【稼働開始日】 1983年
【発売元】 SNK
【開発元】 SNK
【ジャンル】 パズルゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
『怒』や『アテナ』で有名な大阪のゲーム会社、SNKが1983年に発売した業務用のパズルゲーム。
本作はゲーム史上初めて「タングラム」を題材としたパズルゲームである。
タングラムとは複数の三角形や四角形などを並べて問題として提示された一つの図形を完成させる知育玩具、およびそれを用いて行うパズルである。
数あるシルエットパズルのなかでは抜群の知名度を誇り、日本語版ウィキペディアにも記事が存在している。
タングラムのゲームは本作含め様々な機種で存在するが、アーケードではおそらく本作が唯一である。
ゲームの内容は画面中央に完成させるべき大きな図形のシルエットがあるため、本家タングラムと同様に周囲に散らばった細かな図形を内側に集めて完成させるというもの。
しかし本作には時間制限があり、なおかつ問題も一筋縄ではいかないので、決して簡単ではない。
まずコインを入れる前に気づく事として、タイトル画面の黄色い服の男の子が可愛らしい。
男の子は絵本のような素朴な味があり、絵本作家で例えるならいわさきちひろや安野光雅のような画風、といえば分かりやすいかもしれない。
ゲームを開始してまずプレイヤーが思うこと、操作がシンプルで遊びやすい。
大抵の業務用パズルゲームは操作が複雑でさらに様々なテクニックも必要であり、代表的なものでは『テトリス』におけるTスピンなどそれこそ枚挙に暇がない。
しかし、本作の操作は操作が1レバー1ボタンでその上レバーは左右にしか動かさない。
そのため、慣れないうちは操作に窮屈さを感じるが、ひとたび慣れてしまえばシンプル操作で楽に進める。
問題数は59問と発売当時(1983年)ではかなりの量。
ゲームバランスも練られており、ディップスイッチの設定にもよるが前半は簡単だが後半になるにつれて問題が難しくなる。
音響などいくつか欠点はあるが、時代にしては良くできている、シンプルにまとまったパズルゲームである。
今このようなゲームを出せば多くのライト層にうける…とまでは言わないが、せめて同社の『怒』や『アテナ』同様に、移植担当がかの悪名高きマイクロニクスでもいいから、ファミコン向けに発売されていればよかったといえる。
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