【発売日】 1989年
【発売元】 イマジニア
【開発元】 イマジニア
【ジャンル】 シミュレーションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
トップビューのマップで町や工業施設などを設置して町作りを行う都市開発シミュレーションゲーム。
いわゆる箱庭ゲームを確立した作品。
箱庭要素のあるゲームは既に「A列車でいこう」シリーズなどがあったが、一つのSLG形態として認識されるようになったのは本作からである。
プレイヤーは市長となり、様々な問題を解決しながら都市の開発と発展を目指す。
実際の行政よりも簡略化されているため、システムは非常にシンプル。
トップビューのSLG。
税収で得られる予算内で様々な建築物を建造しながら都市を発展させる。
建築できる建造物は11種類で、これらを都市問題がなるべく発生しないように配置していく。
一部経費を設定する部分もあるが、もっぱらこの都市造りが本作の中心。
ゲームは一年を単位に区切りがつき、町の収支(設定した税率による税収と特別収入、警察署や消防署、交通網の維持費など)が提示され、税率や各機関への経費を決定し次の年を迎える。
ただし、無計画な都市計画により、資金が尽きてしまった場合はゲームオーバーになる。
都市には都市問題がつきもの。
町の発展を阻害するこれらを解決するのも、市長の役目である。
時には予想だにしない災害も巻き起こり、大きな被害を生む事もある。
箱庭ゲームのパイオニア。
いわゆる箱庭ゲーム形態を作り上げた。
それまでにないゲーム性は、まさしく斬新。
効率的に発展を促すため、各種施設や道路、線路を敷設していく。
町を育て大きくしていく試行錯誤はなかなかに面白い。
災害は悩ましい問題ではあるが、試行錯誤して町を立て直し問題を次々と解決に導いていくこともまた、本作の醍醐味のひとつである。
ある程度しっかりとした街づくりができると、都市は勝手に発達していく。
小さな一戸建てばかりの住宅地や平屋の郊外店だけだった商業地が、やがて見栄えのするビル街へと変貌していく。
その様子を眺めるのも本作の醍醐味の一つ。
閉じた空間の中で、建造物を配置しながら町の成長を楽しむ。
どこか動物飼育でもしてるかのような楽しみは、それまでに見られなかったもの。
手塩にかけた町には愛着も沸き、いつまでも行く末を見たくなる中毒性がある。
システムもシンプルで取っ付きやすい。
さらにシナリオモードは、少しばかり変わった遊びができる良いアクセントになっている。
その斬新なゲーム性は、今でも続く長くシリーズ礎となった。
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