モモコ120%(アーケードゲーム◆ジャレコ)

【稼働開始日】 1986年4月
【発売元】 ジャレコ
【開発元】 ジャレコ
【ジャンル】 アクションゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

1986年にジャレコからアーケードにてリリースされた横アクションゲーム。

80年代半ばのACゲームでありながら、今でいうところの「萌え」を意識したかのような異色のゲームデザインが特徴的。

一人~二人交互プレイ可能、全6ステージ構成、周回ループ制。

このゲームは主人公であるモモコを操り、火災が発生した学校などをひたすら上の階層に進んでいき、屋上にて待っている飛行船に触れればクリアという流れとなっている(ステージ6は例外)。

雑魚敵は大量に出現するもののボスに該当する存在はない。

よって、原則として上さえ進めば大きな障害もなくステージクリアが可能となっている。

使用コントローラーはレバーにてモモコの移動、使用ボタンは2つあり、それぞれショットボタンとジャンプボタンに使用する。

ショットボタンにてモモコ前方に直進型の飛び道具であるショットを発射する。

立ち状態・しゃがみ状態・ジャンプ中の攻撃が可能となっている。

ジャンプ力は必ず一定だが、ジャンプ中の移動制御や向き調整は可能。

階層には落とし穴が多く設置されており、ジャンプにてそれを飛び越えなければならない場面もある。

特定の敵を倒すことで出現する「P」アイテムを取得すれば、モモコのショットを最大5段階までパワーアップさせる事ができる。

ゲームを開始するといきなり「モモコ、4才、さくら幼稚園入園。」の文字が表示され、実際に4歳児のモモコを操る事となる。

初期プレイヤーキャラが「4歳のロリロリ幼女」というアクションゲームは、古今東西見渡しても本作位しか存在しないのではなかろうか?

ステージをクリアしていくとそれに伴って段々とモモコも成長する。

もちろん各ステージによってちゃんとモモコの専用グラフィックが用意されており、一人の少女の成長記録が堪能できるというステキ(?)な演出が施されている。

本作の魅力はなんといっても「萌えとカオスが融合した」とでも形容すべき、恐るべき世界観に集約される。

BGMの出典元である『うる星やつら』にも通じるSFラブコメ的世界観とも考えられるが…。

しかも幼稚園児からアイドル時代まで何故かモモコが銃(ショット)を所持しているが、それに関してはゲーム中はおろかインストやチラシ内ですら言及される事は無い。

年端もいかない女の子が火災中の学校や一般施設で銃を撃つなど、ハッキリ言って正気の沙汰とは思えない光景である。

ステージ6をクリアすれば、結婚式会場(ここでは幸いにも火災は発生していない)にて、ウエディングドレスを着たモモコが男性と結婚して子供を生むエンディングで向かえ、再びステージ1(モモコ4歳)から再スタートという輪廻を繰り返す事となる。

ちなみにモモコを動かすたびに、壮絶なまでに頻繁なパンチラを見せてくれるというサービスもバッチリである。

飛び抜けて難しい操作を要求されることもなく、敵をかいくぐってステージの一番上に到達すればクリア…と、目的やゲーム性自体はわかりやすい。

ゆえに、全体的にメリハリがなく単調さが目立つのが惜しいところ。

そこまで飛びぬけて良質というほどでもないが、パステルカラーで柔らかな色味をメインにした色使いのグラフィックや、モモコの成長ぶりをしっかりと表現したドット絵技術、仕草の可愛らしさは評価に値するだろう。

はっきりいってゲーム単体としての評判は良作とは程遠い。

「このゲームから萌えを取っ払ったら、凡要素しか残らない」とまで言い切る意見まで存在している。

一方でそのコミカルな絵面とそれに似合わぬシュールな設定・世界観は、正統なバカゲーとしてみれば味わいのある一品と評価できる…かもしれない。

メインステージBGMがかの有名アニメ『うる星やつら』の名オープニングテーマ「ラムのラブソング」を使用している。

本作の基板に収められている未使用BGMの中に、小泉今日子氏の代表曲である「ヤマトナデシコ七変化」と「真っ赤な女の子」のアレンジが入っている。

恐らく「ラムのラブソング」と合わせてメインBGMは全て版権曲で統一する予定で、「モモコ18才アイドルデビュー」のステージで曲を使う予定だったと思われる。

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[game-1]

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