【発売日】 1996年9月27日
【発売元】 テクモ
【開発元】 テクモ
【ジャンル】 レースゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
テクモより1996年9月27日に発売されたPlayStation用のレースゲーム。
競馬のジョッキーになってレースに勝利する「ジョッキーレーシングゲーム」。アーケード版の稼動開始とPS版の発売日はほぼ同時。
当時の競馬ゲームで主流だった『ダービースタリオン』『ウイニングポスト』などの馬主シミュレーションゲームと違って、馬主ではなくジョッキーになり、3D視点で馬を操作する。
このタイプの競馬ゲームは、当時としては異色の存在だった。
馬でありながらカーレースにも負けないスピード感、ほぼ直進でありながら隠された高い戦略性、競馬ゲームらしくない激しいテクノサウンドを武器に、主に競馬ゲームファンから高い評価を得た。
本作のヒットを皮切りにシリーズ化され、テクモの看板ソフトの1つになった。
本作のレースは、馬の脚質に沿った位置取りでレースを進め馬の肉体的・精神的なロスを抑えつつ、最後の直線まで脚をためて勝負する、という流れで進む。
ゲームモードは、シーズンモードとプレシーズンモードの2種類が存在する。
メインのシーズンモードは手持ちのポイントで馬を購入しレースに出走、勝利または上位入線してポイントを稼ぎより強い馬を購入し、国内の重賞、さらには海外の大レースでの勝利を目指していく。
プレシーズンモードは騎乗馬とレースを自由に選んでプレイできる、いわゆるフリープレイモード。
競馬の位置取りの重要性や戦略性を、ゲームとして上手く昇華できている。
はた目には馬がまっすぐ走っているだけにしか見えなくても、プレイヤーにとってはレース展開に合わせたスピードの調整と有利な位置取りの確保、他馬のブロック(馬群への封じ込め)、およびその回避、などのジリジリした駆け引きが存在していて、緊張感と戦略性が非常に高い。
アップテンポで重低音が効いたテクノミュージック。
音楽のスピード感は、カーレーシングゲームにも引けをとらない。
実際の競馬にある「オヤジ臭さ」「のんびりした雰囲気」とは切り離された、激しいレースゲームの世界が作り上げられている。
音楽の荒々しさはシリーズ髄一。
レース前およびレース中にはテンションが高く甲高い声の英語のアナウンスが入るが、これもまたギャロップレーサーの世界にマッチしている。
実名馬が多数収録されている。
当時の有名馬だけでなく、G3馬、海外の有名馬など、当時の馬が数多くまた幅広く収録されている。
当然、馬の強さ(ステータス)には「テンポイントとトウショウボーイはどっちが強い」的な意味で賛否が分かれる。
これはファン同士の戦い故に仕方のないところと思われる。
海外競馬場も収録されている。
エプソム競馬場(英ダービー)、ナドアルシバ競馬場(ドバイワールドカップ)、ロンシャン競馬場(凱旋門賞)など。
ギャロップレーサーでは競馬場がレースコースに相当するので、競馬場の多数収録はうれしいところ。
なお後のシリーズでは、海外馬および海外レース場が数多く登録され、それ自体がシリーズの売りになっている。
異色ゲームの初回作らしい「色々な意味での荒々しさ」が豪快に抜きん出た良作である。
競走馬の馬名使用をめぐって裁判になったが、最高裁判所でテクモ勝訴の判決が確定した。
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