雷電伝説(スーパーファミコン)

【発売日】 1991年11月29日
【発売元】 東映動画
【価格】 8,286円
【メディア】 8メガビットロムカセット
【ジャンル】 シューティングゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

縦スクロールシューティング。

8方向レバー+2ボタン(ショット、ボム)で操作。

全8ステージ、1周エンド。

業務用で人気を博し、多くのハードに移植された『雷電』ではあったが、SFC版、MD版、FM-TOWNS版は何故か『雷電伝説』と改題されての発売となってしまった(PCE版のみ『雷電』及び『SUPER雷電』)。SFC版の開発は悪評の多いカオス(旧マイクロニクス)。

他の家庭用ハードでも業務用の仕様を完全再現出来たケースは極めて少ないが、それを差し引いてもこのSFC版は、音、絵、調整、再現度、独自の追加要素、全部門において他移植作品中のワーストを勝ち取った鬼子。

その冗談のような出来栄えの悪さは、今もまさに伝説となって雷電フリークの間で語られる。

もう常識レベルの基礎知識とか定番ジョークとか、そういう扱いである。

業務用を改悪した箇所が多すぎる。

それこそ挙げればキリが無い。

BGMのクオリティだけは当時の雷電移植の中でも良質な部類に入る(SUPER雷電は除く)。

当時の御三家ハード(PCE、PCESCD、MD、SFC)の雷電移植としては唯一二人同時プレイが可能。

本作のスタッフロールを見ると、本ゲームが僅か7名のスタッフで製作されたことが分かる。

人員不足、技術不足もあったかも知れないが、本ゲームのあまりの出来の悪さは「プラットフォームが変わってもマイクロニクス(と、販売元の東映動画)は糞」というイメージをユーザーに植え付けることになってしまった。

雷電がスーパーファミコンで遊べる、と期待した多くのユーザーを失望させたことに間違いは無い。

もっともSFCはCPUの処理速度が非常に遅く、STGをとにかく苦手にしていた。

もちろん移植を担当したカオスの技術力不足もあるだろうが、SFC初期の作品であり十分なノウハウもなく、またコナミの『パロディウスだ!』に搭載された拡張チップのようなものもない状態では、このレベルの作品しか作れないとしても仕方のなかった面もある。

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