる『ライトウェポン(RW』)」「左トリガーによる『レフトウェポン(LW)』」「左右両方のトリガーを同時押しする『センターウェポン(CW』)」の3種類の操作によりそれぞれ別の武器を使う。
さらに、敵機が遠距離に居る場合は射撃による攻撃を、敵機をダブルロックオンした状態では殴りつけたりビームソードで斬りつけたりする「近接攻撃」を行うようになっている。
敵機を画面中央のサイトに捉えると「ロックオン」状態となり、射撃攻撃が相手に対しホーミングするようになる。
ただし、敵機を画面街に逃してしまうとロックオン状態は解除される。
そこで、射撃戦では「いかに素早く敵機を捉え、また敵機のロックオンを外すか」が重要となる。
さらに同じ武器でもVRの状態(立ち、しゃがみ、ダッシュ中、ジャンプ中など)によって攻撃が変化する。
例えばテムジンのビームライフルは前ダッシュ中に使うことで強力な「スパイラルショット」に変化。
射撃攻撃は使用するとウェポンゲージを消費する。
ウェポンゲージは時間経過で回復するが、各武器・各攻撃毎にゲージ消費量と回復量が細かく設定されているので、使い処をきっちり理解する必要がある。
ロックオン状態で敵機に近づくと「ダブルロックオン」状態となる。
この状態では距離に応じて各武器種のウェポンゲージが黄色く変化。
色が変わった武器のトリガーを押すことで射撃攻撃ではなく近接攻撃を繰り出す。
近接攻撃は高威力かつウェポンゲージを消費せず出し放題なのでぜひ狙いたいが、逆に相手のそれを食らう恐れもあるため近接戦闘はハイリスク・ハイリターン。
なお、近接戦闘はダブルロックオン時にレバーを内側に入れることでガードが可能、被ダメージをほぼ無くすことができる。
VRのデザインはガンダムなどのメカデザインにも関わった有名デザイナー、カトキハジメを採用。
ロボットアニメのお約束をちりばめつつも独自性を持たせたデザインにより、多くのロボットアニメファンを呼び込むことに成功。
プラモデル化されるなど人気を博し、ホビージャパンなどの模型誌でも度々特集が組まれたほどであった。
操作できる機体は8機。
一つ一つの長短がはっきりしている。
以前にもロボットを操るゲームは多数存在していたが、それらのゲームとは一線を画していた部分、それが「臨場感」である。
コクピットを模したデザインの専用筐体と、2本のスティックレバーを使用した操作により、さながら自らがVRのパイロットになったかのような気分が味わえる。
ただしロボ物に拘らなければナムコの「サイバースレッド」「サイバーコマンド」が既に存在していた。
未来戦車物なのでジャンプは存在しないが格闘攻撃に関してはサイバーコマンドの方に一機種だけ可能な機体が存在している。
2本のスティックを操作デバイスに採用したことで直感的に立体的な移動を行うことが可能となり、ステージの形状を利用した戦術、所持している武装の選択など、プレイヤーが採れる選択肢の幅は大きく広がった。
例えば目の前に飛んできた敵弾に対処するという行動一つ取っても、「歩くまたはダッシュで避ける」「ジャンプで避ける」「手持ちの武装で相殺する」「地形の影に隠れてやりすごす」と多彩。
ナムコ「アサルト」の操作系の延長発展型だが、「ツインスティックコントローラー」タイプのインターフェイスの基礎が出来上がった。
後々の「ガンダム戦場の絆」「ゾイドインフィニティ」等様々な違いはあれど概ねバーチャロンをベースに発展させている。
ゲームスピードは比較的速めで、ダッシュとジャンプを駆使した高速戦闘は今までの3Dアクションシューティングには無かったものであった。
機体間の相性による有利不利はあるものの、プレイヤーの技術介入度が非常に高いため、いわゆる「詰んでいる組合せ」「ハメ行為」と呼ばれるものは存在しない。
大ダメージを受けたり、武装に設定されたダウン値が蓄積すると自機はダウンする。
ただし起き上がり時に非常に長い無敵時間が発生するため一旦仕切り直しとなる。
相手も起き上がりの行動を読んで起き攻めを仕掛けてくるのだが、そこは読みあい勝負。
「複数の武装を組み合わせた回避困難な連携」というものは確かにチャロンにも存在するが、それは立ち回りをミスしたためその状況に持ち込まれてしまった自身に非がある。
しかし、上級者同士の対戦になってくると…。
爽やかかつ燃える曲が多く、高速戦闘を展開する本作の雰囲気にマッチしている。
BGMのファンも非常に多く、後に当シリーズの代表曲となるSTAGE1のBGM「in The Blue Sky」を聞きたさにこのゲームに興じるプレイヤーも少なからず存在した。
効果音も演出として効果的に配されている。
特にダッシュ時の「キーーン」という軽快な効果音は特徴的で、低HP時の警告音なども併せ「このゲーセンにはチャロンがある」という印にもなっていた。
VR開発の経緯や、本作で展開されている戦役「オペレーション・ムーンゲート」、傭兵部隊の存在など設定面が非常に作りこまれており、ある種の「架空戦記」モノとしての趣もある。
それらはゲーム内で具体的に描写されることはなく、チャロン世界の設定を読み解くための設定資料集や、外伝小説など積極的なメディアミックス展開によって補完され、ゲーム内外において、ゲーム性、世界観やストーリーの両面でプレイヤーの多くを惹きつけた。
盛んにテクニックや裏技が研究された結果、知識のあるプレイヤーと素人との腕前の差が顕著に。
ゲーム自体の高速性と被弾を抑えるテクニックが研究された結果、上位プレイヤーの戦いは回避と牽制、ステージの障害を利用した「削り合い」になっていった。
タイムオーバー時の体力で判定のなされるバーチャロンにおいて、相手を倒すことを目的とせずリードを奪ったら逃げに徹するプレイスタイルの誕生は必然とも言えるが、これには賛否両論ある。
「これこそバーチャロン」と受け入れる人々がいる一方で、「爽快感を欠く」と言うプレイヤーも多かった。
結局このゲーム性は後の作品にも受け継がれていき、3作目の『フォース』で頂点に達することになる。
4ボタンとスティックを駆使した多数の動作はいきなりでは覚えづらく、珍しい操作系がハードルとなって投げ出すプレイヤーも多かった。
この欠点は仕方ないとも言えるが、この動作の複雑化は次回作の『オラトリオ・タングラム』でさらに顕著となった。
しかも基本操作でさえ隠し操作扱いになっている。
それこそガードの仕方さえ教えてくれない。
また一部の機体には文字通りの特殊動作が存在し、それを知る知らない、使える使えないでは対戦時に大きく影響を及ぼす事も一時問題となった。
ちょっと使っただけでわかる強機体や1セット取っただけで拍手喝采の組み合わせがあるわけではないが、機体とステージと戦術の組み合わせでどうにでも転ぶほどでもないのが今作のバランス。
具体的に表すなら「1強1弱1バグ」。
多数の独自性を持つ本作は、ロボットアニメを見て育った世代にクリーンヒット。
ゲーマーにはもちろんのこと、普段ゲーセンには行かないロボットアニメファンも巻き込む一大ムーブメントとなり、小説、模型化などの多数のメディアミックス展開、続編製作など、90年代後半におけるセガの看板タイトルの一つとなった。
●キャラクター
・MBV-04-G テムジン
パッケージアートでもセンターに描かれた、バーチャロンの看板機体。
全てにおいて標準~水準以上の性能を有しており、非常に扱いやすい為初心者はこの機体から入るとよい。
機体選択の初期カーソルがテムジンであるのもそのためであると思われる。
・HBV-10-B ドルカス
左手に鉄球ハンマー、右手に万力を備えた重量機体。
その両腕から格闘機っぽく見えるが、格闘の出が凄まじく遅いため実際は苦手。
移動性能は低めだが、装甲は厚めで安定性も高いためダウンしにくい(ただしダウンしないせいで攻撃をフルヒット喰らう事も多く、一長一短である)。
空を飛ぶ相手には滅法強い。
・SRV-14-A フェイ-イェン
ミニスカを着用したツインテールの少女を模した女性型の軽量級VR。
火力は低いが地上での機動性に優れている。
また、耐久力が半分を切ると「ハイパー化」してカラーリングが一部金色に変化し、攻撃力と機動性が向上する。
兵器らしからぬデザインだが、「自我と人格を持つオリジナルバーチャロイド・ファイユーブの不完全なレプリカ」という設定になっている。
女性型のイメージに反してVRの中では高身長だが、そのせいで一部の相手のしゃがみ射撃を喰らいやすく(具体的にはテムジン、ライデン、アファームドのRT)、ノックバックし易い軽量機ということもあり対策テクニックを身につけないと分が悪い。
しゃがみ射撃やダッシュ中は当たり判定が低くなるので、地上ではなるべくダッシュ状態を維持したい。
・SAV-07-D ベルグドル
ナパーム弾やグレネードを実装する火力支援型VR。
ライデンの反省から、とにかく安価で量産できることをコンセプトに開発された。
火力の高さの割に移動速度は速めだが(特に左右移動)、機動特性が少々歪で前進後退は遅い。
「肩のミサイルポッドと頭に埋め込んだミサイル誘導装置が重く極めてトップヘビー」と言う設定上、非常に転倒しやすいという欠点も(尤も転倒しやすい事が利点な場合もあるが)。
装甲も下から数えた方が早い。
近接攻撃がライデンと全く同じモーションなのは、ライデンの低コスト版として開発されたと設定されているため。
・TRV-06K-H バイパーII
極めて高い滞空能力、機動力を持っている軽量級VR。
ただしその代償に装甲は「紙」と称されるほど薄く、ライデンのレーザーを喰らおうものなら9割、アファームドのトンファーに至っては耐久力ゲージが残り1ドットの瀬戸際まで持っていかれる。
・XBV-13-t11 バル・バス・バウ
脚部のない下半身や手のない腕部など、外観、武装ともに非常にトリッキーな玄人向けの機体。
地上での機動性は低いが空中では機動性が高い、装甲も基本薄いが本来高威力な特定の攻撃には妙に耐えるなど全体的に癖が強い。
いかに相手から逃げ回りつつ自分のペースを維持するかが重要になる。
・MBV-09-C アファームド
接近戦重視の中量VR。
CWの一撃は多くのプレイヤーにトラウマを植え付けた。
装甲も厚めで機動性も前進偏重で歪だが高い部類。
特に前ダッシュは猛烈な速度を出せる。
ただし射撃戦能力に劣るため、いかに近接戦闘に持ち込みトンファーを叩き込むかが勝利の鍵となる。
・HBV-05-C ライデン
高火力重装甲低機動の重量VR。
CWのレーザーは一撃で甚大なダメージを与える。
だが漫然と撃ってもまず当たらないため、如何に当てるかが重要になる。
設定上では「製造コストがとてつもなく高かった(テムジンの20倍)のと、CWのレーザー発振機を作っているメーカーが潰れて、26機分しか作れなかった」ために専用の部隊に26機すべてが配備されたエリート専用の機体である。
肩の艦載用対艦レーザーの所為でベルグドルに準じてトップヘビーではあり、骨格構造も共通なものの、材料から部品までそれに耐えうる高品質なものを用いているため安定性にも問題はない。
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