【発売日】 1985年5月
【発売元】 エニックス
【開発元】 エニックス
【ジャンル】 アドベンチャーゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
ドラゴンクエストの堀井雄二氏がシナリオを担当したアドベンチャーゲームシリーズ最終作。
サスペンスを主題としつつ、刑事を主人公にした殺人事件の調査がテーマではなく、誘拐事件に巻き込まれた一般人である主人公とその恋人を操作して行方不明になった恋人の妹を探し出す。
RPG風のゲームシステムを取り入れた実験的なシステムや色濃いコメディ要素が含まれており、世界観そのものの雰囲気も含め、前二作と比較してカジュアルな作風になっている。
これまでの作品のような地名を選択して移動する形式ではなく、RPGのスクロールマップの様な画面で移動をするという形式となっている。
従来のように地名を選択して移動する事も可能。
特に終盤は「スタミナ」「ストレングス」「ディフェンス」といったステータスや敵との戦闘シーンまでが追加され、もはやRPGといっても遜色がない程。
更にヒロインの2人が援護攻撃を行ってくれるようになっている。
本作の発売は初代ドラゴンクエストの前年であるため、発売前段階の実験的な色合いもあったのかもしれない。
誘拐事件というサスペンスらしい題材にふさわしく序盤は相応にシリアスな雰囲気で進むが、ストーリーが進行するに連れて徐々にコメディ色が強くなっていく。
写実タッチだった『オホーツクに消ゆ』と異なり、簡素ながら漫画タッチのグラフィックとなり、親しみやすくなった。
全体的に実験要素が強い作品であり、RPG要素を蛇足と感じるかどうかはプレイヤー次第であるが、堀井氏ならではのシナリオは十分味わうことができる。
ライトでコメディタッチなノリは賛否が分かれるところだが、シリアスものよりも明るく軽い作風が好きな人であればやってみてもいいかもしれない。
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