ストリートファイターZERO(プレイステーション・PS1)の動画を楽しもう♪

【発売日】 1995年12月22日
【発売元】 カプコン
【開発元】 カプコン
【ジャンル】 格闘ゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

カプコン製作の2D対戦型格闘ゲームである。

1995年に一作目が登場し、その後シリーズ化された。

発売は『ストリートファイターII』シリーズの後であり、タイトルは『ZERO』となっているが、物語の時代設定は初代『ストリートファイター』と『II』との間である。

『ストリートファイターIII』の開発が遅々として進まないために発案された繋ぎ企画だったが、『ZERO』が作られた後も『III』が完成していなかったため『ZERO2』が作られ、シリーズ化された。

『ZERO』の前年(1994年)に登場した『スーパーストリートファイターII X』のタイトル案に『スパIIZ』というものがあり、その名残として開発者の間では当初『スーパーストリートファイターZ』と呼ばれていた。

『III』が「究極の2D格闘対戦ゲーム」として練り込まれたのに対し、『ZERO』シリーズは「一定の開発期間でどこまで作り込めるか」という従来とは異なるコンセプトで制作された。

家庭用ゲーム機への移植を前提に制作されており、アーケード版の発売から3ヶ月 – 半年という、従来では考えられなかった短期間で発売され、また移植度も高かった。

本シリーズの特徴として、『II』シリーズのようにドットパターンを駆使したグラデーションで陰影を表現するのではなく、『ヴァンパイア』シリーズに採用されたアニメ絵の手法を用いたグラフィックを採用したことが挙げられる。

これにより、クオリティーを統一しつつもアニメーションパターンを増やすことに成功している。

それに伴ってキャラクターデザインもデフォルメ色の強いアニメ絵調のタッチとなり、本家シリーズと大きく異なる雰囲気となった。

「ミステリアス・ファクト」として隠しキャラクターや隠しモードを多く入れているのも特徴。

なお本シリーズの時間軸は『I』と『II』シリーズの間をイメージされており、『ZERO2』までの各キャラクターのエンディングは『II』に繋がる伏線を垣間見ることができる。

リュウやケンの最終ボスがベガでないのも、『II』へのつながりを考えてのもの。

世界観などの設定を担当した村田治生は『II』シリーズのパラレルワールド的な世界と考えており、イメージとしては『I』の数か月後の話だが厳密にはどういうものかは決めておらず、キャラクターの生年月日も考えていないと語っている。

また、「プレイヤーに想像して自由に世界をつくってほしいので押しつけがましい設定をするのは止めている」としており、『I』『II』と同じ時間軸かどうかはあいまいにしている。

『ZERO』のコンセプトの1つとして、プレイヤーが「もしかしたらこんなことが昔あったんじゃないかな」と考えているような夢の対決的なものをやってみたいというものがあり、本シリーズに登場するナッシュも『II』に名前だけ登場したナッシュと同一人物かは明記されておらず、エンディングで死んでいるとも生きているとも思ってかまわないとしている。

村田によると『ストリートファイター』は全シリーズ通して世界観が繋がっているわけではなくキャラクターのストーリーごとに独立した世界があるが、『ZERO』ではそれを特に強調しており、『ZERO』と『ZERO2』のストーリーはリンクしていないという。

ただし、『ZERO3』はストーリー構成にこだわったと言い、それまでキャラクターごとに独立していた世界が1つにまとめられている。

また、最終ボスをベガに固定することで強いベガを復活させることをテーマとしている。

本シリーズのプロデューサーである船水紀孝は『ゲーメスト』のインタビューにおいて、スーパーコンボなど『ZERO』で使えていた技が『II』で使えなくなっていることについて、「ストーリー上では『II』の流れを汲んでいますが、早い話が異世界、パラレルワールドと受け取ってください」と答えている。

また、船水は設定を1回リセットしてパラレルワールドにしたいと思い、村田の「もう、いいじゃないですか」という一言で決まったと語っている。

また、当シリーズの開発者の1人である伊津野英昭へのインタビューでは、元々はBENGUSが描いた初代『ストリートファイター』のイラストを使い、スーパーファミコンに移植する前提で『ストリートファイタークラシック』を出そうという企画が転じて当タイトルになったことや、CPシステム基板の在庫処理の必要があったこと、また『ストリートファイターIII』に当時のカプコン開発陣のエースが投入されていたことから、若手を中心に「やりたいことやったらいいんじゃないか?」というコンセプトの元、製作されたことが語られている。

岡本吉起によると、『ZERO』は5万枚に上るCPシステムI基板の倉庫在庫を一掃する目的で、ビッグタイトルである『ストリートファイター』を利用するために企画されたものだという。

既にスペックが陳腐化したCPシステムI基板で、開発スタッフにかなりの無理をしてもらい制作したものの、経営会議の場で「(上位互換基板である)CPシステムII基板でやってくれ。

CPシステムIの在庫は『ZERO』の売り上げで処分する」と言われたとのこと。

会社側にCPシステムI基板の全処分を約束させた上で『ZERO』はCPシステムII基板で販売されたが、結局その約束は果たされなかったとのことである。

『ファイナルファイト』からキャラクターが参加し、また長らく謎の存在だったガイルの親友ナッシュが登場。

空中ガード、ダウン回避、ZEROコンボ、ZEROカウンター、オートモードといった新機能の追加、投げの仕様変更など、『II』シリーズから大幅なシステム変更がされている。

また、アニメ映画を再現したドラマチックバトルなどの隠し要素もある。

プレイステーション版は、1995年12月22日に発売された。

ほぼそのままの移植だが、CPSチェンジャー版などと同じくBGM『恋しさと せつなさと 心強さと』が未収録である他、新たにダンのボイスが録り直されて独自のものになっている(アーケード版のボイスは他キャラクターの流用だった)。

BGMは各ステージのみAC版オリジナルと家庭用リミックス版の2種類(オプションにて任意)を選択可能で、プレイヤーセレクト画面やコンティニュー画面などシステム面でのBGMはAC版とはアレンジが異なっており、こちらに関しては変更不可能。

スーパーコンボレベルゲージがAC版ではレベル表示の段が下向きになっていたのに対し、PS版およびSS版では段が上向きになっている。

このためゲージMAX状態の「—-M–A–X—-」表示の横幅がAC版と比較して約2/3に縮小されている。

2014年12月3日より、ゲームアーカイブスにてPlayStation版が配信開始。

●キャラクター
・リュウ(声優 : 石塚堅)
・ケン(声優 : 岩永哲哉)
・春麗(声優 : 宮村優子)
・サガット(声優 : 三木眞一郎)
・アドン(声優 : 高木渉)
・バーディー(声優 : 高木渉)
・ガイ(声優 : 岩永哲哉)
・ソドム(声優 : 高木渉)
・ナッシュ(声優 : 森川智之)
・ローズ(声優 : 宮村優子)
・ベガ(声優 : 西村知道)
・豪鬼(声優 : 西村知道)
・ダン(声優 : 細井治)

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