【発売日】 1985年
【発売元】 アスキー
【開発元】 アスキー
【ジャンル】 ロールプレイングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
『ウルティマ』『ローグ』と並び、黎明期のコンピューターRPGの傑作と言える作品の一つ。
かつては『ウルティマ』や、後に発売された『マイトアンドマジック』とともに、「世界3大RPG」と称された。
1作目である本作は「Proving Grounds of the Mad Overlord(定訳としては「狂王の試練場」)」という副題が付けられている。
プレイヤーが作ったキャラクター達で、3D視点のダンジョンを探索する。
ストーリー上の目標は設定されているものの、それを達成した後もひたすらレベルアップとアイテム収集を楽しめるRPG。
一般販売されたCPRGとしては最初期の作品ではあるがシステムの完成度は高く、キャラメイクや個有名を持つ魔法体系など、すでに導入されている。
『Wizardry』のゲーム設計は1977年製のコンピュータゲーム『oubliette』という3DダンジョンRPGの影響を色濃く受けている。
当時主流だったTRPG『アドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ (AD&D)』をベースに作られている。
キャラクターメイキングは種族・職業・属性の3要素からなる。
種族は「人間」「エルフ」「ドワーフ」「ノーム」「ホビット」の五種。
初期能力値(とそれに伴う各職業への就き易さ)に違いがあり、更にボーナスポイント(総量はランダム)を分配して各自の能力値を決定する。
属性は「善」「中立」「悪」の三種。
職業は基本職の「戦士(ファイター)」「魔法使い(メイジ)」「僧侶(プリースト)」「盗賊(シーフ)」と、上級職の「司教(ビショップ)」「侍」「君主(ロード)」「忍者」の8種。
それぞれに習得能力や装備品の差異などが存在する。
途中で職業を変える(クラスチェンジ)ことも可能。
MPは「魔法使いのMP」と「僧侶のMP」に分かれていて、それぞれさらに7つのLVに分かれており、上位のLVほど呪文も強力になる。
コマンド選択式戦闘、パーティ、職業等々、本作の基本システムが後に与えた影響は計り知れない。
マップ探索、キャラクターの作成と成長、アイテム探しなど、後世にも引き継がれたRPGの基本的な楽しみが詰まっている。
コンピューターRPGの基本的なフォーマットを作り上げ、発展させた作品。
現代から見ると非常にシンプルであるが、当時は6色のカラーで描かれたモンスター、擬似主観視点、アニメーションするタイトル画面と、当時の技術で可能な限りのビジュアルを詰め込んだ革新的なタイトルでもあった。
「人生を変えたレベル」のゲームとして語られることも、決して珍しくない。
それだけ、当時としては突出したものを内包した良作であったと言えるだろう。
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