【稼働開始日】 1978年11月
【発売元】 ナムコ
【開発元】 ナムコ
【ジャンル】 ブロックくずしゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
『Pong』から始まったパドル操作を用いた系譜のゲームであり、一作目の『ジービー』はナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)がアーケードでリリースした初のゲームでもある。
タイトルが三作存在するが、ルールは全く同じバージョン違いでしかない。
パドルを操作して下に落ちないようにボールを当ててブロックを破壊する、いわゆるブロック崩しにあたる。
しかし、本作ならではの特徴として、ブロックが画面上部だけではなく左右側にも設置され、バンパーやスピナーといったピンボール的な仕掛けを持っている事が挙げられる。
画面レイアウトもどちらかといえばピンボールのそれに近い。
面クリアの概念はなく、ブロックはある程度破壊すれば復活する、いわゆるエンドレスゲームにあたる。この辺もピンボール寄りのルールとなっている。
ミスをしてもブロックは復活する。
一般的なブロック崩しと違い、パドルは画面下部と中部の二箇所ある。
一つのダイアル式コントローラにて二箇所同時に操作する。さらに真ん中に固定された縦のパドルがある。
画面下にボールが落ちてしまうとミスとなり、ストックが全部尽きるとゲームオーバーである。
ボールの機軸はブロック崩しの直進的な動きであり、ピンボール感覚でプレイすると違和感を覚える可能性が高いので注意が必要。
画面中央にボーナススコアのカウンタが表示されている。
フィールド上にあるギミックにボールを当てていくことで少しずつ増えていき、ミス時に倍率を掛けたものが加算される。
また(N)(A)(M)(C)(O)と書かれたロールオーバー部分はボールが通過するたびに点灯・消灯し、全て点灯させるとボーナス得点が2倍になる。
一度全灯させるとミスするまで消灯状態にはならない。
フィールド左右下部にはボールが入るとそのままミスとなるポケット(ピンボールで言うところのアウトレーン)が存在。
ゲーム開始時は穴が空いた状態だが、サイドブロックを全て破壊するとセーフティゲートが出現、ミスを防ぐことができる。
ただし一度ボールが当たるとゲートは消滅するので、復活させる場合は再度同じ手順を踏む必要がある。
高得点をとり続けるとクレジットが増えていくシステムからわかるように、難易度はそれなり以上に高い。
ピンボールのギミックの導入により、従来のブロック崩しと違う面白さがある。
バンパーやロールオーバー部分などはその典型。
さらに左右のブロックや、ポケットのブロックなど、これらも従来にはないもの。
真ん中の固定パドルは、中央パドルと同じ位置にあるため、工夫し甲斐がある。
一般のブロック崩しと違いブロックが壁に密着している。
このためブロック背後にボールを入れ、一気に崩していくことができない。
爽快感が今一つ。
バンパーはあるが、反射がそう長続きしないので爽快感というには乏しい。
ピンボールとブロック崩しの融合という新機軸な試みは大いに評価できる一作なのだが、その割に知名度は今一つである。
というのも、当時は社会現象を巻き込む程の超絶ヒットとなった『スペースインベーダー』がブーム絶頂期であり、本作はその影に隠れてあまりヒットしたとはいい難い存在だった。
ある意味、ブロック崩しブームの終焉を象徴したようなゲームである。
[game-1]ジービー(最新無料動画を楽しみましょう♪)