【稼働開始日】 1996年10月
【発売元】 テクモ
【開発元】 Team NINJA
【ジャンル】 格闘ゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
テクモ初の3D格闘ゲームとして世に送り出された『DEAD OR ALIVE』シリーズの第1作。
AC版はセガの業務用基板「MODEL2」を初めてセガ以外の会社が使用した作品。
プレイヤーキャラ8人から一人選び、CPU戦を勝ち抜いて最後の敵ライドウを倒す事が目的。
そのうちの1人であるリュウ・ハヤブサは同社のアクションゲーム『忍者龍剣伝』シリーズの主人公と同一人物である。
このゲームの最大の特徴は打撃・投げ・ホールド(当て身)といった三竦みの構造にある。
打撃は投げに強く、投げはホールドに強く、ホールドは打撃に強い…という具合にこの三竦みがゲーム中において非常に上手く機能しており、他の格闘ゲームで言う所の「ハメ殺し」に陥る事が事実上無くなっている。
他にもデンジャーゾーンと呼ばれる床があり、この床でダウンするとダメージを受けて吹き飛ばされる。
これらを生かす駆け引きも楽しい。
これらの独自のシステムは当時としては斬新であり、上手くまとまったバランスから対戦ツールとしての出来は高く評価された。
キャッチコピーで「世界で一番美しい格闘ゲーム」と謳っているだけあって、当時としてはグラフィックが非常に綺麗。
以降のシリーズの醍醐味にもなっている。
本作ではキャラの魅力を損なわないよう、キャラに陰影をつけずポリゴン感をなくしているという工夫が見られる。
そして本作の注目すべき点が何といっても女性キャラクターが動くたびに乳房が揺れる、いわゆる「乳揺れ」である。
その揺れの激しさは対戦そっちのけで多くの男性プレイヤーの視線を集めた。
現在でもこのゲームが3Dにおける乳揺れゲームの先駆けと認知されているほど。
また、このように女性を積極的にフィーチャーした格闘ゲームの先駆けという評価もある。
この点に重きを置いたこともあり、本作の女性キャラクターはいわゆる巨乳しか存在しない。
シリーズとしても、シリーズ6作目である『Dead or Alive 5 Ultimate』にて「マリー・ローズ」が登場するまで貧乳のキャラクターが存在しなかった。
また、家庭用版で追加された隠しコスチュームの豊富さも本作の魅力の1つになっている。
コスチュームの中にはセーラー服などマニアックな物も多い。
女性キャラクターに人気が出たことでギャルゲー的に売り出すようになった格闘ゲームはあるものの、シリーズ当初からギャルゲー的な要素を入れたものは当時まだ少なく、時代の移り変わりを感じさせる。
AC版の開発途中でお蔵入りになったキャラクターが判明するだけでも2名存在する。
一人はムエタイ使いのケリー、もう一人は名も公表されていないモンゴル相撲のキャラである。
格ゲーとして高い完成度を誇りながら、美麗グラフィックに魅力的なキャラなども好評を博したことによりシリーズ化されテクモの看板タイトルの1つになった。
●キャラクター
・かすみ(声:丹下桜)
忍者集団の一派である霧幻天神流の18代目頭首となるはずだったハヤテの妹。
・ティナ(声:小山茉美)
目立ちたがり屋でウーマンズレスリング出身のセレブリティ。
・レイファン(声:冬馬由美)
太極拳の天才的な使い手。
・リュウ・ハヤブサ(声:堀秀行)
超忍と評される忍者。
・ジャン・リー(声:古川登志夫)
最強の格闘家を目指す拳士。
・ザック(声:島田敏)
スラムで生まれ育った陽気なDJ。
・ゲン・フー(声:青野武)
かつて試合中の事故で相手を殺してしまい自らの拳を封じた格闘家。
・バイマン(声:江川央生)
創始者フェイム・ダグラスを始末する機会を狙って第1回大会に出場した暗殺者。
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