【稼働開始日】 1997年5月
【発売元】 アトラス
【開発元】 アトラス
【ジャンル】 格闘ゲーム
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●概要 (説明は『Wikipedia』より)
アトラスの格闘ゲーム『豪血寺一族』シリーズの四作目(ナンバリングでは三作目)に当たる作品。
前作『豪血寺外伝最強伝説』同様、2on2のタッグマッチ形式となっている。
本作は世代交代という事で前作からおよそ20年後の2015年を舞台にしており、お梅とお種以外は全て新キャラクターとなっている。
また、『2』と『最強伝説』ではBGMは殆ど歌詞付きだったが、本作では歌詞付きのBGMは一曲もなく、初代同様全てインストゥメンタル調である。
前作から改善された部分がある。
前作ではキャラクターの交代がなかったが、本作では実装されており、ピンチになると体力が多いキャラクターに何時でも交代出来る様になった。
これに伴い、他のチーム制格闘ゲームにありがちな「此方が敗けたら次のキャラで攻め、一気にカタを付ける」という事も可能になった。
過去三作は笑える物が多かったが、本作では殆どのキャラクターのエンディングはシリアスな物になっており、これまでの作品以上に評価が高い。
しかもゲルトハイマーのEDでは大山礼児が登場しており、これまでの作品を遊んだファンからもウケが良い。
歌詞付きBGMや敗者の顔に落書き等、『2』から採用されたシステムが本作では採用されていない為、不満に感じるプレイヤーもいる。
但し、この部分に関しては「原点回帰」と捉える事も出来る。
加えてBGMの曲調も、アイドル系ポップスやフォークソング、沖縄民謡に演歌等々良くも悪くもバラエティに富んでいた過去作品の物とは異なり、ジャングルやヒップホップ等のアングラ系の楽曲やRPGを彷彿とさせるオーケストラ調の楽曲が中心の構成になっていて、それに伴いゲーム全体の雰囲気もダークかつ退廃的に寄っている。
未来世界での暗く退廃的な雰囲気に合わせたのか、登場キャラクターもスタイリッシュな風貌のキャラが多く、ババァや魔法少女といった豪血寺独特のイロモノキャラの割合も少ない。
もっとも、当時のゲームではアングラ系の楽曲をBGMに盛り込んでいたり、スタイリッシュな衣装を着たキャラクターも多く登場していた事から、本作は典型的な「流行に便乗した作品」とも言えるだろう。
世代交代等、新しい事を色々試した意欲作ともいえる。
しかし、過去三作程大ヒットには至らなかった為か『闘婚』までの6年間、シリーズは充電期間を置く事となった。
●キャラクター
・お梅&お種
過去作で争っていた双子姉妹。
本作では「100歳」と高齢になった等を理由に一時的に和解して互いを背中合わせに縛り、二人で一人扱いとなっている。
必殺技「母堂降臨」では巨大な母・お志摩が降ってくる他、超必殺技「一族」にて前作までに登場したキャラクター達がオーラとなって出てくる。
・ラリー・ライト
アメリカ出身の考古学者の青年。
知識欲が旺盛で、バイクに乗って世界中を旅している。
クリスを返り討ちにし、世界を見せてやろうと思っている。
・ソーリス=R8000
作中からさらに100年後である2115年の未来からやってきた婦人警官。
ブリストルを追い、時を越え、現代へとやって来た。
・雪上火澄
忍者マニアの家系に生まれ育った忍者オタクの青年。
幼少の頃より、父親から忍術の修行をさせられて来た。
趣味は珍ラーメン、珍ジュース、そして珍ゲームを集める事。
・天神橋筋六
お祭り好きの任侠男で、普段は獅子舞の面で素顔を隠しており、EDにて素顔を見せている。
・花小路ポプラ
花小路クララの一人娘で、母から譲り受けた魔法のステッキを武器に闘う女の子。
因みに父親は武道家で武者修行の旅に出ており、定期的に多額の仕送りをしてくる事以外は不明。
・M.A.D
香港在住のマッドサイエンティスト。
ゲルトハイマーとは、上司と部下の関係だった。
・乙霧レミ
ポプラの親戚の魔法少女で、音楽好き。
音符の使い魔『クロマ』との連携が得意。
好きな食べ物は、音楽教室の帰り道にあるファミレスのケーキセット。
・ファルコ
英国出身の隻眼の老ギャンブラー。
過去に賭けで大敗した為、右目を失っている。
必殺技は全て博打関連の物。
・クリス・ウェイン
キース・ウェインとアニー・ハミルトンの息子だが、両親が躾に失敗した為、かなりの不良になってしまった。
ラリーを襲うも返り討ちにされ、以降は行動を共にするも、何時の日か仕返しをしようと思っている。
・ルドルフ・ゲルトハイマー
ドイツ出身の仮面の巨漢。
豪血寺の分家の中でもかなり力を付けすぎ、あろうことか本家を乗っ取ろうとしていた。
結果、一族から追い出され、以降は復讐を計画し、ブリストルの部下となった。
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