【名前】 テオ・テスカトル
【種族】 古龍種
【別名】 炎王龍
【歴戦個体】 危険度Ⅲ(HR50以上)
【弱点属性】 火(×)、水(◎)、雷(△)、氷(◎)、龍(△)
【破壊できる部位】 頭、翼、尻尾
【出現エリア】 大蟻塚の荒地 、龍結晶の地
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
後方に伸びる長い角、口外に露出した鋭い牙、そして赤い鬣と、牙獣種にも見える頭部が特徴の古龍。
王を思わせる堂々たる気風、古龍種の中でも特に凶暴と云われる荒々しい気性を兼ね備える。
その佇まいからハンターズギルドからは主に《炎王龍》と呼称されるほか、後述する能力から「陽炎龍」「煉獄の主」「炎帝」などの様々な通称で知られる。
正式な学名をテスカトといい、その中の雄個体がこのテオ・テスカトルの名で呼ばれる。
雌個体はナナ・テスカトリと呼ばれ、角の形状や青色の外殻など、外見が大きく異なる。
ちなみに「テオ」とは「王」を表す言葉である。
比較的街や里への被害報告が少ない古龍とされてはいるが、それは砂漠地帯や火山の奥地、古塔など人里離れた地域を縄張りとしているからに過ぎない。
敵と認めた生物に対しては周囲一帯を瞬時に灼熱地獄に変えてしまうほどの圧倒的な力を惜しみなく振い、事実として広大な砂漠一帯を一夜で焼き払ったという報告も存在している。
立派な翼を持つが飛行して移動することは少なく、普段は四本の脚で歩いている。
体格はかなり大柄だが、四肢を駆使した動きは見た目以上に素早く小回りも利き、ただ駆けるだけで並み居る外敵を薙ぎ倒す。
滅多に飛行しないがために一部の学者の間では飛行能力を失っていると考えられていたが、実際はその気になればセクメーア砂漠からクルプティオス湿地帯まで一気に飛行することもでき、あまつさえ飛行しながらの攻撃すら難なく可能である。
灼熱の息を吐き、炎を自在に操る能力を持つとされる。
外敵と対峙すると自ら炎を発現させ、その身に「龍炎」と呼ばれる灼熱の炎を纏う。
その温度は近づくことを憚られる程凄まじく、接近するものを悉く炙り焼きにしてしまう。
本種の灼熱の息は火炎液や火球といった一般的なものではなく、燃え盛る火炎そのものを放射状に吐き出すというものであり、この火炎を薙ぎ払うことで外敵諸共一帯を焼き尽くす。
また、テスカト種の最大の特徴として、「塵粉」と呼ばれる粉塵を用いて粉塵爆発を巻き起こす能力を持つ。
この粉塵の正体は身体の古くなった組織片であり、本体から剥離した状態で着火、または一定時間滞留すると自動的に炸裂し、周囲の物体を破壊する性質を持ち、炎王龍と敵対したものは例外なくこの凄まじい爆発に見舞われる。
火山や砂漠などの焦熱地帯を中心とした広大な縄張りを持つ。
デデ砂漠、ラティオ活火山、セクメーア砂漠、地底火山などで比較的多くの目撃情報が寄せられており、これらの地帯では例外なく最たる危険生物として知られている。
事実、発掘に出かけた土竜族がひょんなことから地底火山に棲まう炎王龍のテリトリーを侵してしまった事例では、近傍のナグリ村そのものが壊滅の危機に晒される緊急事態にまで発展した。
またこれらの個体の縄張りには大都市ドンドルマが入り込んでしまっていることから、稀にではあるがドンドルマの街そのものを襲撃する場合があり、その際は戦闘区画を利用した街総出の迎撃作戦が展開される。
なお、燃石炭を食べる姿がハンターによって確認されていることから、一般には燃石炭が豊富に存在する火山帯を主なテリトリーとしていると思われるが、夜中に湿潤地帯に出没する例やフォンロンにある古塔周辺に姿を現す場合もあり、正確な行動範囲は未だ不明の状態にある。
調査団が赴いた「新大陸」においても目撃情報が存在しており、現在は龍結晶の地と呼ばれる特殊な領域の深部に広がる灼熱地帯を縄張りとしていると見られる。
己の身を包む龍炎についてはパターンが豊富で、かろうじて視認できる規模の炎を常時全身に纏い続ける例もあればはっきり視認できるほどに強烈な炎を頭部付近に纏い、興奮状態になると身体の随所から焔を噴出させる例も確認されている。
このことから自らの意思で龍炎を纏う箇所や規模を制御できるものと思われるが、何れにしても出現した地域一帯が陽炎が発生するほどの灼熱地帯へと変貌することは共通している。
なお、この能力の制御には角が何らかの形で密接に係わっているらしく、角を折り取られた個体は龍炎を発現することができなくなるという。
また、毒などによって体内器官に支障を来した場合もその能力に制限が掛かるが、こちらの場合は一時的なものでしかなく、症状が回復すると同時に能力も復活してしまう。
近年の調査により、興奮状態となると前述した老廃物としてのそれとは異なる性質を持つ特殊な粉塵を放出する行動を見せるという新たな生態が判明した。
この粉塵は本体から剥離した状態で一定時間滞留、または着火されることで爆裂する効果を持つ。
興奮状態の炎王龍は些細な挙動でも爆発性の粉塵を大量に撒き散らし、炎王龍の周囲は常に猛烈な爆発に見舞われる。
口内から放出されるのも灼熱の息ではなく爆破粉塵へと変化し、対象に爆風を直接浴びせて粉々にしてしまう戦法を用いるようになる。
外敵に付着させて時間差攻撃とする、自ら衝撃を加えて爆破させて止めを刺す、大量に振り撒くことで煙幕として利用するなど、その利用法は多岐に渡る。
現時点ではこの爆発性の粉塵が「塵粉」とどのような関係にあるかは定かではない。
そして特筆すべき危険行動として、滞空しながら大量の塵粉を放出、自らを巻き込んで大爆発を巻き起こす大技「スーパーノヴァ」が存在する。
炎王龍を中心に発生する極大規模の球形の爆発は文字通り超新星爆発をも髣髴とさせるが、その迫力に違わず威力も致命的で、爆発に巻き込まれた場合はまず跡形もなく吹き飛んでしまう。
爆風から逃れたとしても、大気を震撼させるほどの衝撃波の影響を受けることは避けられない。
これほどの威力を誇る以上、万が一爆風を浴びた上で一命を取り留めたとしても、衝撃とショックによって人事不省に陥ってしまうことは想像に難くないだろう。
なお、このスーパーノヴァの発動に伴って興奮時に発生させる大規模な陽炎も消えることから、炎王龍の興奮が収まる寸前にのみ解放される限定的な必殺技であるとの推測もなされている。
このため、テオ・テスカトルの狩猟に向かう際はこの大技を警戒するとともに、炎王龍本体の状態にも可能な限り気を配ることが求められる。
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