【発売日】 1998年3月27日
【発売元】 任天堂
【価格】 4,800円
【メディア】 32メガビットロムカセット
【ジャンル】 アクションゲーム
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任天堂 【Switch】星のカービィ ディスカバリー [HAC-P-ARZGA NSW ホシノカービィ ディスカバリー]
星のカービィ ディスカバリー Nintendo Switch HAC-P-ARZGA
概要 (説明は『Wikipedia』より)
いわゆるナンバリングシリーズタイトル。
3と銘打たれているが3作目ではない。
SFCへのデビューに伴って革新的な変化を目指した『スーパーデラックス(SDX)』と違い、本作はあくまでGB版から続く原点を重視・継承した「カービィらしさ」を前面に打ち出し、ほんわかとした印象の作品である。
本作は前作『スーパーデラックス』に比べて比較的ゆったりした挙動になり、シリーズの原点である『1』や『夢の泉の物語』等に近いものに回帰。
各々特徴の異なる仲間キャラクターとの合体、困っている人を助けることで貰える「ハートスター」を全て集める事で開ける真エンドなど、システムの根幹は『2』を踏襲しており、ゲーム性も順当な進化を果たしている。
一気にシリーズファンを増やした『スーパーデラックス』から入ったプレイヤーには、同じシリーズでありながらもガラッと変わった雰囲気で驚きを与え、それでいてシリーズ本来の魅力を知るきっかけにもなるだろう。
水彩画のような柔らかいタッチの色使いと幻想的なグラフィックは細部まで作りこまれており評価は高い。
全体の世界観も草原・海・砂漠・山脈・氷河…と、殆どが「自然によって生み出された美しい光景のある土地」を舞台としており、機械的な油臭さも感じられずのどかで牧歌的な印象を受ける。
ちなみに前作のスーパーデラックスはキャラクターの輪郭がハッキリと描かれており、背景などのグラフィックも3DCGを使ったものが多かった。
冒頭の「最近のゲームってむずかしすぎ。もっとサクサク遊びたいよね。」という宣伝文句に反し、実は今作のコンプリート難易度はカービィシリーズにしては凄まじく高め。
特に一部のミニゲームの難しさが有名。
原点に忠実なゲーム性を鑑みた本作だったが、既にSFC終期の作品であった事、CMでの広告活動が一切行われなかった事など様々な不運が重なり、売上本数は35万程度に留まった。
前作『スーパーデラックス』はSFCへのデビューにおいて従来の方向性を転換した事で大勢のファンを獲得したが、それゆえに回帰を目指した本作は各々のファンを二分し、評価を大きく分ける結果となったのである。
しかし、作品単体としての出来は非常に良く、類稀なる完成度を誇るアクションゲームである事に変わりは無い。
追加された新たな仲間と一緒に優しいグラフィックで描かれるカービィ・ワールドを楽しめる一品である。
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