【発売日】 1985年5月15日
【発売元】 光栄
【開発元】 光栄
【ジャンル】 シミュレーションゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
光栄(現コーエーテクモゲームス)から発売された歴史シミュレーションゲームである。
舞台を13世紀のユーラシア大陸と北アフリカに広げ、大陸を征服するのが目的である。
元々は『蒼き狼と白き牝鹿』というタイトルでカセットテープ版で発売されたもののバージョンアップ版であった(そのため、本作を「チン2」とよぶことも)。
しかし、媒体としてフロッピーディスクやROMカセットが普及したこと、『信長の野望』『三國志』とともに本作を「歴史三部作」として大々的に打ち出したこと、その後のシステムの基となる要素を多く含んでいたこともあって、いつの間にか第一作のような扱いを受けるようになった。
シナリオは「モンゴル編」と「世界編」の二つ。
サブタイトルにもなっているジンギスカンは「モンゴル編」ではそれ以前の名前であるテムジンとして登場する。
「モンゴル編」でプレイできるのはテムジンのみ。
モンゴル編を1205年の冬までに統一すると将軍候補(他の作品の武将に当たる)、后、子ども、人口と資産の10分の1を保有して「世界編」に移行する。そして、ユーラシア大陸の征服を目指す。
はじめから「世界編」を選ぶこともできる。
その場合、プレイできるのはジンギスカン(モンゴル帝国)、源頼朝(日本)、アレクシオス(ビザンツ帝国)、リチャード1世(イングランド)の4人。
本作では「統率力」「判断力」「説得力」「企画力」「体力」「武力」というステータスがある。
一つの季節が1ターンというのは『信長の野望』とも共通している。
また、内政系のコマンドが少ないため、3回も命令できるというのは『信長の野望』より楽そうに見えるが、人事、属国(コンピュータへの委任国)への指示、資産売買、軍の再編・強化、自己鍛錬、情報収集、オルドとやるべきことが多いので、実は結構シビアである。
日本ではミリタリーや戦国ものが多い中、モンゴルの民族争いにスポットを当て、また主役であるテムジンにまつわるエピソードをゲームシステムに取り入れているのは面白い。
特にオルドによる、「自分で配下を生み出せる」というシステムはそれを象徴するものだと言える。
プレイの自由度は高く、自由な戦略とさまざまな戦術を考案したり、実行できたりするのも本作の魅力である。
ただし、他の光栄の作品と違い、コマンド・能力・時代などにクセのあるところが多いので、万人向けとはいいがたく「歴史三部作」の中ではいまいちマイナーなシリーズではある。
しかし、現在でも熱狂的なファンが多く、ファンによるシリーズのHPも少なくない。
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