【発売日】 1990年8月3日
【発売元】 タイトー
【開発元】 I.T.L
【メディア】 3メガビットHuCARD
【ジャンル】 アクションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
1988年にタイトーからリリースされた、シューティング要素の強い横アクションゲーム。
タイトルからわかる通り、地獄がステージ舞台という異色の設定である。
乱心した閻魔大王を改心させる為、覚蓮坊(かくれんぼう、1Pキャラ)、と東仙坊(とうせんぼう、2Pキャラ)の二人が地獄にて戦いを挑むという、何とも恐ろしげでシュールな世界観が特徴。
本作の2年前に同社からリリースされ好評を博した『奇々怪界』に次いで登場した和風妖怪テイストのゲームであり、キャラクターデザインや雰囲気もどことなく似ている。
ゲーム性の面では、『奇々怪界』が全方位型の任意スクロール型シューティングだったのに対し、こちらはショットを武器に進む横スクロールアクションゲームとなっている。
各ステージのクリア条件は、そのステージの進んだ先に置かれている「地蔵」に触れる事である。
但し、ステージ3はボスが現れ、そいつを倒さないと地蔵は出現しない。
また、最終ステージは地蔵が存在せず待ち構えるボスを倒した時点でクリアとなる。
いかにもといった感じの魑魅魍魎な敵キャラ達、踏むと崩れ落ちる骸骨の通路、血の海から飛び出す目玉、など地獄らしい空間はきっちり再現されている。
コミカルとはいえ結構おどろおどろしくグロテスク。
BGMもおどろおどろしく、メロディラインや和楽器を意識した音の使い方が純和風に徹しており、地獄めぐりの雰囲気を強くかもし出している。
当時のタイトーは一体誰をターゲットにしたのかよくわからないような世界観のゲームをちらほらと発売していたが、本作もそのうちの一つとみられている。
ゲーム内容の面では、極めて地味であり、可もなく不可もない凡庸な作品といった評価に落ち着いているが、本格的な地獄世界をお気軽に一周できるという他には味わえない個性がある。
内容そのものに大きな欠点などもなくゲームとしては普通に遊べるので、そういう意味では貴重な存在かもしれない。
PCエンジン版は、一人プレイ専用となり東仙坊の存在が消えた。
ステージの構造がアーケードとは若干の相違があるが、移植度自体は頑張っており、原作のおどおどしい不気味さも健在である。
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