【発売日】 1996年3月8日
【発売元】 アイディアファクトリー
【開発元】 アイディアファクトリー
【ジャンル】 サウンドノベルゲーム
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PlayStation5
ソニーインタラクティブエンタテインメント|SIE PlayStation5 CFI-2000A01 【代金引換配送不可】
概要 (説明は『Wikipedia』より)
アイディアファクトリーより1996年3月8日に発売されたPlayStation用のサウンドノベルゲーム。
アイディアファクトリーから96年に発売されたサウンドノベルで、『厄 友情談疑』に続くIF TVシリーズ第2弾。
この時期のIF作品といえば、チープな完成度や破天荒な作風で知られ、カルトな人気を博していおり、本作もまた例外ではない。
オーソドックスなサウンドノベル。
かたりべばあさんが語る「昔話」を、盛りだくさんの不条理ギャグと共に楽しんでいく。
冒頭こそ『桃太郎』として始まるが、プレイヤーの選択肢によってはあらぬ方向にお話が逸れていく。
異なる昔話の人物が顔を見せる事も。
本作に出てくる昔話はマイナー寄りの物も含まれる。
「ネズミの相撲」「三枚のおふだ」「アカ太郎(力太郎)」「吉四六さん」あたりは、ゲームを遊ぶ前に予備知識として頭に入れておくと良いかもしれない。
また「さるかに合戦」は地域によって細部が異なるため、プレイヤーの知る内容と異なる場合もある。
CGの質は、時代を鑑みても高いものではない。
当時の学習教材や子供番組で見られたような、幾何図形を単純に繋ぎ合わせただけの代物。テクスチャも雑である。
クリアにかかる時間は5~15分。
一つあたりの物語は短く、さくっとエンディングが見られる。
ただしエンディング数はかなり多く、決してボリュームは少なくない。
最後はばあさんがちょっとした総括をして話を締めくくる。
昔話らしい教訓、他エンディングへの誘導、話と関係ない自分語りなど、内容はさまざま。
その後はスタッフロールが始まり、例によって環境保護の啓発ムービーが流れた後、ボケたばあさんがプレイヤーを初対面と勘違いし、再び最初からお話が始まる。
本作のコンセプトは、短いシナリオを沢山楽しむ事にあると言える。
初めに書いておくと、本作のバカゲー要素は人を選ぶ。
良く言えばシュールかつ不条理、悪く言えば安っぽくてしょうもないギャグの応酬で、人を食った言い回しも多い。
同じノリが『厄 友情談疑』で批判を浴びた反面、本作は初めからコメディとして書かれているため、評価点として捉える意見も多い。
本稿で扱う内容は、人によって「バカゲー要素」にも「クソゲー要素」にもなり得る事を念頭に置いてお読み頂きたい。
本作は実に100種類以上ものエンディングが用意されている。
ボリュームは十分。
水増しは避けられており、バリエーションも豊か。
どうしようもないオチが付くギャグEDだけでなく、正史と違った形で童話らしい結末を迎えるEDや、真っ当なハッピーエンド、救いの無いバッドエンド、投げやりな爆破オチ(ばあさん曰く「最悪のオチ」)等、バリエーションは豊富で飽きさせない。
異なる昔話の人物が意外な形で活躍するという、クロスオーバーの要素もさりげない魅力である。
カニの子に「復讐なんかより家族を大切にしろ」という浦島太郎、変身能力で鬼に応戦する「鶴の恩返し」のツルなど。見所は多い。
「刺さる人にはとことん刺さるが、決して万人にお勧めできない」
そんなIFゲーの特徴をこれでもかと言うほど体現したゲーム。
まず、劣悪なCGとチープなギャグの時点で好みが大きく分かれる。
発売時期を考えてもクオリティは高くないが、マイナス要素一辺倒というわけでもない。
チープなりに好き放題やっているからこその味がある。
バカバカしさがツボにハマれば最高の一作で、ファンも決して少なくない。
一言多いばあさんに振り回されながら、ツッコミ所の数々を堪能できる。
そこにふるいにかけてしまったのが、セーブ不能という欠点である。
シナリオを楽しむ時間よりテキスト送りの時間が上回るのは、流石に擁護できない。
たとえノリが合致した人でも、そこそこ遊んだ程度で投げ出してしまいかねない。
せっかくのバカゲー要素がゲーム面でスポイルされている。
『厄』に比べて殆ど内容が語られないのは、完走の苦しさもあると思われる。
軽く見る分には楽しめても、本格的に遊ぶと苦行と化す。
まるで、本サイトのスルメゲー判定の真逆を突っ走っているような有様である。
IFゲーを象徴する名文句「買うな。俺は買うが。」は本作にも当てはまる。
それを踏まえた上で、度胸試しをしたい人、節操の無い不条理ギャグに関心を持った人ならば、是非触ってみてほしい。
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