【発売日】 1991年4月12日
【発売元】 NECアベニュー
【開発元】 東亜プラン
【メディア】 CD-ROM
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
かつてはタイトーを発売元としてアーケードゲームを開発していた今は亡き東亜プランが、初めて自社ブランドとしてリリースした横スクロールシューティングゲーム。
本作の自機は4種類のショットを持っており、切り替えボタンで使用したいショットを常時選択できる。
数少ない東亜製横スクロールシューティング。
本作は縦スクロールシューティング主流の東亜プラン製としては珍しい横シューティングであり、東亜の定番であるボンバーに該当するシステムも存在しない。
本作の敵配置は全編通して「ショットの切り替えを使いこなす事を前提とした」構造になっている多い。
例えば、「敵の主砲が斜め型に入り組んでおり、破壊するには斜めショットで攻撃する必要がある」「ステージ1ボスの弱点方向が常時変化し、その都度ショットを切り替える必要あり」といった具合。
よって、本作は単純に撃てばいいというものではなく、ショット切り替えをいかに効率良く行えるかといったパズル的要素も含んでいると解釈できる。
ゲームの出来は決して悪くはないものの、すでに同社が製作した『究極タイガー』や『TATSUJIN』といった派手路線のゲームの影に埋もれてしまい、あまり人気を得られなかった模様。
PCエンジン版は、原作と並行して話が進むパラレルストーリーであり、自機パイロットが女性二人に変更されている(原作のパイロットは紛れもなく男性)。
CD-ROM2のお得意技であるビジュアルシーンがオープニング、ステージ前後、エンディングに挟まれる演出が付いた。
パイロット二人のやたらとエロいコスチュームや、紳士タイムなオープニングデモが導入される事から「『ヘルファイヤーS』のSはスケベのS」と揶揄されている(本来は「スペシャル」のS)。
PCEがギャルゲー色に染まったからこういう路線になったとよく誤解されがちだが、それとは無関係で元々からそういう企画がされていた。
アナザーストーリーという関係上、エンディングが大きく変更されているが、これがPCE屈指の欝ENDと評され、当時のプレイヤーにトラウマを植え付けた。
ゲーム自体は「シールド」(MD版とは違い2回まで耐えられる)が追加された以外は、二人同時プレイができる原作寄りに近い移植となっている。
原作と比較すると、難度は大幅に下がっている。
ただし、的確なショットの切り替えが要求されるゲーム性は維持されており、何も考えずに撃ち続けていてはクリアできない。
当時のCD-ROM2のお約束として、すべてのBGMがCD音源によるゴージャスアレンジとなっている。
新規の楽曲としては良曲の部類だが、キラキラにゴージャス化がされすぎて原作における東亜節が大分薄らいでおり、このアレンジには評価が分かれる。
アレンジ演奏はPCEではお馴染みの実力派コンポーザーであるT’s Musicが担当している。
ビジュアルシーンを削除し、原作に近いBGMを再現したHuカード版の発売も予定していたが、こちらは発売中止になっている。
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