Dance Dance Revolution(アーケードゲーム◆コナミ)

【稼働開始日】 1998年9月26日
【発売元】 コナミ
【開発元】 コナミ
【ジャンル】 音楽ゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

音楽に合わせて、画面上を流れる上下左右の矢印に対応するフットパネルを、タイミングよく踏んでいくゲーム。

「足でプレイするゲーム」というユニークなスタイル、東芝EMI(現EMIミュージック・ジャパン)の洋楽コンピレーションアルバム『Dancemania』シリーズとのタイアップで実現したクオリティの高い楽曲が、ゲームファンのみならず一般層にも受け、1998~99年頃にブームとなった。

基本的な遊び方は画面の指示に合わせてパネルを踏むことだけ。

具体的には画面の下から上に上がってくる矢印のマークが、画面上部の基準マーク(ステップゾーン)に重なった時に矢印の向きと同じ方向のパネルを踏めばよい(上は奥、下は後ろ)。

同時に2個出てきた場合はジャンプして踏まねばならず、難度を上げる要素の一つとなっている。

画面上部には「ダンスゲージ」があり、先のタイミング評価が良いものであればゲージは上昇、悪いものであれば減少する。

このゲージを曲が終わるまでに残しきればクリア。

逆に途中でゲージが空になってしまうとその場で曲が停止し、ゲームオーバーとなる。

店の設定にもよるが、大体は1プレイ3曲に設定されている。

他音ゲーに対するDDRの大きな特徴は、許容されたパフォーマンスプレイの多彩さにあるといえる。

本ゲームは空打ちミスが原則存在せず、指定された矢印と関係ない他のパネルを踏んでも大丈夫なので、ステップのアレンジが大幅に許容されている。

回転したり、譜面を覚えて背面プレイ(画面を背にギャラリー側を向く)をしたり、本格的なストリートダンスのステップをDDRの譜面に合わせて実現したり、クリア時のロースコアを競い合ったり(5種類のタイミング判定のうち、中間の「GOOD」は得点が入らない一方ゲージも減らないため、理論上0点でクリアすることが可能)、果てはコスプレや楽器演奏と、プレイの幅はプレイヤーの想像力に応じて広がっていく。

楽曲は当初Dancemaniaシリーズからの楽曲が中心であったが、シリーズが進むごとにコナミオリジナルの曲が増えつつある。

最近ではTRFや水樹奈々といったJ-POPや声優ソングも徐々に増加している。

コナミオリジナル曲は今でこそさまざまなコンポーザーが手掛けているが、初期作品ではほぼNAOKI氏の手がけた曲が中心であった。

氏は初期から参加してジャンルを問わず多彩な楽曲を提供しており、ファンからの人気が高い。

1998年9月26日稼動開始。

記念すべき初代バージョンではあるが、公式ではサンプル・プロトタイプ版の位置付けとなっている。

斬新なインターフェースが話題になり、普段ゲームセンターに来ない客層がプレイしに来る程の話題性を持っていた。

収録曲数は東芝EMIのDancemaniaシリーズからの楽曲が8曲、コナミオリジナル曲が1曲の合計9曲。

唯一のコナミオリジナル楽曲は『DDRX3 VS 2ndMIX』までリミックスされ受け継がれる「PARANOiA」である。

モードは「EASY」「NORMAL」「HARD」の3つでモードによって選べる楽曲が異なる仕様。

この仕様は『2ndMIX』まで続いた。

「EASY」は練習用モードでルール説明を挟んで「NORMAL」の一部楽曲から1曲をゲームオーバーなしで必ず最後までプレイできる。

当時は練習用モードでもクリア条件を満たせなかった場合は容赦なくゲームオーバーになる作品が見られたため、保証制度を採用したのは評価できる点だろう。

ダンサーキャラは6人。

以降のシリーズでお馴染みになるAFROやずきんシリーズキャラが登場したのも初代から。

初代に限り、判定エリアに矢印が重なるタイミングで踏み、PERFECT・GREAT判定を出しても矢印が消えずにそのまま流れていく仕様であった。

IR Ver.からPERFECT・GREATの判定で踏めた場合は矢印が消えるようになった。

DDRでは初代から1つの楽曲に対して2つないし3つの譜面が準備されていた。

基本的にはBASIC・ANOTHERの2種類であったが、「Kung-fu Fighting」及び「Butterfly」の2曲に関しては、初代・IR Ver.に限りNORMALモード、HARDモードの2つのモードで異なるBASIC譜面が用意されていた。

2ndMIX以降引き継がれるのは、HARDモードのBASIC譜面である。

難易度変更は隠しコマンドとして搭載されていた。

本作では最終ステージのみ出現する曲を条件を満たしてクリアすると譜面難易度が一段階上がったEXTRA STAGEへ進むことができる隠し要素があった。

EXTRA STAGE専用曲はなく、ルールも通常通りであるため、あくまで「上位難度譜面の存在を仄めかす仕掛け」の側面が強い。

『DDR Solo』等派生作品を除くと『2ndMIX』でEXTRA STAGEが一度廃止され、『DDRMAX』にてルールを変更し、更にEXTRA STAGE専用曲を用意した上で復活することになる。

ちなみに『BEMANI』シリーズにて、「最終ステージにて条件を満たすことで行くことができる追加ステージ」の要素を初めて実装した作品とされている。

なお、EXTREMEまであったナンバーの一枚絵は初代には無かったが、IR Ver.で表示されるようになった。

難易度は足のマークの数で表現しており、多いほど難しくなる。

また、足のマークの数に併記する形で英単語による難易度表記がされている。

難易度の段階は1~8の8段階で、数字の小さい物から「SIMPLE・MODERATE・ORDINARY・SUPERIOR・MARVELOUS・GENUINE・HERO(DDR2ndからはPARAMOUNT)・EXOBITANT」となっている。

ファンの間では、PARANOiAの微妙な判定ズレが今も語り草となっている(IR Ver.で解消)。

ちなみにこのズレは「BPM180という高速の楽曲では曲に追いつくことができないだろう」というスタッフの判断で、タイミングを16分ほど遅く配置しているため、つまり意図的なものであった。

しかしズレによって却ってやりづらくなってしまうことが発覚したため後のバージョンアップで修正された。

初代では、コマンドによる隠しモードはそれぞれ排他であり1つのみ有効。

足でプレイするというユニークなスタイルは、初代の時点で完成しており、次作の2ndMIXで爆発的な人気を巻き起こす。

本作と2ndMIXのサウンドトラックは約50万枚を売り上げ、「世界で一番売れたゲームミュージックのサウンドトラックCD」として、ギネスに認定されるに至った。

アーケード版の時点で収録曲数は11曲と少ないが、そのどれもが非常に個性的であり、キャッチーである。

DDRの代名詞となった「Butterfly」を始め、アニメ映画「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル」にも使われた「Kung-fu Fighting」やディスコのクラシックナンバーである「THAT’S THE WAY」など、幅広い年代にアピールできる楽曲のラインナップは既に初代の時点で完成されていた。

製作側は、「こんな恥ずかしいゲーム誰がやるんだ?」と疑心暗鬼だったようだが、1人がやっていると「じゃあ自分もやってみようか」となる日本人の国民性には案外合っているゲームだと思われる。

アレンジプレイの豊富さもDDRの魅力であるが、公式でのパフォーマンス大会が全盛期には開催されるなど、普通にプレイする以外の魅力を兼ね備えたゲームであったことも大ヒットの1つの要因であろう。

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