【発売日】 1997年7月17日
【発売元】 カルチャーブレーン
【開発元】 カルチャーブレーン
【ジャンル】 格闘ゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
カルチャーブレーンから1997年7月17日に発売されたPlayStation用の格闘ゲーム。
カルチャーブレーンの代表作であるアクションゲーム『飛龍の拳』シリーズの3D化作品。
恐らく、同社が唯一、SCE系ハードで出したと思われるシリーズタイトルである。
90年代当時の格ゲー業界では『バーチャファイター』『鉄拳』といった作品の影響で2D作品よりも3D作品が尊ばれる風潮が強く、2D格闘のパイオニア、『ストリートファイター』や『餓狼伝説』、『サムライスピリッツ』までもが3D化するような時代だった。
そんな時代の中で、同社も自社のキラータイトル『飛龍の拳』を3D化した。
初の3D化ということもあって、当時の様子を見るとCBは本作にかなり自信があったようだが、元々3D化に向いていないゲームシステムに加えて、スタッフに3Dゲームのノウハウが無かった為にシリーズの特徴を大きくスポイルした作品となってしまった。
バーチャファイター風の3ボタン制でキック・パンチの他に大技ボタンがあり、強めの攻撃や秘奥義発動に使う。
さらにサイドステップあり。
秘奥義、いわゆる超必殺技がある。
使用するための秘奥義ゲージがあり、ガードすると溜まっていく。
満タンになると、一定時間内に一度だけ秘奥義が使える。
敵の攻撃を寸前でサイドステップするとカウンターを出すスーパーテクニックと、当身であるスーパーディフェンスがある。
攻撃がヒット、またはガードすると増える身体衝撃ゲージがある。
ガードクラッシュに近いが、ある程度まで増えるとしばらく防御ができなくなる。
時間経過で減っていくのを待つしかない。
飛龍の拳シリーズではお馴染みの心眼システムの存在。
相手が攻撃してくる部分を知らせてくれる。
本作では上中下段のいずれかに光が点灯する。
調整不足は否定できないが、様々なシステムを導入した試みそのものは悪くない。
元から3Dには不向きな作品だった事に加え、当時のスタッフに3Dポリゴンの技術力が無かったこともあり、原作の面影が無くなった結果、チグハグで雑な3D格闘ゲームと化してしまった。
とはいえ、当時は猫も杓子も3Dグラフィックが当たり前とされる風潮が強く、そうでないゲームは顧みられることもなく消えていった時代であった。
そのため、技術力やノウハウのない小さな会社であろうと、生き残るために無理やりにでも3Dゲームを開発していかなくてはいけなかったという、同情せざるを得ない背景事情があったのも事実。
時代が生んだ悲劇と言うべきか・・・
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