【発売日】 1986年10月30日
【発売元】 日本ファルコム
【開発元】 日本ファルコム
【ジャンル】 アクションアドベンチャーゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
木屋善夫氏プロデュースのドラゴンスレイヤーシリーズの三作目。
発売当初は『ドラゴンスレイヤーJr.』という肩書きだったが、後に『ドラゴンスレイヤー3』と改められた。
当時のPCゲーム、特にADVやRPGは「難しいほど良作、誰でも簡単にクリア出来るのはクソゲー」とされる風潮のせいで難易度インフレが酷く、その結果出来上がったのは本作である。
本作のキャッチフレーズは『こんなのアリか!?』、『かわいさ余って、難しさ100%』。
サイドビューのアクションADV。
一見するとRPGのようだが、RPGのような成長要素はない。
会話したりアイテムを使ったりして謎を解きながらストーリーを進めていく。
とにかくすぐクリア不能になってしまううえ、その原因がわかりにくい。
さらに、クリア不能な事態に陥っていることすらもわかりにくい。
謎解きが、ほぼすべてノーヒントであり、手探りでいろいろ試してみて、ゲームオーバーになって覚えていくしかない。
ただし、このゲームはゲームオーバーにもならずストーリーが進まなくなるだけの詰みも多いので、ますますタチが悪い。
なぜダメだったかの理由がわかりやすいものはまだマシで、なぜ失敗したのか気づけない・気づきにくい謎解きは多くの詰みプレイヤーを生んだ。
ファルコムだけにアクションゲームとしての基礎は良い出来。
難易度はおかしいものになっているが、美しいグラフィックや高速スクロールなど、アクションゲームの基礎部分については、いままで築き上げてきた経験が活かされており、評価が高い。
とにもかくにも極悪な難易度設定が本作のすべてである。
当時の高難易度に傾倒したPCゲーム界隈の風潮からすれば、いずれこうなるのは目に見えていたが、いざそれが完成してみると、あまりにも理不尽すぎ、苦痛を感じる出来である。
アクション部分のクオリティはファルコムだけに安定しているものの、それにより、かえって「難易度だけでここまでひどいことになるのか」というのが目に見える結果となってしまった。
ザナドゥという大ヒット作品のあと、しかも同じドラゴンスレイヤーシリーズを冠したものだけに、本作を手にして呆然としたプレイヤーは数知れず。
Windows以前のPCゲームの代表的ソフトとして、外せない一本である。
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