スペランカー(アーケードゲーム◆アイレム)

【稼働開始日】 1986年
【発売元】 アイレム
【開発元】 アイレム
【ジャンル】 アクションゲーム

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【中古】 みんなでワイワイ!スペランカー/NintendoSwitch

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【中古】 ファミコン (FC) スペランカー (ソフト単品)

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

FC版の翌年にリリースされたアーケード版。

しかし、FC版と比べ知名度はかなり低い。

FC版と同様に残機制の即死アクションゲームだが、ゲーム性に大きな変更が加えられた。

鍵と宝を集めつつ、どんどんと洞窟の深部に進んでいくといった基本部分と同様だが、虚弱体質だった先生が、高い段差から落ちてもダメージを受けるだけで即死にはならず、大幅なドーピング(?)が施された。

一部プレイヤーからはこの強化に対し、「こんなの先生の皮をかぶった何かだ!」と突っ込まれている。

しかしながら、何もしなくてもライフがどんどん減少していくという副作用(?)があり、FC版以上に急ぎプレイが要求される作りとなっている。

FC版では15ドットの高さから飛び降りるだけで死んでいたが、飛び降りている間は制御が出来ずに着地時に一定時間気絶するだけで死亡しない。

どれほど強化されたかというと、ステージ1の一番上の階層から一番下まで飛び降りてもピンピンしていると言えるほどの強化ぶりである。

1.5メートルの坂道で死んでいた人が500メートル飛び降りてもちょっと気絶する程度で済むという超人的な肉体を手に入れた。

深度を現すパラメーターが追加されており、現在何メートルまで下りているかがわかるようになっている。

開始時にゴンドラに引っかかって死亡する事も当然なくなり、見た目通りに歩いて降りられるようになっている。

強化も相まって、アクションのミスによる死亡がほぼなくなった。

FC版では問題となっていたロープからの飛び移りも改善されており、ロープにつかまっている最中に左右にキーを入れると、(一定時間なら)飛び下りずに固定される為、安全にジャンプできるようになった、しかし、キーを入れない場合は徐々に下がるといった変更点も見られる。

幽霊以外にはさっぱり役に立たなかった「ブラスター」は「エネルギーを消費せず」に直接弾を発射して敵を攻撃する形になり、幽霊以外の敵でも一定時間怯ませるか、直接倒せるといった超強化が施されている。

スペランカーの外見も赤鼻で口ひげを生やしておりイメージが変わっている他、BGMや効果音もすべてFC版から変更されており、面影はあまり残っていない。

死ににくくはなったものの、敵やトラップに接触したり、自分の設置したダイナマイトに巻き込まれると一発死してしまう。

敵のバリエーションや行動パターンはFC版に比べて非常に豊かになっており、蝙蝠は糞を発射せずに急降下によってスペランカーの命を奪うといった変更も見られる。

主なゲーム性は時間経過で徐々に減っていくエネルギーを各所においてある回復アイテムで補充しつつ敵の攻撃をかわして先に進むというオーソドックスなアクションゲームになった。

やはりアーケード版であるのでFC版とはスペックが違い、洞窟の背景などのグラフィックが描き込まれている。

主人公や敵のグラフィックもかなり大きめに描かれており、表情などの細部がわかるようになった。

主人公が壁やゴンドラにぶつかって跳ね返されたり、気絶するなどお茶目なアクションも追加されている。

エンディングもAC版の独特のものに変更されており、その際のグラフィックも描き込まれている。

特定の地点を通る事で隠し通路やロープが出現し、ルートが分岐する場所が多い。

一見すると取れなさそうな宝箱も特定の地点を通過するなどで取れるようになる、ショートカットが出来る等の抜け道が多数用意されている。

敵のロジックがかなり嫌らしく、最初のステージから攻撃射程範囲に入った瞬間に避けられない速度で火を吹いてこちらを瞬殺してくるような敵が出現する。

どの敵も全体的に、殺せると判断したタイミングで即座に攻撃に入り、ほぼ確実にこちらの命を奪ってくる。

対処法を知らなければあっという間に屍を重ねる事になる。

全体的に見れば完成度が低いわけではなく、当時のアーケードゲームでも標準的なアクションゲームだが、やはりスペランカーの最大の特徴である虚弱体質な死にゲーという部分が変えられてしまったために印象が薄くなってしまった感は否めない。

ただ、この部分に関しては開発者による解説によると、「100円を投入してもらい、いかに最低3分間は楽しんで頂くかを考えた」「コンソール版のシビアな判定のままでは、人によっては100円が5秒で無くなってしまう」とのことでコンセプトの違いによる物である。

実際にこの変更により、いきなりわけもわからずにアクションで死んでつまづくという事はほとんどなくなり、敵の凶悪な攻撃に対処しつつ洞窟を探検するという楽しみ方が出来るようになった。

しかし、変更部分があまりにも多いためにFC版を知る人からは受け入れられない人も一定数おり、アクションゲームとしても傑出した出来とはいかない為、FC版と比べてマイナーな存在になってしまった。

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