【発売日】 1991年9月20日
【発売元】 セガ
【開発元】 セガ
【価格】 8,700円
【メディア】 8メガビットロムカセット
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
体感ゲームを手掛けていたセガAM2研が『ヴァーミリオン』に続いて開発した作品。
フィールド画面こそヴァーミリオンに近いが、中世ファンタジーで且つ様々なゲームパートが入り乱れていたあちらとは打って変わり、現代に近い世界観を舞台に、横視点アクションの戦闘を加えたアクションRPGとなっている。
戦闘がアクションなことと、ヒーローが主人公である点を除けば、一本道のオーソドックスなRPGである。
しかし本作は、ひょんなことから正義の変身ヒーローになってしまった若者の活躍を描くヒーロー物でありながら、そのヒーロースーツはあろう事か貸出品という斜め上どころではない奇抜過ぎる設定を持つ作品である。
本作は変身ヒーロー物である関係上、メニューに「へんしん」という項目がある。
主人公は普段の何倍もの力が出せるヒーロースーツ「スーパーエナジーコンバットアーマー」を手に入れてしまい、「エアロシティー」を守る正義の味方、レンタヒーローとなる。
このスーツの動力源は「乾電池」という何とも夢のない仕様で、動きまわったり必殺技を使うとバッテリーを消耗。
トホホな設定とパロディまみれのバカゲーと思いきや、そこから加速していく物語は単なるバカゲーに留まらない魅力を放っている。
発売当初は序盤のトホホっぷりと、それでなくともお使いゲームっぷりが雑誌などで酷評され、発売から3ヶ月も経たずに値段が暴落してしまった。
だがこのゲームのB級ぶりとストーリーの良さが月日を経て徐々に再評価され、一時はプレミア物になり、リメイク版が発売されたり2018年には舞台化もされている。
バカゲーという概念が存在しなかった時代に、全力でバカを狙って作った作品であり、時代が付いてこれなかった辺りもセガらしい。
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