【稼働開始日】 1995年9月
【発売元】 セガ
【開発元】 セガ・AM2研
【ジャンル】 シューティングゲーム
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【中古】[SS] VIRTUA COP2(バーチャコップ2)(19961122)
【SS】バーチャコップ2 【中古】セガサターン
概要 (説明は『Wikipedia』より)
1994年に第1作目がリリースされたフル3Dのガンシューティングゲームの続編。
前作のヒットを受け、AM2研の別チームがMODEL2の改良版「MODEL2A」基板にて開発した第2作目。
「NONSTOP 3DCG SHOOTING GAME」というキャッチコピー通り、描写速度が前作の30fpsから57.5fpsとなり滑らかとなった他、各ステージでカーチェイス・豪華客船内での追跡・電車内での乱戦といった動的な要素や、2択制のルート分岐が導入された。
基本的なシステムはほぼ前作と同じだが、スコアシステムの大幅な変更やルート分岐システムなどが新たに採用された。
前作のAC版で容易にカウンターストップが達成されたためか、前作と比べて敵を倒した際のスコア自体が大幅に減った。
また、倍率は廃止され、ロックオンサイトが出てから時間がたつほど撃破時の得点が減少していくというシステムとなった。
撃破時の得点は下限が200点、上限は500点。
ロックオンサイトが未表示の敵を倒した際は250点となった。
「3ポイントショット」「ジャスティスショット」システムは継続したが、後者は5倍の倍率がかかるボーナスに変更された。
初級・中級ステージの中盤では、2つある行き先看板のうち1つを撃つという形で次に進むルートの選択を迫られる。
各ルートで敵配置などの難易度や獲得できるスコアや武器アイテムも多少変わるため、特定ルートを選択する必要性もある。
ゲームスタート時に1P側・2P側のどちらを使用しているか/最初のステージをどれにするかで、使用するキャラクターが変わる。
ゲームプレイには直接影響しないが、各ステージの開始・終了時に登場する他、被弾時とコンティニュー時の台詞が異なる。
原則として1P側がレイジ・2P側がジャネット、スマーティは1P側では中級・2P側では上級スタートで使用可能。
ゲーム終了時にプレイヤーの腕前が全11段階(通常9つ・隠し2つ)でランク付けされる。
獲得スコア、逮捕したギャングの人数、ジャスティスショット・3ポイントショット・人質誤射の回数から査定がなされる。
非プレイ時のランキングにも階級章が表示されるため、特殊条件を満たす事が必須の隠しランクも取得する価値がある。
デフォルト設定のゲーム開始時のライフ数が4個へ変更された。
最大数が9個なのは前作と同じ。
前作の基本システムはほぼそのままに、街中でのカーチェイス・船内での追跡・揺れる電車内での乱戦とアクション要素を増したのは好評。
描写速度の向上も相まって、刑事モノの雰囲気だけでなく、派手なアクション映画の様な緊迫感や臨場感、スピード感の付与に成功している。
序盤は優しく、以降徐々に難しくなる手法は前作同様だが、今作では敵の出る場所が全体的に分かりやすくなり、前作での苛烈さが若干薄れた。
これによって前作での上級の様な「武器アイテムの有無で難度が大きく変わる場面」も若干減り、通常装備でもいくらか突破しやすくなった。
こちらを攻撃してこないダミーの敵は登場時に「HEY!」と挑発の声を出すようになり、サイトの有無も併せてフェイントと判別しやすくなった。
今回のプレイの情報がほぼ分かるため、成績結果で競えたり、やりこみ時の研究・参考になったりと、どの客層にも嬉しい機能と言える。
各ランクが階級章の様なデザインとして表示されるという、警察官という舞台設定的にも理にかなった形で描写がなされているのも細かい。
各ステージの攻略順に自由が生まれ、苦手なステージを先に・得意なステージを後にするといった攻略法が取れるようになった。
作曲者は『バーニングライバル』や『バーチャストライカー』を担当し、後に『スカッドレース』などを担当する宮本英明氏に交代。
ゲーム内容に合わせ前作よりも緊張感を煽る曲が多いが、アドバタイズデモの「Go Ahead」や「Big Chase」は軽やかな曲調で印象に残る。
前作ではオープニングとエンディングのみに登場していた主人公らは台詞が正式に与えられ、各ステージの開始・終了時に姿を見せるようになった。
キャラクターによって開始時やコンティニュー時の台詞が違うのはもちろん、ステージ終了時には決めポーズを取るなど、適度に個性を見せてくれる。
また、ステージ中の特定箇所では主人公らが状況に応じた台詞を言うようになり、それによる臨場感も新たに与えられている。
今作で新たに加入した紅一点のジャネットも、男性プレイヤーを中心に人気を博し、女性客にも本作へのとっつきやすさを与えたと言える。
前作をベースにアクション要素とボリュームを増し、グラフィックの進化や適度な難易度曲線もあって、より万人に楽しめるように正当進化した良作。
前作が「同社の3Dガンシューティングゲームの礎を築いた作品」であるならば、今作は「このジャンルの地位を強固なものとした作品」と言えるだろう。
今作の各技術は後の『THE HOUSE OF THE DEAD』などに活かされ、このジャンルはセガの得意分野となるが、シリーズ正当続編の登場は約8年後となる。
前作ほどでは無いものの、テストモード内のサウンドテストには没BGMや、主人公やボスの没ボイスが収録されている。
ステージの各所に点在するお遊び要素や、システム上の笑える突っ込みどころ満載。
セガとしては珍しく、同系列のシステム基板でバージョンアップではないれっきとした続編が作られた数少ないタイトルである。
●ストーリー
EVL社の事件から1年後。
バーチャシティポリス第2分署特捜課に新たに女性捜査官ジャネット・マーシャルが配属された。
犯罪心理分析のプロフェッショナルである彼女を加え、レイジ、スマーティらバーチャコップは新たな事件の捜査に当たる。
それは、EVL社の背後関係の捜査が進む中、この街の巨大銀行であるバーチャシティバンクの副頭取が遂げた謎の事故死。
彼が資金浄化を行ったEVL社の莫大な闇資金の消失、そして武装強盗団による強盗事件。
何か大掛かりな計画が進んでいる。
果たして、バーチャコップは街の平和を武装強盗団やテロリストによる破壊と暴力の手から守れるのだろうか?
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