【稼働開始日】 1984年9月
【発売元】 テーカン
【開発元】 テーカン
【ジャンル】 シューティングゲーム
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概要 (説明は『Wikipedia』より)
テーカン(後のテクモ。現・コーエーテクモゲームス)発売の縦スクロールシューティング。
自機となるファイナルスターを操作し、次々あらわれる敵を倒していく単純明快で爽快なゲームである。
後のキャラバンSTGの祖となったタイトルであり、様々な影響を残したタイトルでもある。
1レバー+1ボタン操作。
空中物と地上物があるが、どちらもショットだけで破壊できる非常にシンプルなスタイルとなっている。
特定のタイミングで出現する「カルデロン」という敵を倒すと友軍機「パーサー」が出現。
パーサーと合体すると自機がパワーアップし、ショットの弾速や移動速度が上がる、ある程度オートで連射できるといった恩恵を受けられる。
敵を一定数倒すとボスとなるエリアターゲットが出現。
撃破するとエリアクリアとなるが、撃破し損ねると再び一定数ザコ処理をしなければならなくなる。
ループゲームで、ALPHA(Α)からOMEGA(Ω)までのギリシャ文字で示された24エリアをクリアするとINFINITY(∞)-AREAとなり以降は数字だけが増えていく。
『ゼビウス』登場の翌年に登場し多数の要素をフィーチャーしているが地上物を狙い撃つ要素を廃し、単純に撃ち続けるシンプルさと多彩な敵の複合により爽快感満点なゲームに仕上がっている。
隠しボーナス取得などで「連射」が重要になってくるのも特徴。
後のキャラバンSTGほどではないが、大量に現れる敵を連射して倒していくだけでも爽快感を得られるため手軽に楽しめるタイトルでもある。
スタート時の「テッテテッテテッテテッテ、テレレレンテレン、テレレレンテレン、テッテテッテテッテテッテテーン♪」というBGMが耳に残っているプレイヤーも多いのではないだろうか。
本作は多種多様な敵が登場し、その全てに独特のアルゴリズムが用意されているのが特徴。
敵の動きに慣れれば先に進みやすくなるものの、油断すれば簡単に被弾するゲームバランスも絶妙。
さらに1000万点に近づくと敵のアルゴリズムが劇的に変化、目に見えてプレイヤーを殺しにかかってくる。
スコア自体は1000万点を超えてもカウントされるが1億点達成は非常に困難を極めるだろう。
『ゼビウス』で注目された隠しボーナスの要素は本作にも取り入れられているが、その種類も多種多様になっている。
有名なものでは、空中で合体する敵「ラリオス」。
合体前にコアが光った瞬間に8発撃ちこんで破壊することで5万点のボーナスが入る。
そして最大のボーナスとなるのが100万点を獲得できる「クレオパトラ」である。
単純明快で多彩な敵の動きや豊富なボーナス要素がプレイヤーを楽しませてくれる名作STG。
誰でも気軽にプレイでき、連射と知識が攻略、ひいてはハイスコアに結びつく優れたゲーム性が後に社会現象にまで発展していくこととなる。
また、敵が空中物と地上物に分かれながらも、そのどちらも通常弾でなぎ倒せると言うシステムは後のシューティングゲームに踏襲され、そういう意味では打ち分け方式のゼビウスより影響力は高いともいえる。
移植版や続編に知名度を奪われがちではあるものの、このAC版あればこそ存在したと考えれば感慨深いタイトルであろう。
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