【稼働開始日】 1997年
【発売元】 コナミ
【開発元】 コナミ
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コナミデジタルエンタテインメント 【Switch】ときめきメモリアル Girl’s Side 4th Heart 通常版 [HAC-P-A4TUA NSW トキメキメモリア..
ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart
概要 (説明は『Wikipedia』より)
コンシューマー版『ときめきメモリアル ~forever with you~』のテキスト、グラフィック、音声などを流用して作られたアーケードゲーム。
原作の「学園生活を疑似体験する」「プレイヤーキャラの能力値を育成する」という要素は割愛されて、女の子とのデートシーンのみを楽しむゲームとなった。
プレイヤーの心拍数と発汗を感知する「ときめきセンサー」や、ゲーム内のCGをカードとしてプリントアウトしてくれるなどのユニークな機構が特徴。
プレイヤーは原作と同様、きらめき高校に入学した男子高校生となる。
名前は「詩織ちゃんに決めてもらう」(あらかじめ設定されたものから選ばれる)、「自分でつける」(濁点含まず5文字以内。誕生日と血液型も入力する)、「さっきの名前」(前回プレイと同じ)から選ぶ)。
「1年目(1995年)の春」から「3年目の冬」まで12の季節をプレイする。
季節ごとに女の子のリストから一人を選んでデートに誘う。
なお「爆弾」の要素はない。
美樹原愛と早乙女優美は2年目から登場する。
館林見晴はデートに誘う名前リストの中に存在せず、一定条件を満たした時に登場する隠しキャラである。
伊集院レイは攻略対象ではなくデートに誘うことはできない。
デートの途中で二択・三択の選択肢が発生。
選択により女の子の「ときめき度」が増減する。
また機嫌を損なう選択をするとライフゲージが減少、これが0になるとゲームオーバー。
ときめき度は画面には表示されない(原作でときめき度を教えてくれた早乙女好雄も登場しない)。
しかしときめき度によって女の子の表情が変化。
一定値以上になると常にはにかんだような「ときめき状態」となる。
コンパネ上には「ときめきセンサー」と呼ばれる一種のウソ発見器が据え付けられている。
マウスのような形状をしており、左手の3本の指を端子に触れさせたままプレイする。
心拍数と発汗量を検知しており、選択肢を選ぶ際にこれの数値も併せて判定される。
3年目の冬までプレイを終了すると卒業式を迎える。
ここで女の子のときめき度が一定値に達していると、原作と同様に「伝説の樹」の下に呼び出され、晴れて告白されてハッピーエンドとなる。
特定の条件を満たすとプレイヤーから女の子に告白できるタイミングが訪れる。
ここで告白すると、ときめき度により即座にハッピーエンドもしくはゲームオーバーとなる。
ゲーム終了時に、筐体に内蔵されたカラープリンタでプレイ中のCGが印刷されてカードとして排出される。
基本的にプレイ中最後に見たデートシーンが選ばれる。
告白エンド時には告白された瞬間の絵がカードとなる。
衣服やセリフのバリエーション違いも考慮すると、カードの総数は500種類以上。
「ときめきセンサー」による心拍数や発汗の検知、デート中のCGがカードとしてプリントアウトされてコレクションできるなど、ユニークで実験的なアイデアが盛り込まれている。
それでいて、専用筐体ではなく汎用筐体でのオペレートが可能。
魅力的なキャラクターや多彩なデートシチュエーションが原作から受け継がれている。
女の子がフルボイスである点も原作ゆずり。
原作の攻略知識がある程度まで通用する。
熱心な原作ファンにとってはやりがいのある作品と言えよう。
場合によっては極めて短時間でゲームが終わってしまうが、そうでないと回収できないカードもある。
つまりカードコレクションという観点からは、速攻ゲームオーバーが一概にダメージにならない。
攻略法を知っているかどうかで、プレイ時間が大幅に変わってしまう。
本作には「絶対的な攻略法」が存在する。
デート中の選択肢は女の子と季節によって固定されており正解も常に同じ。
正解を知らないプレイヤーはあっという間にゲームが終わってしまう一方で、知っているプレイヤーはほぼ確実に卒業式までプレイできてしまう。
現在でも美少女要素の強いゲームを人前でプレイすることに抵抗を感じる人はいるが、本作発売時の1997年の時点では、その感覚は今よりもずっと強かった。
そのため、本作に興味はあっても実際にプレイする勇気が出ないという声も多く聞かれた。
意を決してプレイしたら恥ずかしさでいたたまれなくなったという人も。
隠しキャラ「館林見晴」を攻略することが極めて難しい。
ときめきセンサーによる判定やコレクションカードの排出など、とてもユニークな要素を満載した意欲作である。
また、そもそもゲーセンでギャルゲーをプレイさせるという発想自体、当時としては極めて先鋭的であった。
しかし、ひとたび攻略法を突き止めれば確実にクリア出来てしまうゲームデザインは、アーケードゲームには不向きなものであった。
逆に攻略法を知らないと短時間で終わってしまう点にも不満があがった。
元々あまり生産数は多くなかったが、さらにゲームデザイン上の欠点やメンテナンス上の問題、プレイヤー側が抱える気恥ずかしさなど色々な条件が重なり、比較的短期間でゲームセンターから姿を消してしまった作品である。
この独特のシステムから、ゲームの正式な名称よりも「ときメモの指突っ込むやつ」という風にシステムの方が有名になっている。
オペレーターにとっては、用紙とインクをコナミから有償で購入しなければならない点も厄介であった。
そして現在では用紙とインクは入手不可能。
レトロゲームに強いゲーセンでごくまれに稼働していることもあるが、当然ながらカードプリントはできなくなっている。
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