【稼働開始日】 1988年6月
【発売元】 タイトー
【開発元】 タイトー
【ジャンル】 アクションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
1988年にタイトーからリリースされた、シューティング要素の強い横アクションゲーム。
タイトルからわかる通り、地獄がステージ舞台という異色の設定である。
乱心した閻魔大王を改心させる為、覚蓮坊(かくれんぼう、1Pキャラ)、と東仙坊(とうせんぼう、2Pキャラ)の二人が地獄にて戦いを挑むという、何とも恐ろしげでシュールな世界観が特徴。
1人~2人交互プレイ可能、全7ステージ構成。
本作の2年前に同社からリリースされ好評を博した『奇々怪界』に次いで登場した和風妖怪テイストのゲームであり、キャラクターデザインや雰囲気もどことなく似ている。
ゲーム性の面では、『奇々怪界』が全方位型の任意スクロール型シューティングだったのに対し、こちらはショットを武器に進む横スクロールアクションゲームとなっている。
使用するボタンは魔破珠(ショット)攻撃とジャンプの二つ。
魔破珠は撃った後にすぐ地面に落下し、その後はバウンドするような形で動く性質がある。
一定回数バウンドするか敵に当てると魔破珠は消滅してしまう他、壁や障害物に当たると跳ね返るようになっている。
パワーアップである赤、緑、紫の魔破珠のいずれかを所持している状態でレバー下を押しながら攻撃を行うと光る魔破珠を発射できる。
これを敵や壁に当てると破裂して「スペシャル珠」が発動し、強力な特殊攻撃が可能となる。
しかし、発動させるとパワーランクを一つ落とすというリスクも伴う。
各ステージのクリア条件は、そのステージの進んだ先に置かれている「地蔵」に触れる事である。
但し、ステージ3はボスが現れ、そいつを倒さないと地蔵は出現しない。
また、最終ステージは地蔵が存在せず待ち構えるボスを倒した時点でクリアとなる。
いかにもといった感じの魑魅魍魎な敵キャラ達、踏むと崩れ落ちる骸骨の通路、血の海から飛び出す目玉、など地獄らしい空間はきっちり再現されている。
コミカルとはいえ結構おどろおどろしくグロテスク。
BGMもおどろおどろしく、メロディラインや和楽器を意識した音の使い方が純和風に徹しており、地獄めぐりの雰囲気を強くかもし出している。
ただ、それゆえにやはり地味さはぬぐえないが……
ゲーム自体は可も不可もない至って普通のアクションであり、悪くいえば終始地味。
当時のタイトーは一体誰をターゲットにしたのかよくわからないような世界観のゲームをちらほらと発売していたが、本作もそのうちの一つとみられている。
ゲーム内容の面では、極めて地味であり、可もなく不可もない凡庸な作品といった評価に落ち着いているが、本格的な地獄世界をお気軽に一周できるという他には味わえない個性がある。
内容そのものに大きな欠点などもなくゲームとしては普通に遊べるので、そういう意味では貴重な存在かもしれない。
主人公が妖怪と戦いながら地獄めぐりするという内容から、ナムコの『妖怪道中記』の影響をうけているのではないかといわれている。
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