【発売日】 1997年4月25日
【発売元】 東北新社
【開発元】 フィルインカフェ、東北新社、東映ビデオ、東映東京撮影所
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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【中古】 PAL 神犬伝説
PAL 神犬伝説 PS
概要 (説明は『Wikipedia』より)
東北新社から1997年4月25日に発売されたPlayStation用のロールプレイングゲーム。
本作はちょっと変わった現代日本を舞台に、人間の姿を手に入れた子犬パルが一人の少女を救うべく奮闘する物語である。
「100時間遊べるRPG」を売り文句に発売された本作だが、様々な問題が足を引っ張り「音楽以外はクソゲー」と評する声が多く挙がっている。
反面、プレイヤーによってはゲームの粗を補うくらいにシナリオが刺さり、「ラスボスは酷いけど良ゲー」と高く評価する声もまた存在する。
PS1のRPGの中でも、特に賛否が真っ二つに分かれる一作である。
ごった煮のような世界観とは裏腹に、シナリオ面の作り込みは間違いなく本物である。
世界観の許容が大前提となるが、刺さったプレイヤーからのシナリオの評価は高い。
そんな物語を盛り上げるのが、温かみのある登場人物たち。
本作を語る上で欠かせないのがラスボスの異常な理不尽さである。
ゲームで最も苦戦したラスボスの話題で名前が挙がる事も多く、本記事の「不安定」判定の9割はこれである。
逆に言うと、ラスボス以外は概ね問題なく進めるバランスでありながら、この一体のためだけにクリアが困難になってしまっている。
戦略性のある戦闘や育成を重視するか、ゲームの世界に落とし込まれた奇特な世界を味わうか。
本作の価値は、RPGに何を求めるかで大きく変わってくる。
ゲーム面の出来はお世辞にも良いとは言えず、序盤の不親切さと終盤の冗長さは擁護し難いものがある。
脇を固めるシナリオも万人受けする内容ではなく、ラスボスの常軌を逸した理不尽さも相まって、本作を”クソゲー”と評する声は後を絶たない。
しかしシナリオが刺さるプレイヤーにとっては話が別で、埋もれさせるには勿体ないほどの魅力が隠されている。
プロット、キャラクター、音楽のいずれも丁寧に作られていて、遊んで良かったと評価するプレイヤーもまた少なくはない。
雨宮氏や浦沢氏のファンであれば、知っておいて損は無い一作。
プレイする機会がある場合は躊躇せず、素直に攻略情報を頼るのがオススメである。
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