【稼働開始日】 1988年5月
【発売元】 アイレム
【開発元】 アイレム
【ジャンル】 アクションゲーム
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【中古】最後の忍道 【PCエンジン】
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
1988年にアイレムより発売された業務用アクションゲーム。
「忍者」というモチーフを時代劇の文脈で用いるゲームは当時としては珍しいもので(むしろ『忍 -SHINOBI-』や『忍者龍剣伝』『未来忍者』など現代や近未来で用いられることが多かった)、本作以前では『影の伝説』・『忍者くん』シリーズ程度であった。
プレイヤーは幕末の世に生きる抜け忍「月影」となり、亡父の復讐と出生の謎を探るために、謎の老人率いる忍軍との死闘を繰り広げる。
1レバー3ボタンで主人公・月影を操作。
3つのボタンはそれぞれ、攻撃・ジャンプ・武器変更に割り振られており、プレイヤーは状況に応じて装備を変えて、ステージを進んでいく。
ジャンプはボタンを押す長さで高低の調節ができ、レバーとの組み合わせで飛ぶ方向や、着地地点を制御できる。
また攻撃もレバーとの組み合わせで8方向に攻撃可能となっている(刀は上下左右のみ)。
全7面1周エンド。
最終ボス・大即身仏を倒せばエンディングとなり、ゲーム終了。
黄色の忍者を倒すことで出現する巻物を取ることで武器のパワーアップや分身など、様々な恩恵がプレイヤーにもたらされる。
自機の装備を強化すると、敵のランクが上がるシステムを採っている。
超攻撃的な自機VS大物量の敵キャラ群という一見派手なゲーム性ではあるが、主な舞台は廃寺、無人の峠道、枯野原、カラクリ屋敷など退廃的な雰囲気を持っている。
殺伐とした世界観に合わせてか本作の難易度は総じて高いのだが、特に下記に挙げる3つのポイントは一際シビアであり語り草となっていた。
彩りの無い暗い色調とアイレムお得意の緻密なドット絵で殺伐とした世界観が表現されている。
非常に強力な鎖鎌を使いこなす必要があるゲームバランス。
これほどにまで強い武器がアクションゲームで実装された例は他に無い程だが、本作の特徴である敵の攻撃の苛烈さによって、本作はヌルゲーどころか高難易度のゲームの代表的な存在ともされており、(問題点と表裏一体ともなっているが)この両極端な特徴がうまくバランスを取っている形となっている。
硬派な世界観や、攻撃的な自機を自在に操る破壊ゲーっぷりは魅力であるが、武器選択に関連するやや複雑なシステム、全体的な高難易度+激ムズスポットのせいで本作は厳しくプレイヤーを選ぶ孤高のゲームとなっている。
ゲーメスト誌上でのハイスコア集計は、デフォルト設定と敵が軟らかくなっているイージー設定とに分かれて行われていた。
ボス敵及び自分の断末魔はいやに大音量かつ男らしく「ぐおぉぉぉぉああ…」なものとなっており、女っ気もゼロで血生臭く硬派な作品となっている。
そのイメージは白土三平の忍者モノに近いといわれることがある。
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