【発売日】 1990年4月3日
【発売元】 ナムコ
【開発元】 ナムコ
【メディア】 4メガビットHuCARD
【ジャンル】 アクションゲーム
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●概要 (説明は『Wikipedia』より)
これまで『パックマン』や『ゼビウス』『ドルアーガの塔』など主に明るいイメージがあったナムコが、ホラー映画ブームの真っ只中であった80年代に世に放ったホラーACT。
今となっては版権的にやばそうなジェイソン似のマスクを被った主人公が、パンチやキックで館に蔓延る異形の怪物をなぎ倒しながら突き進む横スクロールアクション。
ステージ構成は全7ステージで、各ステージの最後に待ち構えるボスを倒すことで進んでいく。
ストーリーやタイトルから分かる通り、一貫してホラー映画ならではの不気味でおどろおどろしい世界観の演出に徹している。
生理的嫌悪感を催させるほどに練りこまれたドットグラフィックや、不気味さのみでなく一瞬の安堵・焦燥感・悲哀まで、雰囲気に合わせて盛り上げるBGMも好評。
特にステージ4から5終盤・エンディングはBGMやよく動くドット絵が相まって屈指の名シーンとなっている。
有名ホラー映画のオマージュもちりばめられており、ホラー映画マニアであればニヤリとできる演出が多数ある。
ゲームとしてはバランスがよく上達も目に見えて分かる。
また個性的な敵やワナの配置やかいくぐる楽しさもあり、プレイヤーの心理をくすぐる演出もあっていろんな意味で飽きさせない。
台詞やムービーに頼らず、ゲームならではの手法で物語を演出しきったスタッフの手腕も素晴らしく、名作としての素質を十分に備えている。
当時のユーザーからも概ね好評を得ており、現在に至るまで変わらずに一定の評価があることからもそのことが伺えるだろう。
海外でも高い評価を得ており、20年以上経った今でも多くのファンに愛されている。
ただ、ストーリーに関しては「どうしようもなく救いがない」ため、「あの展開さえなければ…」と「むしろあそこまで印象深くさせるための演出は見事」という極端な路線に分かれる。
何はともあれ、『極めて悲劇的かつ救いようのない、絶望感溢れるカラー』を表現しきったこともまた、本作を名作たらしめている大きな要因であろう。
PCエンジン版はFCより規制が緩かった為、一部、表現の緩和・削除などの変更点は存在するが、比較的アーケード版に近い移植となっている。
ステージ1道中名物ともいえる鉈がステージ1から削除されて角材に変更され「敵の切断描写を発生させる手段が無くなる」など、一部の残虐表現がマイルド化されている。
ステージクリア後の体力回復値の増加、無敵時間が延長されているなど、難易度は若干下がっている。
ゲーム中のボイスは無くなり、BGMの曲数の減少やステージ開始時のアイキャッチ、背景の簡略化などが施されている。
本作では鉈がステージ1で使えなくなった代わりに、ステージ4ボス戦時専用の武器であった斧と入れ替える形で色違いの『黄金の鉈』が追加されている。
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