【稼働開始日】 1997年5月1日
【発売元】 ハドソン
【開発元】 ハドソン
【ジャンル】 アクションゲーム
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コナミデジタルエンタテインメント 【Switch】スーパーボンバーマン R 2 [HAC-P-A79SA NSW ス-パ-ボンバ-マン R2]
スーパーボンバーマン R2 Nintendo Switch RL016-J1
概要 (説明は『Wikipedia』より)
ハドソンからMVS向けに発売したアクションゲームで、アーケードのアクション版ボンバーマンとしては5年ぶりのリリースとなった。
全5ステージをクリアして、敵に捕らわれたキャラクター達を救出に向かうノーマルモードと、個性豊かなキャラクター達を用いてバトルに勝ち抜くことが目的となるバトルモードが存在している。
本作は『スーパーボンバーマン(スパボン)』及び『スーパーボンバーマン4(スパボン4)』とシステム面での共通点が多く見られるものとなっている。
本作では残機は1Pと2Pとで個別に振り分けられており、ストック数は2で固定されている。
また2人プレイ時はステージ毎に出現するアイテムが1人プレイ時よりも多くなる反面、一部敵の耐久力が増している。
さらにプレイヤーのどちらかが残機が無くなってゲームオーバー、コンティニューをした場合、救済処置としてボムアップ、ファイヤーアップ、スピードアップが出現する。
ステージによっては敵に捕らわれたキャラクターが入っている牢が置いてあることがあり、それに爆風を当てて破壊することでそのキャラクターを救出したことになり、救出したキャラクターはそのステージ限定で仲間として協力してくれる。
仲間となったキャラクターはリモコンボムを使用し、更に爆風や敵に触れてもダメージを受けることがないが、仲間の爆弾の爆風にプレイヤーが触れた場合は勿論ミスとなる。
また、一部の敵を倒すと卵に変化することがあり、それに触れることでその敵を乗り物として利用することが出来る。
卵の形状は2種類あり、卵の形状が同じであれば中の乗り物が違っても最大2個ストックすることが可能となっているが、プレイヤーの動きに後ろから追従する形となるために、卵に爆風があたってしまうとその卵は消滅してしまう。
なお『スパボン4』とは違いストックしている卵を他のプレイヤーに奪われることはなくなったが、乗っている乗り物が消滅するとストックしている卵に乗る操作は自分で行わなければならなくなった(『スパボン4』では自動的に次のストックしている卵に乗る)。
乗り物には乗っているだけで効果を発揮するものや特定の操作で効果を発揮するものがあるが、乗っていれば敵や爆風に1回触れても身代わりになってくれる所は共通となっている。
一部の乗り物は今乗っているものを犠牲にすることで効果を発揮するものがあり、その場合は効果を発揮すると乗り物を失ってしまう。
シリーズではおなじみとなっている「ドクロ」もあるが、本作では2つ以上出現し、相手に移しても自分の病気が治らず、時間経過を待つしかない(これは『スパボン』と同様)。
なお、病気を移されたキャラクターの効果時間は移したキャラクターの病気の時間に依存するため、移したキャラクターの病気が治る直前に移された場合は移された側がすぐに治ってしまうこともある。
本作には『スパボン』シリーズではおなじみとなりつつあった「みそボン(みそっかすボンバー)」は採用されていない。
また、このモードではプレイヤー2人で対戦することも出来るが、その場合はコンピューターが混ざらないタイマン形式でのバトルとなり、初期配置もコンピューター戦とは異なる。
全体的にシンプルで解りやすく纏まっている。
裏を返せば味気ない、飽きが来やすいという見方も出来てしまうが、どちらのモードも最低限のもの以外は搭載していないので非常にシンプルで解りやすい。
ノーマルモードもバトルモードもマップに仕掛けが全くない無味乾燥・無個性ということではなく、この場合のシンプルというのはあくまで「あれもこれもあって訳が解らない」といったことにはならない、ルールが単純で解りやすいという意味合いである。
個性豊かなキャラクター達。
特にバトルモードでは様々な状況で喋ってくれるため、より個性が際立つ。
特殊能力も実に様々あるが、このゲームの仕様も相まってバランスという意味では正直難も抱えている。
ゲーム性がシンプルなこととコンピューターがそれ程強くないことが相まって、初心者でもそれなり以上、慣れてくれば十分に楽しめる難易度となっている。
ノーマルモードもアーケードゲームとしては難易度が低めだが、かと言って簡単すぎるという事もない。
ステージ3までは乗り物の種類や数に恵まれていて被弾→乗り換えで多少のゴリ押しが可能だが、ステージ4は入手出来る乗り物がハズレ枠の「オンブー」しかいない為、難易度が一気に跳ね上がる。
バトルモードにおいてボムキックで爆弾を蹴れば挟まれた状態から脱出出来るにもかかわらず、それをせずにそのまま無抵抗でやられたり、プレイヤーを追従することを優先しすぎて自分から袋小路にハマりに行ったり、自分も強化されていないのにアイテムというアイテム(勿論卵も例外ではない)を何故か片っ端から燃やしたり等々と理解に苦しむ動きが目立つ。
アイレム版『ボンバーマン』・『ボンバーマンワールド』のコンピューターが比較的賢いのに、本家のコンピューターがおバカなのはいかがなものか。
どちらのモードも全ステージクリアまで行くと早くても30分近くはかかるものとなっているため、だれてしまいがち。
バトルモードに関して言えば、コンピューターの頭が悪いためにそれまでのシリーズをやり込んできたプレイヤーには非常に物足りないものとなっている。
その反面、初心者がプレイする分には程良い強さとも言えるので十分楽しめるし、やり込んだプレイヤーでも割り切ってプレイする分にはそれなりには楽しめる。
問題点に上げた特殊能力も常時効果が発動するものではなく、コマンド入力を経る必要があるので使用を封じてプレイする分にはどのキャラクターでプレイしても差が無いということも出来、そういう意味では個性の強いキャラクターというのは魅力的であるとも言える。
ノーマルモードのステージも所謂初見殺しになるような要素は見受けられず、シンプルな内容でまとめられており、気軽に楽しめる内容となっている。
しかし、マップの仕掛けも上では無個性・無味乾燥という訳ではないとは書いたが、乏しい点は否定出来ないために繰り返しプレイに耐えられるかとなると少々苦しい所も事実。
バトルモードのバランスの悪さやノーマルモードの繰り返しプレイが苦しい点などを踏まえると良作と言うには少々粗が目立つもののそれなりの完成度を誇るため、良作に近い凡作・佳作というのが適切であろう。
●キャラクター
・ボンバーマン
特殊能力は持っていない。
CPU戦では先述した通り基本は白ボンが登場し(白ボン使用時は黒ボン)、赤青はプレイヤー専用となる。
・ハヤテボンバー
A+B同時押しで偽の爆弾を設置することが出来る。
・フェイクボンバー
上+Bでソフトブロック(一部ステージは爆弾)に変装することが出来る。
変装したままの状態で移動、爆弾設置も可能で、再度コマンドを入れることで変装を解除出来る。
変装中はパワーグローブによる攻撃を無効化できる。
・ハニー
爆弾設置後に上+Bでそれまでに設置した爆弾全てをランダムで高速移動させる。
ハニーと小鉄は当時のハドソンのマスコットキャラクター。
『鮫亀』などにも出演していた。
なおノーマルモードでは「プリティーボンバー」として敵に攫われてしまっており、サポート役としては登場しない。
・キャットボンバー
上+Bの後でBボタンを押し続けて力を溜め、離すと体当たり攻撃。
体当たりに触れた相手キャラクターを一瞬怯ませることが出来、更にそのキャラクターがアイテムを持っていれば剥がすことも可能だが、ダッシュ中の制御は出来ない。
・小鉄
上+Bで刀をしまうような予備動作をした後、その時点で安全な場所にランダムでワープする。
・ゴールデンボンバー
上下左右のいずれかの方向+Bでその方向にダッシュ移動、ダッシュ中にレバーを入れることでその場で止まることも出来る。
余談だが、他のキャラクターがバトル中や勝利画面で喋る中、ゴールデンボンバーだけは勝利画面以外では全くの無言。
・ラバーボンバー
上+Bでソフトブロックを通過することが出来るスライムに変身する。
ただし、スライム状態では爆弾設置とアイテム入手が不可なうえに、移動スピードも初期まで低下する。
ソフトブロックがない場所で再度コマンドを入れることで元に戻れる。
・アトミックボンバー
上+Bでその場で一定時間無敵になれるが、効果発動中は一切の行動が出来ず、更に発動後は持っていた全てのアイテムを失ってしまううえ、アイテムを最低でも1つ所持していないと特技の発動すら出来ない。
このキャラクターはノーマルモードではステージ4ボスとしての登場となり、その際もこの特殊能力を使うが、この場合はアイテム消失のデメリットは発生しない。
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