【発売日】 1996年10月25日
【発売元】 バンダイ
【開発元】 ウィズ
【ジャンル】 シミュレーションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
バンダイより1996年10月25日に発売されたPlayStation用のシミュレーションゲーム。
「エレミア星系」という多数の地球型惑星が存在する星系を舞台にした戦術SLG。
惑星間戦争を題材にしていることから戦術マップが3次元のマス目であり、前後左右と上下にも広がっている。
コンセプトは斬新で面白さもあったが、それをかき消してしまうほどに操作性やテンポが悪かった。
ゲームの自体は自軍のユニットを操作して敵軍を打ち破るシンプルな形。
ユニットは艦艇と2系統の艦載機。
艦艇は母艦としての機能を持ち、艦載機の離着艦や補給修理を行え、艦艇専用火器による高い火力と3桁後半台レベルのHP及びその自己回復能力(修理コマンド)を持つ。
艦載機は戦闘機とスクワイエルと呼ばれるロボットの2系統。
7系統の武器が存在し出撃前編成画面で換装可能。
それぞれに特徴があり、上手く使い分ける事で戦闘を有利に進める事ができる。
分類は搭載可能なユニット種と攻撃属性から形成されている。
また装備はユニットの装着部位によっては射角方位を変更できたりする回転タレット的な仕様も有る。
味方ユニットは前後の優先射角方位を変えられる程度だが敵機体には武器の死角を消す様な仕様も存在する。
高度や三次元的なユニット方向を意識する必要が有る事から敷居の高さもあるが、三次元空間主体の戦闘を上手く表現している。
慣れてくると敵ユニットの死角を衝く事が可能になり、空間戦闘が楽しくなってくる。
メカデザインは悪くない。
異星人種・文明が出てくるスペースオペラやヒーローロボットモノではなくミリタリー寄りのコンセプトのデザインでありデュミナス・デトロワ双方の兵器に対する考え方の違いの表現や、人型ロボットと差別化するためのスクワイエルなどは現在でも遜色ない出来栄え。
渡辺俊幸氏によるフルオーケストラサウンドが使われ、スペースオペラの演出に一役買っている。
3次元マスでのSLGというコンセプトは魅力的ではあった。
しかし、立体空間認識の困難さやゲームとしての操作性の悪さから多くのレビューでは酷評を受けてしまっている。
難易度の面でも敵が能力面で優位過ぎるという問題があり、操作性の問題と複合する事でゲームバランス全体が歪なものと化してしまった。
コンセプトの実現ばかりに囚われてゲームとしての面白さが置き去りにされてしまった感じが否めないゲームである。
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