ロックマン・ザ・パワーバトル(アーケードゲーム◆カプコン)

【稼働開始日】 1995年10月
【発売元】 カプコン
【開発元】 カプコン
【ジャンル】 アクションゲーム

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概要 (説明は『Wikipedia』より)

ロックマンのアーケード初本格参入作品。

本作は初代CPシステムの最終作でもある。

市場に出回っているのはほぼすべてCPS版であるが、少数ながらCPS2版も出荷された。

ハードが異なるためBGMの音色が異なっている。

ゲームの性質上、ゲームセンターではなくデパートや駄菓子屋に置かれることが多い。

しかし、通常のゲーセンで稼働している所も見かけることがある。

選択可能なキャラはロックマン・ブルース・フォルテの3人。

二人同時プレイ可能。

本作では道中に相当する存在が無く、ボス戦のみで一見すると対戦格闘のようだが、ロックマン独特の『倒したボスから武器を奪い取る』『敵のパターンを読んで対処する』と言った基本システムはそのまま継承されている。

ひたすらボス戦が続くのだが、ロックマンシリーズのボス戦の楽しさは上記『敵のパターンを読んで対処する』なので、その魅力は一切損なわれていない。

つまり、本作はかの『ウォーザード』や『究極戦隊ダダンダーン』に近いゲーム性を持っていると言えるだろう。

登場するボス達は本家FCシリーズを踏襲した攻撃が中心。

しかし、本作では全体的なキャラのデザインが本家『7』を彷彿とさせる物になっていたり、16ビットハードでの発売に伴い各種攻撃のグラフィックもダイナミックに変化しているのは見事。

原作を踏襲した特殊武器の中にもバリアを飛ばせる様に改善(プラントマン)、凍結モーションが発生せず貫通しない(アイスマン)と、性能が変化している特殊武器も存在する。

本作は高性能なAC基板での発売という事もあってか、一部キャラに声優によるボイスが追加された。

ボイスは後に本家やXシリーズなどの家庭用作品に逆輸入されており、続編のナビゲーション機能共々次世代作品の基礎システムとなる。

本作はグラフィックこそ豪華だが、音楽の方は容量の少ない初代CPシステムでの発売という事もあってかFM音源が使われている。

このため、Qサウンド全盛期だった1995年当時のカプコンゲーと比較するとどうしても安っぽく聴こえてしまう。

チャージショットや一部の特殊武器性能が行き過ぎた結果、ロックマンにおける醍醐味である「弱点武器でのボス攻略」が形骸化しているのは否めない。

家庭用機で展開していたロックマンシリーズのアーケード進出作。

ゲームシステムこそ原作で言うところのボス戦に特化していて熱心なファンほど違和感を覚えるかも知れないが、 原作の再現度や技術の進歩によるビジュアル面を中心としたアレンジ具合等、とにもかくにも「ロックマン愛」に満ちた作品と言えるだろう。

ゲームセンターでの出回りこそ少々悪いものの、難易度も手頃で、もしも稼働している所を見つけたら是非プレーしてみて欲しい。

●登場キャラクター

・ロックマン(声 – 椎名へきる)
・ブルース(声 – 山野井仁)
・フォルテ(声 – とべこーじ)
・Dr.ワイリー(声 – 石森達幸)
・Dr.ライト
・ラッシュ
・ロール
・ライトット
・カットマン
・ガッツマン
・アイスマン
・クラッシュマン
・ヒートマン
・ウッドマン
・マグネットマン
・ジェミニマン
・ダストマン
・ジャイロマン
・ナパームマン
・プラントマン
・フリーズマン
・ジャンクマン
・クラウドマン
・スラッシュマン
・シェードマン
・ターボマン
・イエローデビル
・VAN・プーキン
・ワイリーマシン
・ワイリーカプセル

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