ストライカーズ1945(アーケードゲーム◆彩京)

【稼働開始日】 1995年
【発売元】 彩京
【開発元】 彩京
【ジャンル】 シューティングゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

第二次世界大戦を題材にした「超硬派」縦スクロールシューティングゲーム。

シンプルな構成ながら、ゼロ戦やライトニングといったおなじみの戦闘機が登場するとっつきやすさ、骨太でやり応えのある内容から、初心者からシューターまで幅広い支持を得た。

一方で、見るものをあっと思わせるようなぶっ飛んだ展開や演出も本作の魅力である。

彩京はビデオシステムの名作シューティング『SONIC WINGS』を開発したスタッフが立ち上げた会社のため、本作もその系譜を色濃く感じさせる部分が見られる。

操作系統は1レバー+2ボタン(ショット・ボム)と非常にシンプル。

「撃って壊して避けて取る」というシューティングの基本要素を忠実に踏襲したものとなっている。

空中の敵に接触してもミスにはならず、ショットレベルが1段階下がる仕様。

ショットレベルMAX時にパワーアップアイテムを取ると4000点、ボム最大所持時にボムアイテムを取ると10000点のボーナス。

8ステージ×2周の全16ステージ構成。

2P協力プレイ可能。

前半の4面はランダムに選択され徐々に難易度が上昇、後半の4面は固定となっている。

1周クリア時にはステージごとに所要時間、取得金塊数、敵撃墜数の3部門で勲章による評価が行われる。

ゲームオーバー時には「次回の健闘を祈る」~「もはや神を超越!」までの14段階でコメントが表示される。

高速の敵弾をかいくぐり、巨大な変形ボスを沈める単純明快な爽快感。

彩京シューティングの代名詞にもなっている亜音速の高速弾、通称「彩京弾」が特徴的な要素。

序盤面こそ楽に避けられるが、徐々に弾速と弾幕の複雑さが増し、敵弾を目視して避けることが難しくなってくる。

その速さたるや「自機のショットと互角」「実弾並」と言われることまであるほど。

しかし単純に難しいだけでなく、ランダム要素がほとんど無く、極めて法則性の強い攻撃を形成しているところが彩京弾のミソ。

一見回避不可能な敵弾も決まった動きを心掛けることで驚くほど簡単に避けられるように作られており、いわゆる「安全地帯」と呼ばれるようなポイントも多数仕込まれている。

また、フォーメーションアタックをはじめ自機の攻撃も強力なものが多いため、敵の出現位置を押さえて「撃たれる前に撃つ」という戦略も有効に取ることが可能。

慣れないうちは後半面に至る頃には殺意すら感じさせられるかもしれないが、一線を越えることができれば一気に攻略の面白さが広がる。

序盤は易しく、ステージを進むにつれて徐々に難しく、といったあたりのバランスも上手く取れており、納得のいく構成。

前半4面がランダム順になっていることも飽きの来にくい作りに仕上がっている。

高速弾と比較的少ない弾数で自機を殺しにくる作風は『怒首領蜂』をはじめとする「弾幕シューティング」とは対極とも言えるものであり、現在も比較対象として語られることが多い。

冒頭でも「シンプル」という言葉を使っているが、本作は根幹部分では奇をてらったところはなく、第二次世界大戦という題材からゲームシステム、グラフィックやBGMのまとめ方まで、いずれも非常に落ち着いた作りである。

中盤までに限ればいかにも「鉄屑と火薬の時代」らしさを演出する軍歌チックなBGMや硬質なグラフィックなどは、ともすれば地味な印象が勝りがちな手堅さではあるが、このあたりは中盤以降の超展開で上手くカバーしている。

難易度はむしろ高い部類に位置するゲームだが、その割に一部のシューターだけでなく一般客のウケも良かったことが本作の完成度の高さを示している。

ステージ道中は短めに設定されており、ボスの耐久力も比較的低め。

その分敵の攻撃が激しく、短い時間で緊張感のあるプレイを楽しめる点も、対戦格闘ゲームが勢力を伸ばしていた当時のゲーセン事情にマッチしていた。

フォーメーションアタックとボムの特徴付けによって各機体の性能が明確に差別化されており、6タイプの自機それぞれで全く違った攻略法を探る面白さが光る。

性能差が無い訳ではないが、個人によって評価が分かれるといった程度に収まっており、自分の好みに合った持ちキャラを作れるというのは対戦ゲームにも通じる楽しみである。

インストカードに記された機体ごとのキャッチコピーが果たしている役割も大きい。

「オプションを使った溜め撃ち」というフォーメーションアタックのアイデア自体は特に目新しいものでもないが、それを原則使い放題、かつ非常に強力なものにしたことで、初見のプレイヤーに対する間口を広げることにも成功している。

敵味方ともに実在した兵器がベースになっており、歴史上は実戦配備に至らなかった試作機、計画段階で頓挫した機体といった幻の兵器も多数登場する作中世界は普遍的な魅力を放っている。

特別兵器に興味がなくとも誰にでも馴染みがある設定のため、違和感無くゲームに入り込みやすいとっつきやすさを持った作品と言えるだろう。

これも単純なアイデアだが、取るタイミングによって得点が変化する「金塊」の得点がスコアアタックの大きな比重を担っている点も面白い。

白く光っている時間は非常に短いため運ゲーのように思われるが、慣れてくると狙って2000点を連取することも可能。

確実に2000点を稼ぐには敵を破壊するタイミングも重要なため、より高得点を狙ったやり込み性を与えている。

1周クリアの時点で普通にエンディングが流れるので、2周目は「エキストラステージ」という扱い。

しかし非常に歯応えのある難度に仕上がっており、上級者にも十分すぎるほどのやり応えがある。

弾速のさらなる強化、攻撃パターンや出現パターンの変化、耐久力の強化もさることながら、耐久力1の雑魚敵のほとんどが方向ランダムの撃ち返し弾を放ってくるようになるため、1周目が生ぬるく思えるほどのとち狂った難度に跳ね上がる。

完璧なパターン化が必須な上に、ガチ避けも要求されるというシューティング史上屈指の凶悪難度。

もちろん進めば進むほどスコアを稼げる。

シューティングである以上、多かれ少なかれ覚えなければならない要素が存在するのは必然だが、本作…というか彩京製のシューティングは彩京弾の特性上、伝統的に「覚えゲー」要素が強い傾向にある。

序盤から中盤あたりまでならゴリ押しでも何とかなるが、1周クリアを目指すには最低限ボムを無駄なく使い切ることが必須。

遅い弾も一見無造作にばら撒かれているように見えて、確実に自機を圧殺するような弾幕を張ってくる。

中には「自機の位置取りによっては照射された時点で回避不可能」という敵弾さえ存在し、処理落ちも一切起こらない。

この頃のシューティングらしく自機の当たり判定も大きいため、気合で最後まで避け切るのは不可能と言って良い。

特に中盤以降はパターンを知らなければ回避不可能な弾速と弾幕のオンパレードであり「何の前置きもなくいきなり激しい弾幕を吐かれて死んだ」というケースが続出する。

ここまで来ると爽快感を味わう間もなく殺される死にゲーと言ってよい。

戻り復活ではないものの、ミスするとその時点でパワーレベルが0に戻される。

溜め撃ちやサブウェポンの攻撃力比重が大きい本作において、この仕様が難度の高さを助長している感は否めない。

本作は脱衣シューティングとしても有名。

それぞれの機体にはパイロットが設定されており、一周目をクリアした時点でグラフィックが表示される。

このグラフィックは条件に応じて3段階に変化するのだが、「ノーコンティニューかつ全ステージで金の勲章取得」という厳しい条件をクリアするとパイロットのセミヌードを見られる。

気合を入れて 検索しよう! クリアしよう!

当然各機体のパイロットは若い女性。

巨乳率が高い(零戦の日本人含む)がロリひんぬー(英)も完備の紳士仕様である。

「各国から選りすぐりのエースパイロットを招集した」という設定は、そして超硬派とは何だったのか。

本作のイメージイラストはミリタリーアートで世界的に有名なイラストレーター、高荷義之氏が手掛けている。

氏は本来戦闘機イラストの専門家ではない(後に「私に依頼が回ってきたのも不可解」と語っている)が、実に堅実な出来に仕上がっており、本作のイメージ作りに大きく貢献している。

ハイスコアのランクイン時のネームエントリーで例のあの3文字を入力すると、( ‘ – ‘ )のような顔文字に強制変更されるという小ネタが仕込まれている。

同時に評価コメントも変化するのだが、「その名前はダメよん」「バッチコーイ!」「あなたってエッチね!」など無駄にバリエーションが多い。

自機の選択による攻略の幅広さ、シンプルにまとめられた操作系統、シューティングの基本に忠実な作りと、オーソドックスなシューティングとしての完成度の高さを見せた本作。

練り込まれたスコアアタックや激烈難度の2周目の奥も深く、初心者から上級者までがっちりと対応した調整の上手さは見事と言うしかない。

また、歴史上は実戦投入されることのなかった兵器が多数登場するロマンある設定や、その一方で変型メカや巨大ミサイル、宇宙に飛び立つレシプロ機など、独特のケレン味を持つ演出が好評を博した。

彩京シューティング特有の高速弾が一周目から容赦なく飛んでくるため全体的な難易度は高いが、初見でもそこそこのところまでは進めるため、クリアまでやりきれるかは別問題だが決して初心者お断りという訳ではない。

敵や弾の配置に製作者の明確な意図が込められており、やり込むほどに徐々にそのカラクリが見えてくるのが魅力である。

2年後に稼動した『ストライカーズ1945 II』は本作の良さをそのまま引き継ぎつつも荒削りな部分を改善し、よりシューティングとして洗練された正統な続編に仕上がった。

しかしフォーメーションアタックという要素は本作でしか味わうことができず、第二次世界大戦の雰囲気の再現や演出のはっちゃけぶりという意味では本作に軍配が上がる面もあり、根強い人気を誇る一作である。

●ストーリー

1945年夏、第二次世界大戦終結。
世界は一応の平和を取り戻したかに見えた。
しかし、かねてより各国の軍上層部と癒着が噂された謎の国際組織 “C.A.N.Y.(キャニー)” が密かに軍部を掌握、実戦配備に至らなかった新型兵器群をもって全世界を内部より転覆させんと策謀していた。
各国の不穏な動きをいち早く察知した連合軍司令部は秘密裏に全世界より選りすぐりの名戦闘機とそのパイロットを招集、”C.A.N.Y.” に対抗すべく特殊部隊ストライカーズを結成する。
今ここに歴史の影に隠された最後の世界大戦の火蓋が切って落とされる。

●自機

・P-38 ライトニング(米)
奇抜なスタイルにもかかわらず、その性能の高さから大量生産された機体である。
高速性能高空機能を生かした一撃離脱戦法で「双胴の悪魔」と恐れられた。
双胴という独特のフォルムゆえに当たり判定が大きく、機動力にも欠けるのが難点だが、近距離からのサブウェポン連射による火力、ボムの性能の高さが見所。
概ね攻撃面に関しては使いやすいものが揃っており、初心者がゲームに慣れるのに適している。

・P-51 ムスタング(米)
大戦中期以降の欧州戦線を中心に活躍した連合軍の高性能戦闘機。
極めて高水準の航続力、高高度性能、運動性を有し、レシプロ機の最高傑作のひとつとされる。
シールドフォーメーションによる敵弾消去を軸とする、守備重視の機体。
サブウェポンが高火力なので攻撃能力も低くはないものの、攻撃範囲が狭いことと、溜め完了までにかかる時間が長いのが難点。
安全なパターン組みを必要とする戦略要素が高い機体だが、上手く使いこなせれば非常に安定した攻略が可能になる。

・スピットファイア(英)
バトル・オブ・ブリテンにてドイツ空軍をイギリス本土から退けた英雄的戦闘機。
基本設計に優れ、大戦初期からマイナーチェンジを繰り返し50年代まで現役を続けた。
機動力と攻撃範囲に優れる機体。
ワイドフォーメーションは発動した位置を問わず常に自機の正面に固定されるため使いやすく、とにかく射角が広いので雑魚一掃に最適。
非常に分かりやすい性能で初心者にも扱いやすいが、メインショットとフォーメーションの性質上、瞬間火力に欠けるためボスに苦戦しやすいのが難点。
耐久度のある敵やボス戦ではサブウェポンのヒートミサイルがダメージソースになる。
スピットファイアとは本来は英語で「短気な人」を意味するのだが、ファイア(fire)に因んでか本作では炎の騎士とでもいうべきポジションになっている。

・メッサーシュミット Bf109(独)
早くから先進的な一撃離脱戦法を想定して設計され、終始ドイツ空軍の主力を務めた戦闘機。
スペイン内戦から終戦以降まで、様々な国で長期的に実戦配備された。
ドリルフォーメーションの火力と、ボムの緊急回避性能を武器とする機体。
攻撃範囲が狭いため慣れないうちは扱いにくいものの、設置する箇所とタイミングを見極めることで全フォーメーション中最強の火力を存分に発揮してくれる。
機動力とメインショットおよびサブウェポンの威力には欠けるが、パターン組みの面白さを最も体感しやすい機体である。

・零式艦上戦闘機 52型(日)
通称「ゼロ戦」。
長大な航続距離と高い格闘性能を持つ大日本帝国海軍の主力艦上機。
末期には神風特別攻撃に多数投入されたことでも知られる。
リアル神風を起こす江田島平八もびっくりの零戦。
ボムとサブウェポンの相性が良く、神風発動中に相手に接近して高火力のサブウェポンをぶち込みまくる戦法が強力。
メインショットもワイド型ながらが瞬間火力があり、上記の戦法の強力な手助けを勤めてくれる。
フォーメーションは有効時間が短いため使いどころを選ぶ必要があり、移動速度が非常に遅いこともあってやや癖がある。
が、本作において動きが遅いことは位置の微調整が容易ということでもある。
また、フォーメーションは他の機体では手も足も出ない位置の敵をも攻撃してくれる上に、画面上に敵機がいない場合は通常より更に早く解除されるため誤発動時のリカバリがとても容易と、本当に便利。
全武装が火力だけでなく、使い勝手の面でも非常に優れているので、使いこなせればかなり強い。

・震電 J-7(日)
エンテ型と呼ばれる独特のフォルムで、完成すれば驚異的な高高度性能を誇る機体になったはずだが、試作1号機がテスト飛行の段階で終戦になった。
日本にはこの機体のファンが多い。
ボスすら一撃で葬ることが可能なサムライソードを最大の魅力とする漢の機体。
全体的に変則的な性能だが、ショットレベルを3で止めておくとフォーメーションで正面にも攻撃できるため、実のところ使い勝手も悪くない。
移動速度が最速という利点もあり、緊急回避性能の低さを克服できれば面白い機体。

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