THE KING OF FIGHTERS ’99(アーケードゲーム◆SNK)

【稼働開始日】 1999年7月22日
【発売元】 SNK
【開発元】 SNK
【ジャンル】 格闘ゲーム

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【新品】【お取り寄せ】[PS4]THE KING OF FIGHTERS XIV ULTIMATE EDITION(ザ・キング・オブ・ファイターズ14/KOF14 アルティメットエデ..

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

『餓狼伝説』や『龍虎の拳』といった、SNKの人気タイトルのキャラクターがプレイヤーキャラクターとして参戦するドリームマッチ対戦格闘ゲームKOFシリーズの第六作目。

ただし、前年の『KOF’98』がストーリーの無いドリームマッチだったため、オープニングでは「EPISODE 5」と書かれている。

オロチ編完結後の新たなストーリーを描く、ネスツ編第一章。

これに伴い、作中を取り巻く雰囲気も全体的に大きく変貌した。

主人公は草薙京の炎を操る能力を移植された青年・K'(ケイダッシュ)に変更。

前作までの主人公である草薙京や八神庵は本作では一時的に姿を消していた。

なお、京は本作から学ラン風の衣装を卒業し、スタイリッシュな私服姿に変わっている。

背景に待ちキャラクターがいたが今回から削除された(援護攻撃も廃止された)。

ただし次のキャラクターが画面外から登場するのは変わらなかった。

3on3の勝ち抜き戦方式(ラウンド制)でどちらかのチームが全滅するまで試合を行い、ラウンドごとに勝利側は残り時間に比例して体力が少し回復。

4人目に選択するキャラクター「ストライカー」

『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES』のようなアシスト、もしくは今まで存在した援護攻撃を発展させたような新システム。

画面下のストライカーボムがある限り使用可能。

使用時には画面が一時暗転する。

ストライカーは攻撃系は突進やつかみ攻撃等で、中にはヒット後追撃が可能なものもある。

攻撃系以外には、体力やパワーゲージを回復させる援護系もあり、中には相手のパワーゲージを減少させるものもある。

ストライカー呼び出し動作はBC同時押しで発動するが、若干の無敵はあるものの基本的には無防備で、技のモーション中や食らい中には呼び出せない。

ただし、呼び出し動作中に攻撃を受けるとストライカーがガード不能になる現象があり、これを利用した連携も存在する。

このシステムが搭載されたことで、バトル自体は3on3だがチームが4人構成に変更。

シングル戦もメインとストライカーの2人を選ぶ形式に。

この4人チーム制はネスツ編完結の『2001』まで続くことになる。

緊急回避動作(前転・後転)は「かわし移動」に置き換えとなっている。

「前かわし」は前転に近いが、見た目は前作までのエキストラモード準拠のシステムにあった攻撃避けに前方移動を追加した感じ。

それに倣ってか「攻撃避けからのカウンター攻撃」と似たように、動作中にボタン入力で「かわし攻撃」を出すことが可能。

カウンターモードではそこからさらに必殺技などでキャンセル可能。

アーマーモードではヒット時に相手を浮かせられるようになるが、アーマーモード使用側もかわし攻撃をガードすると削りダメージを喰らい、ヒット時は喰らい判定を残した状態で吹き飛ばされるデメリットを背負ってしまう。

「後かわし」はバックステップしてすぐにフロントステップ(前作までのエキストラモード準拠のシステムにあったものに近い)で元の位置に戻る動作。

バックステップで着地した時に地上で出せる必殺技、フロントステップで飛んでいる最中に空中で出せる技で、それぞれ動作をキャンセルできるが、はっきりいって使いにくい。

ガードキャンセル緊急回避のみ、これまで同様の前転・後転。

この作品以降はマキシマムインパクトシリーズを除いて投げられ判定も無くなっている。

ガードキャンセルふっとばしは前作で止めに使うという露骨なプレイが横行したためか、与えるダメージが0になった。ちなみにアンディとクラークのみ必殺技でキャンセル可能。

パワーMAX状態に変わって追加された新モード「カウンターモード・アーマーモード」

カウンターモードはゲージMAX時(ゲージ3本)にABC同時で発動。

従来のMAXモードを大幅強化したような感覚。

一定時間攻撃力が上がり、かわし移動攻撃がキャンセル可能に。

さらに効果時間中は超必殺技が連発可能になり、必殺技→超必殺技へとつなぐスーパーキャンセルも可能となる。

ただし初期作品のように暗転がなくなるため、一部の超必殺技は発生スピードが変化する。(速くなる物も有れば、逆に遅くなる物もある)

また、残り体力に関係なくMAX超必殺技は出せない。

本作ではMAX版が体力に依存するため、体力点滅時に通常の超必殺技を使える唯一の手段。

ヒットバックが大きくなってガードキャンセル不能になる。

また終了時はパワーゲージが消失し、しばらくの間超必殺技などが使えなくなる。

アーマーモードはゲージMAX時にBCD同時で発動。

KOFでは比較的珍しい防御強化システム。

一定時間防御力が上がり、大抵の打撃に仰け反らないスーパーアーマー効果を得る。

さらに必殺技の削りダメージも無効化する。

かわし移動攻撃で相手を浮かせることができるようになり、コンボの起点に使える。

ただしアーマーモード使用側もかわし移動攻撃が弱点となり、ヒットするとふっ飛ばされ、ガード時にも体力を削られる。

超必殺技が一切出せなくなる。

ヒットバックが大きくなってガードキャンセル不能になる点、終了後はしばらくゲージが使えなくなるのはカウンターモードと同じ。

カウンターモード・アーマーモードはMAX超必殺技に関与しないため、超必殺技の分岐は完全に体力に依存するようになった。

通常はノーマル超必殺技のみ、体力赤点滅時はMAX超必殺技のみしか使用できない(消費ゲージが1本だけなのは変わらない)。

カウンターモード発動中は残り体力に関係なくノーマル超必殺技が出し放題。

また、本作はストックしたパワーゲージを次のキャラクターに引き継ぐことも一切出来ない(ラウンドを落とすと溜めたゲージは必ず全て失ってしまう)。

加えて前作『’98』と異なり負けて残り人数が減っても最大ゲージストック数が増えたりしない(受け継げないのに最大ストック数だけが増えても困るだけだが)。

代わりに、『’97』以降のアドヴァンストゲージシステムを敷いているシリーズの中ではゲージが溜まる速度は早め。

背景に待ちキャラが登場しなくなったため、気絶時やつかみ技を喰らっている時の援護攻撃も無くなった。

つかみ技(ジョー・ヒガシの膝地獄など)が投げ技はずしされない点は変更は無い。

なのでつかみ技はコマンド投げ感覚で使えるようになった。

CPU戦の得点もこれまでの一般的な加算式のスコアではなく、「バトルアビリティー」と呼ばれる、試合ごとに試合内容を評価してポイントが決まる、『餓狼伝説シリーズ』後期のファイティングレベルに似た独特のものとなり、続編の『2000』まで使用された。

そしてデフォルトチームでプレイした場合、このバトルアビリティーが一定値を超えていれば、ラスボスを倒した後に隠しボス(本作では草薙京または八神庵)と対戦することが出来る。

前作で導入されたコンティニューサービスも続投したが、ルーレット式だった前作から各種ボタンに割り振られた項目を選択する方式になった。

殆どのチームBGMの出来は歴代でもトップレベルに数えられる。

中でも主人公チームの「KD-0079」、草薙京の「tears」は非常に評判が高い。

後のKOFでも、たくさんのアレンジバージョンを生み出し採用され続けた。

オリジナル曲が中心だが、餓狼伝説チームのテーマ「176th Street」は『餓狼伝説 WILD AMBITION』の「11th Street」のアレンジになっている。

背景のドット絵も非常に凝っている。CPU戦の演出も非常に良好。

これだけは本当に非の打ち所がないと無いと言っても過言では無い。

新しいKOFの世界を描き切るための第一作としては文句なしのクオリティ。

DC版の背景はより非常に凝っている。

特筆すべきはステージ5(ボス戦手前)の用水路ステージ。

ROUND3に入ると、途中でエレベーターが作動し降下しだすという従来には見られなかった演出は今でも色あせない。

セレクト画面や勝利時のグラフィックはアニメ風になり、総じて出来が良く、本来のキャライメージを損なわない仕上がりとなっている。

神秘的要素も強かったオロチ編からSF要素の強いネスツ編への変化や、それに伴う主人公の変更にはやはりファンの間でも評価が分かれた。

肝心の新主人公・K’はぶっきらぼうな性格・設定の複雑さ・性能の微妙さ・外見が『’97』のラストボスのオロチに似ていることなどから本作の時点では評価が低く、プレイヤーに受け入れられたとは言いにくい存在になっている。

草薙京の人気が非常に高かったこともあり、主人公が変更されたことに対してのファンの複雑な心境もあったようだ。

とはいえ、人気がないわけではなく、シリーズを経るごとに人気は出て行き、ネスツ編が終わる頃には『2000』に登場したとあるライバルキャラも含め人気キャラとなった。

本作でもう6作目ということでマンネリ気味だった事もあり、心機一転したことを評価する声もある一方、KOFらしさがなくなったという声も多かった。

ストーリー上仕方ないとはいえ、オロチ系のキャラクターが大幅に減ってしまったことは少なからず批判の対象となった。

BGMや背景のドットは相変わらず至高のレベルであり、上に挙げた龍連打や穿弓腿、骸突きを封印すれば特にバランスも悪いわけではないのだが、偉大すぎた前作や前シリーズとの落差が強く感じられてしまった作品である。

●キャラクター

・主人公チーム
K’ / マキシマ / 二階堂紅丸 / 矢吹真吾

・餓狼伝説チーム
テリー・ボガード / アンディ・ボガード / ジョー・ヒガシ / 不知火舞

・龍虎の拳チーム
リョウ・サカザキ / ロバート・ガルシア / ユリ・サカザキ / タクマ・サカザキ

・怒チーム
レオナ・ハイデルン / ラルフ・ジョーンズ / クラーク・スティル / ウィップ

・サイコソルジャーチーム
麻宮アテナ / 椎拳崇 / 鎮元斎 / 包

・韓国チーム
キム・カッファン / チャン・コーハン / チョイ・ボンゲ / ジョン・フーン

・女性格闘家チーム
キング / ブルー・マリー / 藤堂香澄 / 李香緋

・エディット専用
草薙京-1 / 草薙京-2

・隠しキャラクター
草薙京 / 八神庵

・最終ボス
クリザリッド

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