【発売日】 1996年12月27日
【発売元】 タカラ
【開発元】 タムソフト
【ジャンル】 格闘ゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
タカラから1996年12月27日に発売されたPlayStation用の格闘ゲーム。
3D格闘ゲーム『闘神伝』シリーズのナンバリング3作目。
オフィシャルイラストはことぶきつかさ氏が担当している。
1作目のセガサターンへのリメイク移植『S』や他の外伝作(『にとうしんでん』や『URA』)なども含め、シリーズ関連作として見た場合はなんと8作目にあたり、円熟期にある中の完全新作だった(前作と異なりアーケード版は存在しない)。
しかし世間では既に同ジャンルのゲームとして『ソウルエッジ』『鉄拳2』『バーチャファイター3』など傑作が揃い踏み。
特に「武器格闘」という点でも被りがある『ソウルエッジ』のPS版とは、発売日がわずか1週間しか離れていなかった。
他作品にインパクト面で差をつけられ新規層へのアピールが思わしくなく、システムの大胆な刷新はシリーズ既存ファンの反応も二分してしまう。
それでも本作には32人ものプレイアブルキャラクターが存在し、一人当たりの技数までシリーズ最多と、見所が多い。
3Dで描かれたバトルフィールドにて、3Dキャラクターが1対1で闘う。
必殺技は、闘気を前方に飛ばす、闘気を纏って上空に飛び上がるなど、アニメや2D格闘ゲームなどで見られる超人じみた内容が大半を占める。
やはり2D格闘ゲームでは定番の、超必殺技も使用可能。
全キャラクター共通の「究極宝技」と「秘伝必殺技」、特定のキャラクターのみが持つ「闘神奥義」が存在する。
デザインやボイスがよく作り込まれており、32人全員をしっかり差別化できている。
性能面では似通ったキャラクターもいるが、単なるコンパチや上位・下位互換はほとんど無い。
コマンドさえ覚えれば誰でも手軽に「コンボ」を叩き込める。
特別使い勝手の良いものを2~3覚えておけば実戦でも問題無いが、極めようとすると奥深い。
準備されている数が多いので、性能把握からして楽しめる。
初心所でもすぐに主な使いどころが把握できる、直感的で分かりやすく強力な必殺技である。
尖った部分だけ見ればかなり個性的な存在ともいえる。
実際のところ、グラフィックと引き換えに本作が得たものは大きかった。
粗いグラフィックは一見さんをお断りにしてしまうが、「アニメのようなキャラクター達が、2D格ゲーライクに闘う3D格ゲー」というなかなか目にできない作品となっている。
良質なBGMも揃っているので、キャラクターや世界観の魅力も込みで楽しめそうなら、今からプレイしても十分に元は取れるだろう。
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