【稼働開始日】 1979年
【発売元】 アタリ
【開発元】 アタリ
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
米国においては『スペースインベーダー』をも凌ぐ人気を誇り、70年台のアーケードゲームを語る上で欠かせない存在。
アタリを象徴する作品の一つ。
80年代前半までの米国のACゲームでよく使われていた「ベクタースキャン」方式のモニタを採用し、当時としては非常に美しいワイヤーフレームで描かれたグラフィックにてプレイヤーを惹きつける事に成功している。
ゲームシステムは、「自機を操作し。画面内に浮遊する複数の隕石(敵)をショットにてすべて破壊すればステージクリア」という、いわゆる「インベーダー方式」を採用している。
隕石、及び自機の邪魔をするUFOや敵弾に触れればミスの途中復活、すべての残機がなくなればゲームオーバーとなる。
使用コントローラーはレバー+3ボタン。
レバーにて自機の向き調整、ボタンは各自、「自機の向き前方にショットを放つショットボタン」「自機の向きに前進する加速ボタン」「画面内のどこかに自機がランダムにワープするワープボタン」に使用する。
なお、どのボタンも使用回数制限はない。
国産ではあまり見かけない操作方法だが、このゲームをレースゲームに例えるならば、レバーの向き調整はハンドル、加速ボタンはアクセルに該当し、それに加えてショットやワープといった要素を取り入れたゲームといえばわかりやすいと思われる。
本作は完全固定画面で一切のスクロールはしない。
画面端と対向の端のつなぎ目はループとなっており、例えば自機が画面上端に加速すれば下端に、画面右端にて加速すれば左端に出現する。
これは隕石にもいえる事で、端から端へのループ移動にて隕石がたむろする形となる。
当時のアーケードゲームでは自機は画面の下にあるものが多かったが、本作では、自機を360度に回転することができたり、画面内を自由に動き回ることができた。
当時としては斬新であった。
クセの強い自機の動作。
自機の加速にはかなり強烈な慣性が働き、ただ適当に加速させようものなら、自機の位置把握がままならないまま隕石などに衝突してミスするのはお約束である。
あまりにも加速ボタンを押しすぎると、自機が恐ろしいスピードで猛突進してしまい一瞬で死ねる。
よって、本作の攻略のコツは「できるだけ加速させずにその場で隕石を破壊していくか」という静の行動が重要となる。
この慣性による独特の浮遊感は後の『エクセリオン』に通ずるものがあるかもしれない。
操作性に相当なクセがあるゲームであり、慣れてしまえば面白いが、慣れないと楽しみを見出すのが難しい。
そういう意味ではプレイヤーを選ぶ作品かもしれない。
本場である米国では驚異的なヒットを飛ばした作品ではあるが、日本では知名度が高いとはいい難く、知る人ぞ知る的な存在で落ち着いている模様。
実際、国産の家庭用ゲーム移植は消極的であり、日の目を見る機会はあまり多くないのが現状である。
もっとも、最近は本作を収録したレトロゲーム集が発売されているので、もし興味があるならば購入してみるのもいいかもしれない。
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