ブレイカーズ(アーケードゲーム◆ビスコ)

【稼働開始日】 1996年11月
【発売元】 ビスコ
【開発元】 ビスコ
【ジャンル】 格闘ゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

ネオジオ対戦格闘の一角にあたるゲーム。

製作元は以前にもMVSにも幾つかソフトをリリースしていたビスコ。

MVSの対戦格闘としては後発に登場。

すでにこの頃は格ゲー人気安定期に入っており、有名メーカー以外の作品はまともな出来のものが無く、有名メーカーのものでも完全新規作はたいてい外れ、続編ものであったとしても良い作品かどうかは分からない(むしろ外れの方が多かった)という状況下であった。

そこに現れた本作は、全くと言っていい程期待されなかった。

ネオジオ格ゲーのラインナップ自体が食傷気味であり、「どうせ有名どころをパクっただけの駄作だろう」という先入観で見られがちで、プレイするまでもなく不毛なレッテルを貼られる事が多かった。

しかし、そういう前印象の悪さとは裏腹に、当時の大手人気格ゲーと比べても遜色の無い良さがあり、完成度は高い。

「意外な良質格ゲー」「地味で古臭い雰囲気もあるけど、格ゲーとしての実用性は高い」と口コミで広がり、少数ではあるが本作は評価される事になる。

『餓狼伝説2』などのパンチとキックの強弱4種のボタンを使用するタイプの、対戦格闘としては分かり易い操作法。

特に複雑なシステムは採用しておらず、ストII・KOF系に馴染みのあるプレイヤーはすんなり入り込める。

超必殺技ゲージが溜まっている状態でコマンドを入力すると、ゲージ1つ消費で超必殺技を出す事ができる。

ゲージは最大3本まで溜める事が可能だが、ストZEROシリーズなどのゲージ2本、3本全消費の強力な超技は存在せず、必ず1本消費で固定。

CPU戦はすべての(同キャラ含む)のキャラを倒すと専用のラスボスが登場、それを倒すと個別のエンディングを迎えてゲームクリアとなる。

なんといってもシステムバランスの良さと操作性の軽快さ、これに尽きる。

当時乱立していた格ゲーの中には、システムの練りこみの甘さ・操作性の劣悪さが目に付き、プレイヤーから不満の声が絶えないゲームも決して少なくなかったが、本作はそういった部分が非常に優秀。

格ゲー無名メーカーが初回でここまで丁寧に作り込んだ事は評価に値する。

とても変わった仕様として、なんと地上で攻撃を食らった側が「のけぞりモーションの後半をキャンセルして技が出せる」というものがある。

この仕様により、一見繋がっているコンボが実は非確定だったり、一部の技に食らいキャンセルから反撃が確定したりする。

このため、相手が食らいキャンセルの出来ない空中コンボが非常に重要となる。

通常技→キャンセル特殊技→キャンセル必殺技という連続技の流れを採用している点。

後にKOFにもシステムとして導入されていることから、先見の明があったことが窺える。

様々な補正があり、「攻撃をずっとしてない時や体力が赤く点滅したとき攻撃力が上がる」「体力が赤いときは削りダメージを受けない」「セットカウントを取られていると気絶しにくくなり、攻撃力が上がる」などがある。

コンボ補正についても上手く調整されており、全体的に接戦になり易く、一方的な虐殺にはなり難いようになっている。

とにかくゲージが溜まり易く(このゲームではダッシュやバックステップですらゲージが蓄積される)、超必殺技をどんどん出していける上に、その性能は全体的に高めに設定されている。

キャラの個性も豊か。

いわゆるリュウケンタイプの万人向けから、クセは強いが使いこなすのが楽しいキャラもおり、誰一人として似たような性能のキャラは存在しない。

一試合に掛かる時間が絶妙に早く、異様な間延びは全くない。

当時の有名格ゲーシリーズが無闇に長い連続技や戦闘以外の演出でテンポを損なっていた事とは対照的。

CPU戦で同キャラ対戦になった場合に相手の名前が変わる。

例として「神威翔(ショウ)」を使っている場合、CPU側には色違いの「沢村陣(ジン)」が登場する。

当時の格ゲーで同キャラ対戦ができるのは極めて当たり前だが、本作ではなんとCPUキャラの名前まで変わる。

別に性能が変わるわけではなく、ゲーム的にはそれほど意味がある訳ではないが、ちょっと新鮮にプレイできる…のか?

NCD版無印ではラスボスである黃白虎(ホァン・パイフー)も隠しキャラとして使える。

なおCPU裏キャラは用意されていないどころか2Pカラーすら無いため、同キャラ戦では全く同じカラーになる。

選択できるキャラが全8人と少ない。

同時期の他の格ゲーはほとんど20人前後、KOFでは30人近くのキャラが使用可能だった事を考えると、大分控えめである。

見た目は濃いが、味付け(設定面)があっさり気味で(特に美形勢)、印象に残るキャラも少なめ。

格ゲーとしての出来は素晴らしかったものの、当時プレイヤーの注目はカプコン&SNKの寡占状態で、ほんの一部の格ゲーマーにしか相手にされずにひっそりと消えてしまった不遇の良作。

今でも熱狂的なファンは微少ながら存在する。

とある格ゲーサークルが、本作と似たタイトルのフリーゲームを公開しているあたりからも、その支持力は決して低くないことが分かるだろう。

●キャラクター

・神威 翔
・李 刀龍
・ピエール・モンタリオ
・シーク・マハール
・コンドル・ヘッズ
・アルシオンIII世
・ライラ・エスタンシア
・ティア・ラングレー
・黄 白虎

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