【発売日】 1996年10月4日
【発売元】 タイトー
【開発元】 タイトー
【ジャンル】 格闘ゲーム
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【中古】[PS] サイキックフォース2(19991007)
概要 (説明は『Wikipedia』より)
タイトーより1996年10月4日に発売されたPlayStation用の格闘ゲーム。
タイトルこそ『無印』のままだが、ゲーム内容は『EX』をベースにアレンジされており、家庭用オリジナル要素として新規にOPとED、ストーリーモードを追加した作品になっている。
但し、キースは無印の仕様(隠しキャラ扱い)となっている。
AC版は元々PS互換基板なので遜色のない移植になっている。
『EX』からの新システム・新技もきちんと収録。
影山ヒロノブが主題歌を歌うオープニングアニメーションや、アレンジBGMの追加もされた。
OPは主題歌付きのアニメとなっているが、歌詞に盗作が発覚しCD収録時に差し替えられてしまった。
キャラクター性、ストーリー性を前面に押し出したゲームにもかかわらず、ストーリーモードのテキストは今見ると全体的に稚拙。
キャラクターを「飛行能力を持つ超能力者」と設定し、格闘ゲームから「重力」の概念を取り払った斬新な対戦アクションゲームである。
全方位のフィールドとゲージ制の技で従来の対戦格闘とは全く仕組みの異なる駆け引きのルールを持つ。
美形キャラクターと悲劇的なストーリー設定も魅力で、当時の格闘ゲームとしては珍しく多くの女性ファンを獲得した。
他のゲームには見られない、非常に独特なシステムを持つ。
ゲームの舞台は四方を「結界」と呼ばれる正方形の壁に囲まれたエリアで、この中をプレイヤーは重力の制限なく360°自由に飛び回りながら相手を攻撃する。
奥行きは無いため、俯瞰視点の2D形式と捉えると分かりやすい。
相手の攻撃ではね飛ばされたキャラは壁に叩き付けられることがあり、叩き付けられたキャラはダメージを受け、一瞬無防備に硬直する。
この状態からさらに壁にぶつかるとダウン状態になり落下する。
落下中は無敵である。
格闘ゲームにおける必殺技のようにコマンド入力で発生する。
技ごとに「サイコゲージ」というゲージを一定量消費し、サイコゲージの回復には時間がかかるため無制限に連発することは出来ない。
一部の技は発動後に特定のコマンドを入力することによって性質を変化させることが出来る。
「フィールドはぶつかると無防備になる壁に囲まれている」
「キャラクターは攻撃を避けやすい360°移動」
「超能力技は出す前も出した後もスキが非常に大きい」
「攻撃を完全に防ぐバリアガードの存在」
これらを考慮に入れるなら、プレイヤーがとるべき行動は一つしかない。
即ち、「相手を壁に叩きつけて、追加ダメージを狙う」である。
そこで多用されるのが、クイックダッシュからの打撃コンボである。
ボタン連打で容易に出すことが出来、一気に相手を壁まで運ぶ。
組み合わせによっては超能力技に繋げることも可能。
普通ならこのコンボは回避バリアに防がれてしまうが、壁にぶつかる距離であれば、回避バリアも間に合わない。
従って、このゲームは壁を背負った側が圧倒的に不利である。
当然、背負った側はダッシュで逃げようとするが、方向の自由が利くノーマルダッシュは中断することが出来ない。
すなわちノーマルダッシュはそれ自体がスキであるが、通常移動では逃げることなど不可能である。
しかし、逃げる側は無理に壁から離れなくても相手のクイックダッシュ一回分の距離さえとれればそれでいいわけで……。
このように、壁や相手との距離を常に意識した、「間合い・位置の奪い合い」が本作の駆け引きのキモである。
「壁に連続でぶつかると気絶し、無敵状態になる」という仕様のおかげで常に攻守は入れ替わり、一方的に叩きのめされるという状況も少ない。
プレイヤーは自キャラの有利な間合いを保てるよう、常に移動し続けなければならず、その移動が時として決定的なスキとなる。
壁と自機との距離を正確につかめないとそもそもコンボがつながらないキャラもおり、的確な距離認識が要求される。
「迫害される超能力者」という暗い舞台設定を背景に、90年代のタイトーらしい悲劇的なストーリーが展開される。
倒した相手は殺したものとするなど、その路線は徹底されている。
登場するキャラはアニメ的な美男美女であるが、特に主人公バーンとその親友にしてラスボスのキースの、「かつての親友同士が道を違えて対立する」という設定や、エミリオの「悲劇的な過去を背負ったショタ系美少年」という設定が、王道ながらも特に婦女子の心を直撃した。
結果、このゲームは当時の格闘ゲームとしては異例なほどの女性人気を獲得し、女性プレイヤーも多く見られた。
女性プレイヤーを多く獲得した、が、同時に「キャラだけが目当てで実際のゲームをプレイしないファン」も数多く発生してしまった。
まだまだ萌えが市民権を得ていなかった当時、アニメ絵のキャラクターデザインは格ゲーマーにそっぽを向かれ、女性はなかなかプレイヤーになってくれず、システムも解りづらい。
結局このゲームの魅力は「解る人にだけ解る」代物になってしまったのであった。
●キャラクター
・バーン・グリフィス(声優 : 真殿光昭)
・ウェンディー・ライアン(声優 : 白石文子)
・エミリオ・ミハイロフ(声優 : 高山みなみ)
・ソニア(声優 : 白石文子)
・ブラド・キルステン(声優 : 中尾隆聖)
・六道玄真(声優 : 秋元羊介)
・ゲイツ・オルトマン(声優 : 津久井教生)
・リチャード・ウォン(声優 : 真殿光昭)
・キース・エヴァンス(声優 : 津久井教生)
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