【稼働開始日】 1980年
【発売元】 アタリ
【開発元】 アタリ
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
アタリ黄金期のゲームの一つ。
縦視線の固定画面シューティングであり、いわゆる『スペースインベーダー』の亜流作の1種でもある。
自機を操作し、キノコ畑に襲い掛かる「ムカデ(Centipede)」などの害虫を駆除するというストーリー設定である。
使用系統はトラックボールまたは8方向レバーと1ボタンを使用する。
トラックボールとレバーのIOはそれぞれ別の配線になっているので、DIPスイッチ等で設定する必要はない。
トラックボールで自機の八方向移動、ボタンでショットを放てる。
インベーダー系統のゲームでトラックボール操作を採用しているのは稀であるが、操作感覚としては従来のインベーダー系統とさほど違和感がない。
自機は画面下の約1/3が移動範囲となっており、その中であれば自由な移動ができる。
本作のメインとなる敵は「ムカデ型の形成」をしており、『横方向に移動→障害物や画面端に差し掛かると下方向に一つ移動→180度反転して横移動→障害物や画面端で下に一つ移動→反転して横移動…』とインベーダーと同じような動作を繰り返しながらうねうねと接近してくる。
ただ、インベーダーとは違って画面下に差し掛かったからといってゲームオーバーにはならず、上方向に遠ざかっていく。
ムカデ敵は複数のパーツで構造されており、頭部を破壊したらその頭部が障害物になる形で身体が縮まるが、頭部以外だと分裂する性質を持っている。
ムカデ敵の他にも「クモ」や「ノミ」といったものも自機に襲い掛かってくるので、それらもまとめて相手をしなければならない。
なお、本作の敵は一切弾を放ってこない。
画面内には「キノコ」があちこちに散乱している。
これに自機が触れてもミス対象にはならないが、移動の邪魔になるだけでなく、ムカデの画面下への接近が早まるのでできるだけショットでかき消していかなければ確実に苦戦してしまう。
ただの障害物という訳でもなく、ムカデの性質を利用して1マスの隙間に挟んでしまうと連射で一気に殲滅できる。
シンプルだが奥深い楽しみを提供してくれる。
ステージクリア条件はなく、殲滅した敵は何度でも復活するエンドレスゲームである。
ゲームオーバーにならない限りは画面が切り替わる事は一切ない。
敵接触ミスによる残機制で、ミス後の復活は一旦敵配置を仕切り直した状態での途中復活となる。
BGMは流れず、ただひたすらにショット音と撃ち込み音が鳴り響く様がレトロ的で味わい深い。
ゲームテンポは非常に軽快。
自機も敵側もかなりスピーディに動くので短期決戦になりやすい傾向にある。
「横に動く」ムカデと「弾丸は画面内に一発しか存在できない」仕様が難易度を引き上げる方向に噛み合ってしまっている。
最初の横に長いうちはともかく、短くなってさらに高速化したムカデを捕らえるのは容易ではない。
ムカデを分裂させるとさらに厄介。
高速化し、当たり判定が小さくなったムカデが複数襲いかかってくる。
特にクモ敵が何の前触れもなく現れ、自機に体当たりしてくるのが相当厄介である。
画面が縦に長いこともあり、下に存在するクモとムカデを同時に相手にするのは難しい。
最大の特徴は何といっても「本物のムカデの如くうねうねと動くムカデ敵のインパクト」であり、なかなかの気持ち悪さを演出している。
ゲーム内容としては「画面内に現れる敵をひたすらにショットで破壊していく」という、非常に分かりやすいルールを採用しており、複雑な前知識は特に必要としない。
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