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概要 (説明は『ピクシブ百科事典』より)

八雲紫の式神である八雲藍の式神。

つまり式神の式神。

ここでいう式神とは、PCにソフトウェアをインストールするように、憑依させることで能力が向上する『式神』を憑けた妖怪の事である。

従って式神が憑いていない状態の時もある。

ちなみに式神は鬼神が憑いているらしい。

水に濡れると式神が剥がれて単なる化け猫に戻ってしまう。

それに加えてそもそも化け猫は水を嫌うため、総じて水に弱い。

なお、式神が剥がれても姿は特に変わらず、人型のままである。

お燐と違って黒猫の姿になることはない。

式神が憑いている時は人間の子供程度の智慧を持つが、憑いていない時はただの化け猫である。

同じ式神であっても、藍のように複雑極まる数字の処理等は出来ない。

その他、猫だけあってマタタビが好きである。

藍も稀にマタタビを使って橙を操ることがあるようだ。

また稗田阿求は橙のこの性質を彼女への対策として紹介(幻想郷縁起)しており、獣道を往く時には少量でも乾燥マタタビの携帯を、と推奨している。

なお、橙は「八雲」の姓を与えられていないため、「八雲橙」という表記は正しくない。

八雲の姓の持ち主である八雲紫の直接の式神では無いためとする説、橙自身の未熟さゆえ、まだ八雲の姓を与えてもらえないとする説、地霊殿のお燐のように、単に普段からフルネームで名乗っていないだけとする説などがあるものの、実際の所は不明。

ただし、東方M-1ぐらんぷりにおける藍とのコンビ名などとして使われることはある。

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【種族】
妖獣(化け猫)
【二つ名】
凶兆の黒猫(妖、求)、すきま妖怪の式の式(妖)、目にも留まらない化猫(文)
【能力】
妖術を扱う程度の能力(式神憑依時)、人を驚かす程度の能力(化け猫時)
【主な活動場所】
獣道、妖怪の山
【テーマ曲】
ティアオイエツォン(withered leaf)、遠野幻想物語(道中)

容姿 (説明はピクシブ百科事典』より)

緑色のZUN帽を被った茶髪のショートヘアーにリボンが付いた赤と白の長袖のワンピース服といういでたちで、ピアスの付いた黒い猫耳に同じ色の猫又が生えている。

住居 (説明はピクシブ百科事典』より)

八雲藍の式神であり、藍にも可愛がられているようであるが、基本的に別居である。

藍は主人である八雲紫の屋敷に同居しているが、橙は妖怪の山に住んでいる。

妖々夢Stage2の「マヨヒガ」が妖怪の山であるかどうかは明言されていないが、『文花帖(書籍)』では「猫の里」との記述があり、マヨヒガは山奥に存在する、とある。

幻想郷で「山」と言えば妖怪の山を指すことが多いので、マヨヒガは妖怪の山の中にあり、頻繁に出入りする場所である事は間違いないと思われる。

また、二次設定では橙はほぼ完全に八雲一家の一員として定着しているようで、殆どの場合において紫・藍と行動を共にしており、紫の屋敷に一緒に住んでいる場面も多々みられる。

原作においても式神が付いている間は藍や紫と行動していることもあるようだとしている(『東方求聞史紀』)。

猫の楽園 (説明はピクシブ百科事典』より)

橙は人里離れた山奥の廃村に猫を集めており、文々。新聞(第百十九季 神無月の二刷)にその記事が掲載された。

射命丸文の取材によれば、橙が猫たちを集めるのは「私の命令を聞くしもべが欲しいから」であり、そこに集った猫の中から従順で強い猫を配下とするという目的がある。

そのため、取材の最中も餌とマタタビでもって奮闘していた。

そこには人間がいたころの家屋が残っており風雨がしのげ、さらに猫たちの餌は橙が調達していることもあって、橙はここを「猫の楽園の様なところ」と誇っている。

しかしその実、猫たちは勝手気ままに行動しており、文曰く「混沌とした里」と化していた。

橙は餌とマタタビで猫たちを掌握・使役しようとするが、引っかかれたり指を食べられそうになったりと上手くいってはいない様子である。

猫たちは、文のように見知らぬ者であっても餌さえあればそちらに飛びつくという始末であった。

これについて文は、猫における元々の独立自尊の性格に言及しつつも、猫たちもどうせ使役されるのなら、「化け猫よりももっと高級な妖怪の方が良いと思っているのかもしれない」と記述している。

記事発刊後も橙は猫たちの管理に四苦八苦している様子で、その後の追取材は文への今後の相談の様相を呈していた。

先述のように自身が藍からマタタビで操られることもあって橙が何かとマタタビを頼りにしている様子がここでもうかがえるが、文からはもっと根本的な問題点を指摘されている。(『東方文花帖』書籍版)

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