【発売日】 1996年8月2日
【発売元】 リバーヒルソフト
【開発元】 リバーヒルソフト
【ジャンル】 アクションアドベンチャーゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
リバーヒルソフトより1996年8月2日に発売されたPlayStation用のアクションアドベンチャーゲーム。
ポリゴンキャラを操作し3Dのフィールドを移動し仕掛けをとき進んでいく3D探索ゲーム。
リードプログラマとしてこのゲーム開発の中心に関わったのはLEVEL5を設立する前の日野晃博。
キャラクターの操作はこのタイプのゲームでは定番のラジコン操作。
ごく序盤や一部のイベント等を除き概ねパートナーと共に行動する。
操作キャラは任意で切り替え可能。
ライフゲージは戦闘中のみ。
回復ポイントはないが、戦闘ごとにリセットされる。
また戦闘中に使用できる回復アイテムも入手可能。
戦闘はイベントによる固定エンカウントにより開始される。
攻撃はこの間にしかできない。
探索で入手出来る武器は短銃1丁とマガジン数個しかない。
大半の戦闘は素手で戦うことになるが、戦闘する機会は限られているのでそれほど困る事もない。
なお戦闘中、アイテム選択中であっても画面が止まる事はない。
床の裂け目をジャンプで飛び越えたり、トラップ回避イベントでミニゲーム的なアクションシーンがあるなど戦闘以外でもアクション要素がある。
失敗すれば即死。
セーブは無制限でいつでも可能。
同様の3D探索ゲームで当時良く用いられていたレンダリングCGによるフィールドではなく、フルポリゴンで再現されており視点が豊富。
固定視点の他、キャラクターの移動に追従する視点、主観視点を、一部の狭いフィールドを除きL1ボタンで任意に切り替え可能。
ただ、追従視点の場合、視点変更不可能な固定フィールド上の操作に合わせたラジコン操作システムに違和感を覚えるかもしれないが。
災害後の地下研究所の雰囲気はよく再現されている。
ストーリー、謎解き共に結構本格的。
謎解きは「なぜそこでそのような行動が必要になるのか」と言った疑問をあまり感じさせないようになっている。
『BIOHAZARD』が「ピアノを弾いて扉を開ける」「宝石をはめて仕掛け解除」などいささか世界観にあわないファンタジー的な物があったのに比べると、かなり現実的な仕掛けになっている。
ストーリーは短いながらもしっかりハードSFしており十分楽しめる。
短さの中にどんでん返しを仕込む構成もなかなか。
序盤主人公を献身的に助けてくれる小型サポートロボット「ピポ」は言葉は話せないものの、マスコット的な可愛さやちょっぴり泣かせるイベントもあり、モデリングが微妙なヒロインを差し置いてこのゲームの真ヒロインと揶揄されるほど。
出演声優の顔ぶれがなかなか豪華。
主人公ラズは屋良有作、ヒロインのミリーは小山茉美がそれぞれ好演している。
なおこの二人はスナッチャーでも主人公とその相棒を演じている。
ちなみにピポはピーポーといった電子音しか台詞がないため全く判別できないが、この2年後白血病で早逝した新山志保が声を担当している。
ボリュームがかなり薄い。
アイテム探しなどで詰まらなければ、3時間ほどでクリアできてしまう。
基本的に最初から最後までほぼノーヒントなので、手に入った手がかりを元に自力で解答にたどり着く必要がある。
「歯ごたえがある」と感じるか、「理不尽だ」と感じるかで本作の評価は大きく変わるだろう。
問題点は多いが、致命的な物は少なくクソゲーと断じるほどではない。
一方で操作性など人を選ぶ要素が多く、万人にオススメできるものではない。
しかしハードSF的世界観にハマれるなら楽しめるだろう。
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