THE KING OF FIGHTERS ’97(アーケードゲーム◆SNK)

【稼働開始日】 1997年7月28日
【発売元】 SNK
【開発元】 SNK
【ジャンル】 格闘ゲーム

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SNK美少女 レオナ・ハイデルン -THE KING OF FIGHTERS ’97- 1/7 完成品フィギュア[コトブキヤ]《04月予約》

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

SNKの対戦格闘ゲーム『KOF』シリーズ第4作目であり、『KOF’95』からメインストーリーとして展開された「オロチ編」の最終章。

スペシャルチームとして、「ファミ通」「ゲーメスト」「ネオジオフリーク」の三誌における人気投票で選ばれたキャラの参戦もある。

オロチ編の終章と、格ゲーブーム真っ最中の中で出されたため非常に人気は高いが……。

9チーム+2キャラ+隠しキャラ6人、35人の使用可能キャラ+ラスボスであるオロチ。

前作からストーリーの都合や、それとは関係なしに藤堂香澄、マチュア、バイス、ボスチームの3人がリストラ。

女性格闘家チームの香澄の抜けた穴には、『’96』で中ボスだった神楽ちづるが入っている。

旧チームメイトの抜けた八神庵は無所属のエディット専用キャラクターとなった。

三誌の人気投票で選ばれた’97スペシャルチームは、ファミ通から山崎竜二、ゲーメストからはブルー・マリー、ネオジオフリークからはビリー・カーンの三名で構成されている。

完全新キャラはエディット専用の矢吹真吾、ニューフェイスチームの七枷社、シェルミー、クリス。

矢吹真吾は草薙京の押しかけ弟子で、炎こそ出せないが京から(適当に)教えられた草薙流古武術で戦うという、『ストリートファイターZERO』シリーズのさくらとダンを足して2で割ったようなキャラ。

ゲーム中の性能は設定相応でかなり低めだが、コミカルかつ真っ直ぐで純粋なキャラ、子安武人氏による三枚目でコミカルな演技から人気を博した。

本作における必殺技コマンドは、インストカードの表記よりもかなり短い短縮コマンドでの入力が可能となっている。

これに伴ってレバー認識も非常に甘く、必殺技が非常に出やすくなっている。

大幅にコマンドを短縮する場合、斜め部分を長めに入力しないと失敗する。

このことから、恐らく内部的に設定された短縮コマンドだけではなく、斜め方向の入力がその両隣の方向の入力として認められる仕様が存在すると思われる。

チーム内において、ストーリー上の設定やキャラの性格などに基づいた相性が設定されている。

本作ではこの相性の影響する要素が増えており、従来の「つかみ技・気絶時の援護確率」だけでなく、「ADVANCEDモード選択時、あるキャラがK.O.されたときに次に出てくるキャラに引き継がれるゲージの数」が変化するようになった。

相性のいい組み合わせであればゲージの残りストックがひとつ増え、相性が普通の場合はストックがそのまま、相性が最悪の場合なんとゲージがゼロになってしまう。

パワーゲージの多寡は戦力に直結する。

したがってキャラ相性が非常に重要となり、キャラクターの選択、順番にもこれまで以上の戦略性が生まれた。

強キャラだけで固めるのが必ずしもよいとは限らない、という意図であった。

二人目以降のキャラクター選択時にCボタンを押すことで、直前に決定したキャラクターとの相性を確認可能。

挑発の操作がスタートボタンに変更された。

超必殺技発動時に一時停止・画面が暗転する演出が導入された。

これにより出したのがすぐバレてしまうため超必殺技を奇襲に使えなくなったというデメリットも。

ガードキャンセルで出せる動作は、前作『’96』では前転・後転のみであったが、本作からふっとばし攻撃がガードキャンセルで出せるようになった(但し通常のふっとばし攻撃と違い、ダメージはごく僅か)。

空中ふっとばし攻撃が上段判定に変更され、しゃがみガードが可能になった。

カウンターヒット時の吹っ飛びが小さくなり、前作『’96』に比べて追撃が難しくなった。

削除されていたレバー+ボタンの特殊技が復活。

更に本作では通常技キャンセルからも出せるようになり、一部の特殊技は必殺技でキャンセル可能となっている。

気絶耐久値とガード耐久値の仕様がやや特殊で、時間経過で少しずつ回復するのではなく、ある条件下で一定時間が経過すると全快するというものになった。

気絶耐久値は攻撃をガードしたり食らったりせずに2秒(120フレーム)経過で、ガード耐久値は攻撃をガードせずに一定フレーム(キャラによって異なる)経過すると全快する。

この仕様は『’98』まで採用されている。

デフォルトチームの組み合わせだけでなく、特定のメンバーで構成したチームに隠しエンディングが追加される。

そのうち1つがエディット専用キャラ「矢吹真吾」の固有エンディング。

条件は「真吾・京がおり、かつ庵orレオナの通常版がいないエディットチーム」でクリアすることになる。

いわゆる「三種の神器チーム(草薙京・八神庵・神楽ちづる)」にも固有展開はあり、オロチ編を締めくくるのに相応しいドラマチックな内容が繰り広げられる。

今まで設定資料でしか見れなかった京の彼女「ユキ」もこのエンドで登場し、台詞が聞ける。

即死連続技・永久コンボを持つキャラが存在している。

ただでさえ前作で強すぎたコマンド投げが全く弱体化しておらず、非常に凶悪な性能を有したまま。

簡易入力の恩恵により存在自体が卑怯とも言える存在になってしまっている。

確かに必殺技は暴発しやすいが、それ故に超必殺技は非常に出しやすくなっている。

コンボや、見てから反応等でもハードルはかなり低め。

オーソドックスでありながらパワーMAXシステムを上手く継承したADVANCEDシステムの導入により、システムの基礎が完成したと言っても過言ではない。

お祭りゲームから出発して独自の立ち位置を築き上げるまでに至ったKOFシリーズ最初の総決算的な作品。

旧作経験者向けに2種のシステムから好きな方式を選べる配慮があり、また数多い参戦キャラクターそれぞれに対して設定・ストーリー面が補強された。

しかし格闘ゲームとしての本作のバランス調整は「毎度おなじみ」の域を超えて極端、そして杜撰。

しかもプレイヤーの意に反して技が暴発しやすいという、文字通り不安定な仕上がりとなってしまった。

シリーズがキャラゲーとして愛されてきた側面からも、BGMや勝利コメントなどの細かい要素が大幅に縮小されている事への物足りなさは否めない。

オロチ編最終章としてのストーリーは大いに盛り上がっただけに、悔やまれる部分もまた多い作品である。

いろいろと難のある作品ではあったが、当時は格ゲーブーム真っ盛りだったため、人気は出ていた。

●ストーリー

決勝戦直後のハプニングをもって幕を閉じた「KOF’96」大会。
ハプニング自体の概要は何者かによるテロ活動と、それに付随して発生した事故と発表され、その何者が「誰」であって「何のために」そのようなことをしたのか、そしてその何者かがどこへ消え去ったのかは、謎のままに処理された。
しかし、こうした事件にもかかわらず、「KOF’96」大会は興業的には大成功を収めた。
しばらく後、折からの格闘ブームを受けてそれらに興味を示した巨大企業数社がスポンサーの名乗りをあげ、「KOF’97」大会の開催を熱望。
世界各地でも同じような動きが起こり、程なく今年も大会は開催の運びとなった。
開催決定と同時に世界の格闘家達も各予選会場に結集し、ある者は「己の力を試すため」に、またある者は「富と名声のため」にと、様々な思いを胸に予選大会に臨んでいった。
様々なメディアを通じて、熾烈を極める予選大会を目にする格闘ファン達。
その予選大会と並行して世界各地に次々と設置されていくKOF闘技場。
自然「KOF’97」大会に寄せる期待は並々ならぬものとなり、今大会が前年と同様にすさまじい盛り上がりを見せようとしているのは、誰の目にも明らかなものとなっていた。
全世界が期待するこの大会に優勝し、「KOF」の栄冠を勝ち得るのはどのチームとなるのか?
そして、前大会のような予期せぬアクシデントが今大会にも待ち受けているのか?
世界がこの大会に全神経を集中させようとしていた…。

●キャラクター

・主人公チーム
草薙京/二階堂紅丸/大門五郎

・餓狼伝説チーム
テリー・ボガード/アンディ・ボガード/ジョー・ヒガシ

・龍虎の拳チーム
リョウ・サカザキ/ロバート・ガルシア/ユリ・サカザキ

・怒チーム
レオナ・ハイデルン/ラルフ・ジョーンズ/クラーク・スティル

・サイコソルジャーチーム
麻宮アテナ/椎拳崇/鎮元斎

・女性格闘家チーム
神楽ちづる/不知火舞/キング

・キムチーム
キム・カッファン/チャン・コーハン/チョイ・ボンゲ

・’97スペシャルチーム
ブルー・マリー/ビリー・カーン/山崎竜二

・ニューフェイスチーム
七枷社/シェルミー/クリス

・エディット専用
八神庵/矢吹真吾

・隠しキャラ
’94草薙京

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