【発売日】 1990年3月23日
【発売元】 パック・イン・ビデオ
【開発元】 ビッグ・クラブ、漫充堂
【価格】 6,700円
【メディア】 2メガビットHuCARD
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
日本物産(通称ニチブツ)の開発した縦STG。
同社が開発したシューティングゲーム『テラクレスタ』のフォーメーションシステムを、当時流行していた『R-TYPE』を参考に、より簡略化したものを内蔵している。
このゲームは「自機の当り判定が見た目よりも小さく敵弾が見た目より大きい」という特徴を持っている。
過去のニチブツシューティングではあまり大きな変化が見られなかったが、本作の世界観は昆虫の多数いる宙域/機械まみれの領域/生物の体内と、STG全体から見ても世界観の幅が広く、見た目に飽きが来難い。
覚えゲーの多いニチブツゲームの中ではアドリブの効くステージ構成になっているが、何よりフォーメーションを使用して敵に子機をめり込ませたり、障害物を利用して一方的に攻撃したりと、爽快感溢れる仕様になっている。
出来は良いのに名作では無いと言う不可思議な矛盾点を抱えた惜しい一作がこの『アームドF』である。
当時としてもマイナーな一作であった本作をPCエンジンに移植したもの。
家庭用テレビに合わせて画面の縦横比が変更されている。
元々『アームドF』は縦画面筐体の縦STGだったが、一般家庭用テレビで遊べるよう画面を縦に潰している。
これにより、自機の当り判定及び敵機の当り判定が見た目よりも巨大化。
元々アーケード版も敵弾の当り判定が見た目よりも少し大きく設定されていたのに、それがあまりにも極端になっている。
元となる『アームドF』が「敵弾の発射位置が敵の体から少し離れた場所」なので、子機をめり込ませて敵を攻撃していると自機と子機の隙間から敵弾が発射される事があった。
そのため狭い場所では、子機の端だけを敵にめり込ませて攻撃させる必要がある等、位置取り/立ち回りが重要なゲームであった。
ハード性能の問題もあり、グラフィックが大幅劣化。
皮肉な事に、画面を縦に潰したことを抜きに考えると移植度は結構高い。
ハード性能による音源とグラフィックの劣化は致し方ないとしても、ゲーム部分を何の調節もせずにただ単純に縦に潰しただけと言う時点で、この劣化移植は実現したわけである。
そもそも『アームドF』自体の知名度が低く、移植作である本作もワゴンの主だったので、本作の劣化移植内容を知る人は少ないと思われる。
一応STGとして遊べないわけではない。
知名度が高ければ「アームドFの名を冠するに値しない」と言われても反論しようのないほどだが。
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