【稼働開始日】 1994年9月
【発売元】 セガ
【開発元】 セガ
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
『バーチャレーシング』『バーチャファイター』を手掛けた鈴木裕氏による『バーチャシリーズ』の第3弾として、1994年に第1作目がリリースされたフル3Dのガンシューティングゲーム。
開発はAM2研が行い、基板には『デイトナUSA』で当時最高峰の3Dポリゴン描写力とテクスチャマッピングを見せつけた「MODEL2」を採用し、従来では難しかった臨場感や未来感を実現した。
ゲームシステムは1992年のコナミ製『リーサルエンフォーサーズ』とほぼ同じだが、本作は滑らかで迫力のある3Dポリゴンの描写が受け、後の同社の3Dガンシューティングゲームの礎となった。
装弾数6発の回転式拳銃「ガーディアン」を用いて、画面上に次々と現れる犯罪者たちを撃って倒して(無力化して)いく。
敵の攻撃を受けるか、ステージ中に登場する一般市民(人質)を誤射すると1回につき一律1ライフを失い、全て無くなるとゲームオーバー。
銃の残弾数は画面下に表示されており、リロードには、ガンコントローラーの銃口を画面外に向けた状態で引き金を引く必要がある。
現在のライフ数は残弾数表示下のハートマークで表わされ、開始時のライフ数はデフォルト設定では5個(設定できる最大数は9個)。
登場する敵のうち、銃火器による攻撃を行う敵は円形の「ロックオンサイト」が表示される。
敵の攻撃タイミングはサイトの色で表される。
緑 → 黄緑 → 黄 → 橙 → 赤 の順に変わっていき、赤になると攻撃される。
手榴弾・斧といった飛び道具での攻撃や、斧での切り付けといった直接攻撃はサイトが表示されないので要注意。
サイトが表示されている敵を速く倒すほど高得点を得られる(後述のジャスティスショットは5000点で固定)。
雑魚敵は1発銃弾を当てると倒せるが、倒す際に特殊な条件を満たしているとスコアボーナスとなる。
同じ敵に3連続で撃ち込む「3ポイントショット」、武器を持った手または腕を撃って倒す「ジャスティスショット」が該当する。
特定の敵を倒したり、背景物を撃って破壊すると、武器またはライフ回復アイテムが出てくることがある。
アイテムは撃って取得でき、武器アイテムは一部を除いて使い捨て、ライフ回復アイテムは即座にライフが1つ回復する。
各ステージは「初級」「中級」「上級」と分かれているが、真のエンディングを見るためには初級→中級→上級の順でのプレイが必須。
3Dポリゴンを用いた各演出。
3D空間を進みながら『バーチャファイター』のような人型の敵や人質が続々登場し、出現した敵にはズームイン・アウトが行われるなど、MODEL2基板を活かした臨場感は当時としては非常に高く、コナミの『リーサルエンフォーサーズ』には無かった斬新な演出でもあった。
敵を撃った際のリアクションも、被弾した箇所を押さえながら倒れる、大げさにきりもみしながら吹っ飛ぶなど、多彩に用意されている。
敵に表示される「ロックオンサイト」もポリゴンを用いており、ズームインと共にサイトが合わさる演出は近未来感を感じさせる。
ガンシューティングゲームお約束の「ドラム缶が大爆発」といったド派手な演出も取り入れられており、爽快感も損なわれていない。
「ロックオンサイト」の存在。
『リーサルエンフォーサーズ』とは異なりどの敵が攻撃を行ってくるかが分かるため、初心者でも理解しやすいデザインとなっている。
これを逆手にとって、サイトの表示がされない攻撃を行う敵を要所要所で配置するといった難易度調整という面でもうまく働いている。
作曲は以前に『エイリアン3 ザ・ガン』を担当し、後に『ガンブレードN.Y.』や『電脳戦機バーチャロン』を担当する小山健太郎氏。
SF的な作品を得意とする氏だけあって、近未来感を感じさせる独特な音色にギターやドラム、オーケストラヒットが組み合わされた曲が主。
曲のペースとしては意外にスローなものが多く、ボス戦や上級ステージ以外ではあまり緊張感を煽らないような作りであるのも特徴的。
銃声などのSEも国内外のドラマやアクション映画で聞くようなものが使用されており、「刑事モノらしさ」も感じられるものとなっている。
『バーチャシリーズ』では初の革新的なテクスチャ付き3Dポリゴンを用いたことで、現在の一般的な3Dガンシューティングゲームの礎を築いた作品。
類似作の『リーサルエンフォーサーズ』から差別化や難度調整も行われてより万人向けの作品となっており、その品質は今でも十分に良作と言える。
稼働から約25年を経た現在は『1』は『2』以上に希少となっている。
このジャンルに興味のある人ならば、見かけたら是非プレイしてみるべきだろう。
●ストーリー
ウォーターフロントの近未来都市「バーチャシティ」。
その平和を守るバーチャシティポリス(VCPD)に、「この街の大企業「EVL社」がギャングやテロリストなどの犯罪組織に武器を密売している」との噂が入る。
この噂に対しVCPDは捜査に乗り出すも、この捜査を行っていた敏腕刑事ジョナサン・ハーディが何者かに暗殺されてしまい、捜査は打ち切られたかに見えた。
1か月後、ジョナサンの息子であるマイク・ハーディ(通称レイジ)は父の敵を討つべく刑事となり、VCPD第2分署に新設された「特捜課」に配属された。
レイジは分署一の射撃の名手、ジミー・クールス(通称スマーティ)とコンビを組み、父が遺した1枚の写真を頼りに、武器密売組織との戦いを繰り広げる。
ハイテクを駆使した強力な武器と装備に身を固め、凶悪犯罪に立ち向かう第2分署特捜課。
バーチャシティの人々は彼らを「バーチャコップ」と呼んだ…。
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