【発売日】 1996年7月26日
【発売元】 アスキー
【開発元】 システムサコム
【ジャンル】 アドベンチャーゲーム
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【中古】PS 時空探偵DD 幻のローレライ
【中古】[PS] 時空探偵DD 幻のローレライ(19960726)
概要 (説明は『Wikipedia』より)
アスキーより1996年7月26日に発売されたPlayStation用のアドベンチャーゲーム。
第5世代ハード前期に発売されたADV。
発売当時は映像作品の延長にあるインタラクティブゲームが数多く作られていたが、本作もその流れを汲む作品である。
原作者は様々なアニメに携わり、後にアニメ版『ポケットモンスター』を手掛ける脚本家の園田英樹氏(シナリオ自体は別のスタッフが担当)。
タイトルのDDは「Dracula Detective」の略。
その名の通り、本作の主人公は吸血鬼の探偵である。
その売りは豪華な声優陣と、当時最先端のフルCGで描かれた世界観。
意欲的な試みとなった本作だが、プレイヤーからは酷評の嵐を受ける事になってしまった。
舞台はドイツから飛び立った飛行船「ローレライ」。
3D空間を歩いて情報収集を行い、ストーリーを進めていく。
主人公の鳴神はトマトやドリンクを摂取する事でパワーを蓄積し、ある程度の力が溜まると”空間の記憶”を読み取ることができる。
参加声優がとにかく豪華。
主演の森川智之氏を筆頭に、石塚運昇氏や大塚芳忠氏といったこの当時から名の知れた声優が数多く参加している。
若手についても林原めぐみ氏や丹下桜氏と言った当時の人気声優を押さえており、中でもメインヒロインの一人を演じたのは、同年に『サクラ大戦』でブレイクする横山智佐氏である。
このメンバーは当時としても相当豪華な顔ぶれであり、問題点の数々によりゲームとしての評価はかなり低いものの、声優陣の名演は本作の見どころである。
後に『アストロノーカ』や『ウィザードリィエクス』などを手掛ける神保直明氏の音楽は高評価。
90年代半ばのインタラクティブゲームの中でも散々な評価を受けている一作。
中途半端な作品設定、薄過ぎるボリューム、探偵要素皆無なゲーム性により、高い値段に見合わないガッカリゲーとなってしまった。
フォローしておくと、推理アドベンチャーではなく読み物要素の強い一本道ADVとしてならば最低限の体裁が整っており、理不尽な詰み要素などは特に無い。
ゲームというより軽めの短編映画として”観る”のが、正しい味わい方かもしれない。
だからといって中古で安く買ったプレイヤーからも評価が良いわけではなく、少なくとも”ゲームとして”触る分にはあまりおすすめできないソフトである。
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