【発売日】 1996年10月25日
【発売元】 カプコン
【開発元】 カプコン
【ジャンル】 格闘ゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
カプコンより1996年10月25日に発売されたPlayStation用の格闘ゲーム。
アーケードビデオゲーム事業において3D技術を用いた作品が徐々に増えてきた1990年代半ばにリリースされた、カプコン初となる3D対戦格闘ゲーム。
世界観はスペースオペラであり、映画『スターウォーズ』シリーズのオマージュ作品とされている。
サブタイトルは『EPISODE:I FINAL CRUSADE』。
当時の3D格闘ゲームで取り入れられていたリングアウト制を採用。
一般的な2D格闘ゲームと骨組みが異なるためか、「削り」の概念は搭載されていない。
プラズマコンボは本作を象徴付ける、ルート分岐を伴う追加入力式の派生コンボ。
A/B/Kの各種始動ルートからキャラ毎に設けられた専用のコンボルートへ派生し、最大で5段までの派生攻撃に展開出来る。
キャラクター毎に、特定のコンボルートを5段目まで発動→さらに特定のコマンドを入力することで強力なフィニッシュ技「プラズマファイナル」を発動できる。
全体としての動きの硬さからアドリブでの行動が機能し辛く、「この状況ではこの行動がほぼ安定」という風にリスクリターンは徐に固定化されていると言っていい。
それは裏を返せば一度の理解で大幅に腕が上達する事の表れとも言え、そこから更にその行動に対する対策を積み重ねる事での高度な読み合いに発展していく。
カプコンがリリースした格闘ゲームタイトルの中でも、本作は一際「読み合い」に傾倒している作品と言え、一撃の威力の高さであっさりと体力を逆転する。
ピーキーなゲーム性から、その読み合いに勝った際のカタルシスはとても大きい。
当時ストリートファイターシリーズから脱却していったカプコンの格闘ゲームタイトルの中でも、本作のキャラクター群はそのデザインのアクの強さ故に強烈な存在感を醸し出している。
キャラクターのアクの強さと各システムの敷居の高さ故に、「カプコン節」を理解しているかどうかで見解の差が顕著に出るタイトルである。
お世辞にも掴みが良かったとは言えない作品であったが、一部には本作でしか味わえないカタルシスの虜になったプレイヤーも。
カプコン制作の3D格闘ゲームの歴史において処女作となった作品は、立ち位置としては不遇だがハマる人はとことんハマるピーキーなゲーム性がウリであった。
現在のゲームセンターでお目に掛かれる事はまず無いが、移植版はOPムービーとBGMの変化以外はアーケード版を忠実に再現している。
ゲームアーカイブスで配信もされているので、当時の「濃い」カプコン節を堪能したいという人はプレイする価値があると言える作品である。
●キャラクター
・ハヤト(声優 : 林延年)
・ジューン(声優 : 緒方恵美)
・サターン(声優 : 田中和実)
・ガモフ(声優 : 郷里大輔)
・ゲレルト(声優 : 江川央生)
・ベクター(声優 : 細井治)
・ゼルキン(声優 : 江川央生)
・ゴア(声優 : 郷里大輔)
・ビルシュタイン(声優 : 郷里大輔)
・ブラッド(声優 : 林延年)
・カッパ(声優 : 田中和実)
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